ジャスティス 闇の迷宮(2003/西/英/米/107分) 映画の感想
1976年から1983年ののアルゼンチン、軍事独裁政権下「汚い戦争」と呼ばれた白色テロが横行するなか、舞台演出家のカルロスの妻でジャーナリストのセシリアが軍事政権に批判的な記事を書いたとして政府に拉致される。彼女を必死に捜索するなかでカルロスは霊視の能力に目覚め、同じく政府よって拉致された人々の家族を助けるが、同時に政府によって拷問・凌辱される妻を霊視してしまい苦悩する…。
「汚い戦争」と呼ばれた、数万人に上る反政府の人々を政府が拉致・拷問・殺害した(空から人々を投げ落としたりした…)アルゼンチンの軍事独裁政権下で起こった史実を題材とした映画。監督は『危険な関係』『危険なメソッド』などの脚本を手掛けたクリストファー・ハンプトン。カルロス役にアントニオ・バンデラス、セシリア役にエマ・トンプソン。アントニオ・バンデラスを主演に南米の軍事独裁政権の横暴をマジックリアリズムを交えて描いているところなどがジェニファー・コネリーが出演した『愛の奴隷』に似ている。お話自体は興味深いのにそれを監督の「平凡」な演出が「平凡」な作品にしてしまっている所も同じ。ただ『愛の奴隷』に比べ、『ジャスティス 闇の迷宮』は女性への直接的な暴力描写が多く、観ていてより暗い気分になってくる。それにしてもチリのピノチェトにしてもアルゼンチンの軍事政権にしても、そう遠くない過去にここまでの政府による国民への大規模かつ残酷な迫害が行われていたという事実には目が眩む。
エマ・トンプソンのヌード
アカデミー主演女優賞を受賞した名女優エマ・トンプソンが、政府に拉致され拷問され凌辱されるといういわゆる汚れ役を熱演。ただアントニオ・バンデラスにしても彼女にしても俳優の演技を監督の平凡な演出が駄目にしてしまっているのがもったいない。アントニオ・バンデラスとのラブシーンなどでヌードをみせている(ここも『愛の奴隷』と同じ)。
ジャスティス 闇の迷宮 ウィキペディア
ジャスティス 闇の迷宮 IMDb
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エマ・トンプソンがヌードになった映画
デイム・エマ・トンプソン(Dame Emma Thompson, DBE, 1959年4月15日 – )は、イギリスの女優。『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞。
1990 The Tall Guy
1995 キャリントン Carrington
1997 ウィンター・ゲスト The Winter Guest
2003 ジャスティス 闇の迷宮 Imagining Argentina
2003 エンジェルス・イン・アメリカ Angels in America TVドラマ
2022 グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ Good Luck to You, Leo Grand