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ナスターシャ・キンスキーのヌード 今のままでいて他

アネット・オトゥール

まわり道(1975/西独/103分) 映画の感想

西ドイツ、スランプに陥った作家志望のヴィルヘルムはインスピレーションを求めて故郷の町を出て(自分探し)の旅に出る。旅の途中で彼は旅芸人の元ナチスの男ラエルテスと言葉を話さない少女ミニョン、詩人気取りの若者ランダウと出会う。そこにヴィルヘルムに好意を持つ女優テレーゼも加わり、四人は金持ちの叔父の家があるというランダウに引き連れられてとある古城へと向かうが、そこは叔父の家ではなく・・・。

ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』から登場人物の名を借りたヴィム・ヴェンダース監督の「ロードムービー三部作」の第二作(他は『都会のアリス』『さすらい』)。出演リュディガー・フォーグラー、ハンナ・シグ、ナスターシャ・キンスキーなど。旅をするということ自体にそもそも物語性が含まれているわけだが、本作にはその物語に明確な目的も結末もなく、内省(哲学的・文学的)する主人公の微細な心の動きが旅の詩情を通して描かれるリリカルな作品となっている。ゲーテのみならずヘルマン・ヘッセなど内省する若者の「心の旅路」を描いたドイツ文学を下敷きにしていて(私はあまりドイツ文学には詳しくないが)、初期の作品らしく、そこにナチスの贖罪や旅芸人など監督らしいテーマやモチーフが盛り込まれている。当時13歳のナスターシャ・キンスキーが本作で映画デビューを果たし、女優としての圧倒的な輝きと存在感を発揮し、後の『パリ、テキサス』など監督とのコンビのその端緒ともなった作品としても記念すべき映画。

ナスターシャ・キンスキー

ナスターシャ・キンスキーは初老の元ナチスの男とコンビを組む口を利かない大道芸を得意とする不思議な少女の役で、難役というか俳優としてはおいしい役。それを彼女は見事にこなしていてお釣りがくるぐらいで、後の彼女の大女優としての歩みを予見するものとなっている。主人公に恋心を抱いていて、彼を誘惑する場面で胸を見せている。

参照リンク

まわり道 ウィキペディア
まわり道 IMDb
まわり道 ナスターシャ・キンスキーの画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Axiom Films

悪魔の性キャサリン(1976/英/西独/95分) 映画の感想

悪魔崇拝者たちが、若い修道女を儀式に使って、悪魔を現代に蘇らせようとするホラー映画。

当時15歳だったナスターシャ・キンスキーがヌードになっていることで有名な映画。リチャード・ウィドマーク、クリストファー・リー、デンホルム・エリオットら映画ファンお馴染みの役者が出演。チープさは否めず一般的な評価は高くないが、ハマーフィルムが制作していて、ハマー独特のおどろおどろしい怪奇色や特撮の見せ場、誇張気味の役者陣の演技、そし適度のエログロなどが、ホラー映画ファンには楽しい〝珍品〟。まぁナスターシャ・キンスキーが出演しているのが一番のプラス要素ですが・・・。

ナスターシャ・キンスキー

ナスターシャ・キンスキーは悪魔復活の儀式のために産み育てられた若い修道女の役。後半にアンダーヘアまで見せるオールヌード。他にもベッドの上でパンツ丸出しで悶えるシーンも。ニキビぽいものが映し出されていたりもするが、これで15歳とは思えない完成された美しさ。
若くして一流で、おそろしく芸歴が長いことに驚く。

今のままでいて(1978/伊/95分) 映画の感想

造園設計士の中年の男が自分の娘ぐらいの年齢の少女と知り合い関係を結ぶが、その少女が男の実の娘かもしれないという疑惑が生じ、そこから彼の家族も絡んだ少し苦い人間模様が展開される恋愛ドラマ。

監督はイタリアの名匠アルベルト・ラットゥアーダ。主演の中年の男に名優マルチェロ・マストロヤンニ、少女の役にナスターシャ・キンスキー。10代のナスターシャ・キンスキーが大胆過ぎるヌードを見せている映画として有名だが、老いや若さや男女の愛や家族といった人間の機微がきちんと描かれ、ロケ地や撮影や音楽の素晴らしさからくるムードの良さも心地よい古き良きヨーロッパ映画となっており、エロ抜きであったとしても現在でも十分鑑賞に堪える名作。個人的にはマルチェロ・マストロヤンニとナスターシャ・キンスキーの恋愛映画で音楽がエンニオ・モリコーネという時点で昇天してしまう。個人的に好きな映画。

