ドリーマーズ(2003/英/仏/伊/115分) 映画の感想
五月革命前夜のパリ、アメリカ人留学生マシューは、シネマテーク・フランセーズの前で抗議運動に加わっている双子の姉弟テオとイザベルに出会う。映画好きの3人は意気投合し、双子はマシューを自分たちのアパートに招き入れる。映画や毛沢東主義について話をするなどして彼らは交流を深めるが、マシューは二人の性的に開放された態度に戸惑う。両親が長く家を空けることになり、3人の生活はどんどん自堕落になっていく。そんな中、ゲームで勝ったテオは負けたマシューにイザベルを抱くよう命令する。マシューはイザベルを抱こうとするが、実は彼女は処女で・・・。
ギルバート・アデアの小説を『ラストタンゴ・イン・パリ』のベルナルド・ベルトルッチが映画化したエロチックな青春映画。出演者はマイケル・ピット、エヴァ・グリーン、ルイ・ガレルら。本作はベルナルド・ベルトルッチが病に倒れる直前の作品で、アパートの中に閉じこもった男女の性を描いている一方で、そんな彼らの「繭」の外側で起こっている革命がモチーフになっているところなどが監督らしく、また映画好きの学生たちという設定という事で監督の好みのクラッシック映画について数多く言及されるなど、最期の作品ではないが『ドリーマーズ』は監督の映画人生の掉尾を飾るような作品になっているところが興味深い。しかしエヴァ・グリーンという逸材を世に送り出したことは評価に値し、悪い映画ではないが、男性陣にやや魅力がないなど、監督がこれまでの作品のなかで授かってきた映画の神からの祝福は残念ながらここには感じられない。「繭」から抜け出し革命に参じる双子に置き去りにされ、主人公テオが疎外感を覚えるラストはかなり良い。
エヴァ・グリーンのヌード
マイケル・ピット、エヴァ・グリーン、ルイ・ガレルの相性はあまり良いとは感じられないが、そのなかにあって本作が女優デビューであるエヴァ・グリーンの存在感が凄い。私的意見としては、このデビュー作が彼女の代表作に思える(本人にとって良いことではないだろうが)。性的なシーンが本編の大半を埋める映画の中にあって、彼女は非常に大胆なヌードを見せている。
無修正シーンがあるので(日本版DVDなどではボカシが入っている)、ヌード画像へのリンクは貼りません。
ドリーマーズ ウィキペディア
ドリーマーズ IMDb
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Recorded Picture Company Peninsula Films TFM Distribution Medusa Distribuzione Fox Searchlight Pictures
シン・シティ 復讐の女神(2014/米/102分) 映画の感想
シンシティと呼ばれる犯罪渦巻く退廃した街で、マーヴ、ナンシー、ドワイト、ジョニーらの物語が交錯する。ナンシーは邪悪なロアーク上院議員への復讐を誓いを胸にしまい、ギャンブラーのジョニーもまたロアークへの借りを返そうと策を練る。一方私立探偵のドワイトは、かつて自分を捨て金持ちと結婚したエヴァと再会し、彼女に助けを求められて混乱する・・・。
「シン・シティ」と呼ばれる犯罪うずまく退廃した街を舞台に、ギャンブラー、金持ちの妻とそのかつての恋人、復讐を誓うストリッパーらが織りなす人間ドラマを描いたフランク・ミラー原作のコミックを映画化したクライムアクション映画。前作『シン・シティ』の直接の続編で、引き続きフランク・ミラーとロバート・ロドリゲスが共同で監督を務めている。ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、ジョシュ・ブローリン、ブルース・ウィリス、エヴァ・グリーンら豪華俳優陣が共演。前作は原作コミックをそのまま映像化したようなルックや構成が斬新だったが、本作ではその斬新さも薄れ、個々のエピソードもそれほどのめりこめるものとはなっていない。前作のデヴォン青木が演じたような、目立つキャラやアクションもとくにない。どの俳優さんが好みかによっても観た人の感想が違ってくる映画だが、私個人的にはエヴァ・グリーンが関係するお話がそれなりにおもしろかった。
エヴァ・グリーンのヌード
本作で悪女を演じ、他のアメリカ出身の俳優さんとは違うヨーロッパの女優さん独特の雰囲気を醸し出し大胆に脱いでいる彼女は、私の贔屓目だけというわけではなく、たぶん本作で一番目立っている。エヴァ・グリーン目当てで観る分にはオススメの映画。
シン・シティ 復讐の女神 ウィキペディア
シン・シティ 復讐の女神 IMDb
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Dimension Films Aldamisa Entertainment Demarest Films Troublemaker Studios Miramax Solipsist Films A.R. Films The Fyzz Facility The Weinstein Company
300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜(2014/米/102分) 映画の感想
スパルタ王レオニダスが、わすが300の兵を引き連れペルシア帝国の大軍と対峙しようとする一方で、アテナイではテミストクレス将軍率いるギリシャ海軍が、ペルシア軍を迎え撃っていた。ペルシア帝国の指揮官アルテミシアは、テミストクレスを誘惑し懐柔しようとするが拒否される。激しい戦いが続く中、スバルタ兵を全滅させたペルシア帝国の王クセルクセスが自ら大軍を率いてアテナイに迫ってきていた・・・。
前作『300 〈スリーハンドレッド〉』の前後の時間軸で、アテナイ海軍とペルシア海軍の大海戦を描いたシリーズ第二弾。監督ノーム・ムーロ。サリバン・ステイプルトン、エヴァ・グリーン、レナ・ヘディら出演。本作は『300 〈スリーハンドレッド〉』の要素は受け継ぎつつも前作にあったケレン味が全体的に薄れた、よくある歴史戦争映画となっている。主演のサリバン・ステイプルトンも『300 〈スリーハンドレッド〉』のジェラルド・バトラーに比べてかなり小粒。役者陣のなかではペルシヤ軍のアルテミシアを演じた敵役のエヴァ・グリーンが目立っているが、キャラ的には面白みに欠け彼女の魅力が生かしきれていない。戦闘シーンはそれなりに迫力があり、バイオレンスシーンやお色気シーンもあり、前作と比較しなければ、娯楽映画としてそれなりに楽しめる。
エヴァ・グリーンのヌード
ペルシア軍の司令官で、ギリシャに恨みを持ちつつギリシャ出身の女戦士でもあるエヴァ・グリーン演じるアルテミシアが本作の実質的主人公。戦の最中にサリバン・ステイプルトン演じるアテナイの総大将テミストクレスと濡れ場を演じそこでヌードを見せている。なんとも作為的で間が抜けているこの分かりやすいサービスシーンは、作品の緊張感を台無しにしていると思う。
300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 ウィキペディア
300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 IMDb
300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 エヴァ・グリーンのヌード画像へのリンク
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Warner Bros. Pictures Legendary Pictures Cruel and Unusual Films Atmosphere Pictures Hollywood Gang Productions
エヴァ・グリーンがヌードになった映画
エヴァ・ガエル・グレーン(Eva Gaëlle Green, 1980年7月5日 – )は、フランスの女優、モデル。
2003 ドリーマーズ The Dreamers
2009 汚れなき情事 Cracks
2010 愛を複製する女 Womb
2011 パーフェクト・センス Perfect Sense
2011 CAMELOT 〜禁断の王城〜 Camelot TVドラマ
2014 300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 300: Rise of an Empire
2014 シン・シティ 復讐の女神 Sin City: A Dame to Kill For
2014 – 2016 ナイトメア〜血塗られた秘密〜 Penny Dreadful TVドラマ
2019 約束の宇宙 Proxima