ボイス・フロム・ザ・ダークネス(2017/米/91分) 映画の感想
第二次大戦後のイタリアを舞台に、母親の死をきっかけにして言葉を話さなくなった少年を精神的に回復するために雇われた世話係の女性が体験する不可思議な出来事とその顛末を描いた映画。
小説が原作の映画で、ヘンリー・ジェイムズの幽霊譚「ねじの回転」やダフニ・デュ・モーリエのミステリー「レベッカ」に似た雰囲気をもったある種のロマンチックホラー。主演は『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラーク。基本の話自体は悪くないが、演出がまずく何が言いたいのか焦点が定まっていなかったりややミスキャスト気味であったりして、それが活かされていない(ギレルモ・デル・トロあたりならこの題材でもっとうまく撮ると思う)。個人的に嫌いではないが、名作として残っていくような映画ではない。
エミリア・クラークのヌード
主演のエミリア・クラークは閉ざされた少年の心を開かせようとする女性を演じる。彼女が好演した『世界一キライなあなたに』(秀作)と似たような役で、本作でもそんな彼女の魅力は発揮されているが、映画全体の出来が悪くそれが活かしきれていないのが残念。それなりに大胆なラブシーンやヌードのシーンがあり(無駄脱ぎに近いが)、それも含め、彼女のファンには良い映画(私もその一人)。
参照リンク
ボイス・フロム・ザ・ダークネス ウィキペディア
ボイス・フロム・ザ・ダークネス IMDB
ボイス・フロム・ザ・ダークネス エミリア・クラークのヌード画像へのリンク
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