Così come sei. Ennio Morricone YouTube

ナスターシャ・キンスキーのヌード

本作の彼女のヌードは大胆過ぎ、作品のバランスをやや崩してしまっているほど。

10代の彼女の容姿肢体は驚くほどキレイ。彼女がヌードになっているということに重きを置くならば本作は間違いなく最高峰の映画。

テス(1979/英/仏/186分) 映画の感想

19世紀末のイングランド。自分たちが没落貴族の末裔だと知った貧しい農家の男は、それを頼りに娘のテスを金持ちの家に援助を請いに向かわせる。しかしテスはその金持ちの家の息子に犯され妊娠する。実家に戻ったテスは子供を出産するが、赤ん坊はすぐに死ぬ。その後、テスの過去を知らない身寄りの良い男エンジェルに彼女は求婚される。テスは自分の過去を告白しようとして失敗し、そのまま求婚を受け入れてしまう。結婚式の夜、テスはやっとのことで告白を果たすが、エンジェルはテスを許せず家を出て行ってしまう・・・。

トーマス・ハーディの小説をロマン・ポランスキーが映画化した、数々の賞に輝いた文芸映画の名作。主演のテスにナスターシャ・キンスキー。この時18歳だったのに驚くが、それ以前は裸を売り物にしたような映画に多く出演していたイメージの彼女が、本作ではほとんど肌を露出しない。撮ろうと思えばできたはずの内容の映画だが、それをやらなかったことに彼女とポランスキーの本気度を感じる。とくべつ突飛なところもない落ち着いた作りの映画だが、しかしそのすべてのシーンの演出が的確で、撮影や美術も素晴らしく、映画ファンとしては鑑賞している間至福の時を味わえる。悲観主義ともいわれるトーマス・ハーディの物語はシリアスで、私は初観賞時、手紙を渡しそびれたことぐらいで崩れていく主人公の人生の顛末に理解が追い付かず、頭がクラクラしたことを記憶している。原作が出版された当時、身持ちの悪い女に同情的すぎるという批判もあったらしく、現代との価値観の違いに驚く。ポランスキーは妻で女優のシャロン・テートから原作の映画化を進められ、彼女自身もテス役を望んでいたという。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

このテスという役は間違いなくナスターシャ・キンスキーの代表作だろう。難役を若い彼女が精一杯演じ、それがまた役柄とも呼応していて、かつフォトジェニックで、とくに田園風景に映え、本当に本作の彼女は美しく素晴らしい。前年に公開された、彼女が不必要に脱いでいた『今のままでいて』などとは違い、彼女の肌の露出はほぼなく、授乳シーンで一瞬胸が見えるだけだ。

参照リンク

テス ウィキペディア
テス IMDb
テス ナスターシャ・キンスキーのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Renn Productions Timothy Burrill Productions SFP Columbia-EMI-Warner Distributors AMLF

ワン・フロム・ザ・ハート(1982/米/107分) 映画の感想

メカニックのハンクと旅行代理店に務めるフラニーは付き合って五周年の恋人同士だったが、独立記念日の前夜に喧嘩別れする。ハンクはサーカスの女の子ライラ、フラニーはウェイターで歌手のレイと出会いそれぞれが理想の夜を過ごす。しかしハンクはフラニーのことが忘れられず彼女とレイのもとに押し掛ける…。

『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』のフランシス・フォード・コッポラによるミュージカル映画(出演者が歌って踊ることはない)。出演はフレデリック・フォレスト、テリー・ガー、ナスターシャ・キンスキー、ラウル・ジュリア。コッポラの映画会社アメリカン・ゾエトロープが映画の制作費の大半を出資し、監督が映画の全てをコントロールし、脚本、美術、音楽、撮影(ヴィットリオ・ストラーロ)など徹底的にこだわり、市井の人々が体験する一夜限りの理想の恋と冒険とそこからの現実と真実の愛への回帰を、リアリズム映画とフォーリズム映画の技法を混ぜ合わせて描いた「贅沢な」作品。そのアメリカ映画らしくない素朴かつ幻想的な物語や、スタジオに作られたセットで監督が全てを掌握したうえで映画の全編が撮影されている事など、スタジオ撮影を好んだ中期のフェデリコ・フェリーニの作品に似た雰囲気を持った作品に本作は仕上がっていてそこが魅力的(サーカスの娘の登場など監督も意識しているように感じられる)。『ワン・フロム・ザ・ハート』は批評的にも興行的にも大失敗し、コッポラはそれによって破産したが、本作はヨーロッパ映画の一部の巨匠たちだけに許されていた類の「アート映画」であり(当時のコッポラはそれをアメリカ映画界で可能にするだけの力があった)、『地獄の黙示録』とともに(こちらは批評的にも興行的にも成功)、アメリカ映画においては非常に特異な位置づけの作品で、アメリカ産の娯楽映画としては失敗し観客に嫌われたかもしれないが(当時のコッポラには『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』のような刺激的な作品が求められていただろう)、「アート映画」としては成功していると私は思う。

テリー・ガーのヌード

『トッツィー』などで知られるテリー・ガーは、フレデリック・フォレスト演じるハンクの恋人のフラニー役。日本ではどちらかというとナスターシャ・キンスキーが出演している映画として知られているかもしれないが、彼女が『ワン・フロム・ザ・ハート』のヒロイン。市井の女の役に彼女はぴったりで演技も良く、フレデリック・フォレストのコンビは地味かもしれないが、作品のトーンにはあっていて素敵。

ナスターシャ・キンスキー

市井の女の役のテリー・ガーに対し、ナスターシャ・キンスキーは主人公が一目ぼれするサーカスの女の子という対照的な役。出番は多いとは言えないが、サーカスの衣装に身を包み曲芸を見せたり綱渡りを見せたりする彼女が、役柄も相まって妖精のような不思議な魅力を醸し出し目立っていて実に良い。彼女の胸チラが見られる。

キャット・ピープル(1982/米/118分) 映画の感想

発情すると黒豹になり、元に戻るには人間を殺すしかないキャットピープルの一族の末裔である女の悲劇を描いた映画。

1942年制作の『キャット・ピープル』のリメイク。監督はポール・シュレイダー。キャットピープルの兄妹役にマルコム・マクダウェルとナスターシャ・キンスキー。異様な雰囲気に包まれた映画。その一番の要因は猫っぽさも考慮されてキャスティングされたマルコム・マクダウェルとナスターシャ・キンスキーの独特の容姿にある。そこに、近親相姦、人間の内なる野獣性、性的描写、残酷描写、原始呪術、ノワールともまた違うアメリカ映画には珍しいじとっとした陰鬱なムードなどが結びつき、本作を一度観たら忘れられない映画にしている。ナスターシャ・キンスキーはもちろんだが、マルコム・マクダウェルの演技と裸もなかなかえぐい。人間全体を変形させるという『ハウリング』だとか『狼男アメリカン』によって革新された特殊メイクの技術が使われているのも見所で、スプラッター描写もかなり過激。昔、何度かTVの地上波のゴールデンタイムで放送されていたが、こんなの子供が観せられたらトラウマになってしまう。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

主役のキャットピープルの女を演じたナスターシャ・キンスキーは、「絶世」のという表現がふさわしい美女。外を徘徊するシーン、手足を縛られてのセックスなど、ヘアまで見せる大胆な脱ぎっぷりを見せている。本作の彼女はエッチというよりも妖艶と呼ぶのが相応しく、いやらしさとはまた違う独特の雰囲気をまとっている。処女で兄に近親相姦を迫られるという設定の役だが、ナスターシャ・キンスキーの父親で俳優のクラウス・キンスキーが小児性愛者であったこと、ナスターシャ・キンスキーが10代初めから映画の中でバンバンヌードになっていたことなどを知っていると(姉と違い彼女は被害にあっていないともいうが)、いろいろ考えさせられる役所である。どんな汚れ役を演じても失われない「透明感」は、女優としての彼女の魅力の一つである。

アネット・オトゥールのヌード

アネット・オトゥールは動物園で働く職員の役。深夜のプールでトップレスで泳ぐシーンがある。ここは大して話の筋に関係がなく、完全にサービスシーン。彼女は80年代のメジャーな映画でたびたび顔を見かけた女優さんだが、本作はさんな彼女のお宝ヌードが見られる作品ともいえるだろう。

リン・ローリーのヌード

リン・ローリィはキャットピープルに襲われる娼婦の役。『処刑軍団ザップ』『シーバース』『ザ・クレイジーズ』などに出演し、ホラー映画ファンには馴染みの女優さん。黒の下着姿がなかなかセクシーで、黒豹に襲われるシーンで胸を見せる。ここは誰かが「ひもで引いた」みたいに彼女のブラジャーが飛ぶのが失笑物の(いい味の!)、迷ヌードシーンである。

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マリアの恋人(1984/米/109分) 映画の感想

第二次世界大戦で日本軍の捕虜となり収容所で過酷な生活を送ったイヴァンには、故郷にマリアという思い焦がれる幼馴染の女がいた。帰郷後イヴァンはマリアと念願の結婚を果たすが、収容所生活のトラウマで、彼は他の女は抱けてもマリアとだけはセックスができなくなってしまっていた。お互いに愛し合いながら二人は別居し、マリアは流れ者の男と関係を持ち処女を奪われる・・・。

ナスターシャ・キンスキー、ジョン・サヴェージ共演。監督は『暴走機関車』のロシア人監督アンドレイ・コンチャロフスキー。戦場や捕虜収容所での過酷な体験でPTSDを患った男と美しい妻との関係をつづった秀作ドラマ。自分を抱いてくれない夫に傷つき性への欲求不満で悶々とするナスターシャ・キンスキー演じる人妻が哀憐かつエロチック。イヴァン役のジョン・サヴェージをはじめ、その父親役のロバート・ミッチャム、マリアと関係を持つ流れ者の歌手役のキース・キャラダインも好演。ちなみにビビアン・スー出演の『ビビアン・スーの桃色天使』という映画が、収容所(刑務所)での過酷な生活、とくにネズミがトラウマになっているところなど本作と非常に似たお話となっていて、影響を受けているというか多分まんまパクっているように思われる。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

本作のナスターシャ・キンスキーも、『キャット・ピープル』に続いて処女の役!それにしても映画のなかで何度も彼女に対して美しい美しいと連呼されるのだが、そんな女優さんはナスターシャ・キンスキーぐらいだと思う。ラブシーンなど随所でヌードを見せるが、『キャット・ピープル』のような露骨さはない。夫に抱いてもらえずに鏡の前で半裸になって悶々としているシーンがなんとも美しく、そしてエロチック(このシーンは彼女のキービジュアルといえるほど有名)。

参照リンク

マリアの恋人 ウィキペディア
マリアの恋人 IMDb
マリアの恋人 ナスターシャ・キンスキーのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Cannon Films

ハーレム(1985/仏/113分) 映画の感想

キャリアウーマンのダイアンはニューヨークで恋愛とは無縁の生活を送っていた。そんなある日、彼女は某国の首長兼石油王によって拉致され砂漠の中の彼のハーレムに軟禁される。不安を覚えるダイアンだが、首長は彼女に紳士的に接し彼女への愛を語り、やがてダイアンも孤独を抱える彼の不思議な魅力に惹かれはじめ・・・。

ナスターシャ・キンスキーがハーレムに拉致される女、『ガンジー』のベン・キングスレーがそのハーレムの主を演じたラブロマンス映画。監督はアルテュール・ジョフェ。ハーレムに拉致されるナスターシャ・キンスキーということで良からぬことを想像する人も多いかもしれないが、彼女のヌードシーンはあるものの基本は彼女とベン・キングスレーによるしっとりとした大人の恋愛映画。ただそれも表面的なもので、美男美女の二人の容姿や静かな演技やキレイな映像に覆い隠されているが、実際はハーレムの主でありながら対人関係とくに女性関係がからっきしダメな童貞臭いおっさんが美女を拉致し、拉致した女性の方から逆に恋やセックスの手ほどきを受けるというへんてこなシチュエーションと物語の映画。私は本作を初めて観たとき(予想に反して)かなりおとなしくて退屈でへんな映画だなと感じたものだが、観返してみて、そんな変な部分にも味を感じ、なによりもエキゾチックな舞台においてナスターシャ・キンスキーの美しが一際際立っている映画であることを再認識しわりとこの映画に好意的になった。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

ヌードシーンは多くはないが、先に述べたように二十代の彼女の美しさが際立った彼女の出ずっぱりの彼女のための映画で、ファンにとっては必見の映画(過度の期待はしないでね)。

参照リンク

ハーレム ウィキペディア
ハーレム IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
UGC Europe 1

ワン・ナイト・スタンド(1997/米/102分) 映画の感想

出張でニューヨークを訪れたCMディレクターのマックスはかつての同僚でエイズに感染し病に苦しむゲイのチャーリーを見舞う。マックスは偶然出会ったカレンという女性に心惹かれ、帰りの飛行機に乗り遅れた彼は彼女と一夜を共にする。その後チャーリーの様態はますます悪化し、マックスは彼を見舞うが、病院でカレンと再会し驚く。カレンはなんとチャーリーの兄の妻だったのだ・・・。

ウェズリー・スナイプス(マックス)、ナスターシャ・キンスキー(カレン)、ロバート・ダウニー・ジュニア(チャーリー)、カイル・マクラクラン(チャーリーの兄)、ミン・ナ(マックスの妻)、と有名俳優が共演し、『リービング・ラスベガス』のマイク・フィギスが監督した恋愛(不倫)ドラマ。多人種間の恋愛と結婚、エイズの問題や同性愛者への差別(差別する側はすべて白人)、商業主義批判、後悔のない人生論など、テーマやメッセージ性を〝うざい〟ほど出しているが、それがとくに活かされておらず、それらが結局は〝リベラル〟な主人公の不倫を肯定する材料(出汁)に使われてしまっているのもいただけない。オチも酷い。『リービング・ラスベガス』の監督の映画とは思えない凡庸な作品(もとは『氷の微笑』の脚本家ジョー・エスターハスの企画で、最初の監督候補はエイドリアン・ラインだった)。ロバート・ダウニー・ジュニアとウェズリー・スナイプスとの関係性や彼らのやりとりは良かった。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

全体的に凡庸な作品であるが、年を重ねますます美しさを増したナスターシャ・キンスキーが見られるのは彼女のファンとしては嬉しいところだろう。ウェズリー・スナイプスとのベッドシーンがあるが露出は少なく、一部のヌードもおそらくボディダブル。

ミン・ナのヌード

ウェズリー・スナイプスの妻役のアジア人女優さんがどこかで見た顔だと思っていたら、調べてみたら映画『ストリートファイター』で春麗役を務めたミン・ナ(ミンナ・ウェン)だった。ウェズリー・スナイプスとのベッドシーンでナスターシャ・キンスキー以上のセクシーな演技を見せ、ヌードも披露(なんか得した気分)。

エクスタシー・ワンス・モア 愛をもう一度…(2001/米/95分) 映画の感想

付き合っていた女性にストーカー的に付き纏い監禁暴行した男が精神科医の助けで条件的に釈放されるが、その男が今度は精神科医の妻に執着し恐怖に陥れるというお話。

ナスターシャ・キンスキーが夫の浮気に悩みストーカーに怯える人妻役として出演した、彼女の女優としての通俗的なイメージを反映したようなエロッチックサスペンス。『LOST』のソーヤ役で有名なジョシュ・ホロウェイがストーカー役、悪役のイメージが強い『マチェーテ』のジェフ・フェイヒーが精神科医役。ジョシュ・ホロウェイにとっては劇場用映画デビュー作。典型的なストーカー映画かと思いきや、少しだけひねりがあって、役者陣も魅力があり、小粒だが日本のTVの二時間サスペンスを観るような感覚でなら楽しめる映画。

ナスターシャ・キンスキーのヌード

ナスターシャ・キンスキーは70年代から映画界で活躍し、芸歴がそうとう長いが、10代でデビューした彼女はこの作品でもまだ40歳。相変わらず美しいが、彼女出演のエロッチックサスペンスを謡いながらヌードシーンはすべて代役(ボデイダブル)。ただナスターシャ・キンスキーが完全に中心の映画で、じっくり彼女の演技と姿を堪能できる彼女のファンにとっては良い映画。

ナスターシャ・キンスキーがヌードになった映画

ナスターシャ・キンスキー(Nastassja Kinski, 1961年1月24日 – )は、旧西ベルリン出身の女優。父親は俳優のクラウス・キンスキー。13歳のときにヴィム・ヴェンダース監督の『まわり道』で映画デビュー。

1975 まわり道 Falsche Bewegung Amazon
1976 悪魔の性キャサリン To the Devil, a daughter Amazon
1977 危険な年頃 Tatort: Reifezeugnis テレビシリーズ Amazon
1977 レッスンC Leidenschaftliche Blümchen Amazon
1978 今のままでいて Così come sei Amazon
1979 テス Tess Amazon
1982 ワン・フロム・ザ・ハート One From the Heart Amazon
1982 キャット・ピープル Cat People Amazon
1983 哀愁のトロイメライ Frühlingssinfonie Amazon
1983 愛と死の天使 Exposed Amazon
1984 殺したいほど愛されて Unfaithfully Yours Amazon
1984 ホテル・ニューハンプシャー The Hotel New Hampshire Amazon
1984 マリアの恋人 Maria’s Lovers Amazon
1985 ハーレム Harem Amazon
1987 恋の病い Maladie d’amour Amazon
1997 ワン・ナイト・スタンド One Night Stand Amazon
1998 スーザンズ・プラン 殺せないダーリン Susan’s Plan Amazon
2001 エクスタシー・ワンス・モア 愛をもう一度… Cold Heart Amazon

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