スーザン・サランドンブルック・シールズミラ・ジョヴォヴィッチ

ブルック・シールズのヌード 青い珊瑚礁他

スーザン・サランドン

青い珊瑚礁 (1980年/米/105分) 映画の感想

南太平洋でイギリスの帆船が遭難する。8歳のリチャードと7歳のエメラインは料理夫のパディともに船で脱出し、とある無人島に漂着する。流れ着いた船の漂着物を拾い上げ、2人はそこでパディに教え守られながら暮らす。しかしパディは急死し、子供たちは二人だけで生きることを強いられることになる。二人は助け合いながら成長し、やがてお互いのことを異性として意識し始める・・・。

ヘンリー・ドヴィア・スタックプールによる1901年の小説の3度目の映画化作品。監督は『グリース』『青い恋人たち』のランダル・クレイザー。撮影時14歳だったブルック・シールズが全編裸に近い格好で出ずっぱりの、ぶっちゃけエロ・エクスプロイテーション映画。当時まだまだビデオも普及しておらず、エロは映画の一大コンテンツで、本作は世界中でヒットした。「続編」の『ブルーラグーン』(1991)を含め今では制作しづらい類の映画だろう(実際同じ原作をもとにした2012年製作の『ブルーラグーン ~恋の目覚め~』は全く違うアプローチとなっている)。といっても、前半は子供たちと料理夫とのやり取りが微笑ましく、この導入部分から中盤、後半にかけてもわりと健全な人間の成長過程が描かれていて、へたな性教育フィルムなんかよりも教育的。無人島(原住民はいるという設定)を舞台にした登場人物も少ない映画だが、見せ場もところどころに用意されていて最後まで飽きずに観られる。すこし物悲しいラストも良い。フィジーのヤサワ諸島でロケされていて、映し出される風景がとにかく美しく、そこに半裸の若い美男美女が戯れる姿が映し出され、その光景には強い楽園感を感じさせる。

ブルック・シールズのセミヌード

未成年だった彼女のヌードシーンは当時32歳のキャシー・トラウトという素潜りダイバーでモデルの女性が務めていた。乳房が見えないように撮影中は髪の毛をブルック・シールズの胸に張り付けていた。映画が娯楽の王様として今よりもさらに高いステータスを誇っていた頃にメジャーな映画の主役に抜擢されるような女の子は、たとえそれがエッチな映画であっても「選ばれた人」だったことが本作を観れば分かる。

参照リンク

青い珊瑚礁 ウィキペディア
青い珊瑚礁 IMDb
青い珊瑚礁 ブルック・シールズの画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Columbia Pictures
この記事の映画の出演女優さんは未成年ばかりなのでヌード画像のリンクは控えています。

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ブルーラグーン(1991/米/101分) 映画の感想

ブルック・シールズ主演の『青い珊瑚礁』の続編という位置づけの映画。前作で二人の間に生まれた赤ん坊の男の子が洋上で船に救助される(両親は死亡)。しかしその船でコレラが発生し、男の子は船の乗客だったサラという女性とその赤ん坊の女の子と一緒にボートで脱出し、3人は前作で登場した島に流れ着く。二人の子供たちはそこで育てられすくすくと育つが、サラは病気で死んでしまう。時が経ち成長した二人はお互いを異性として意識しはじめ・・・。

後半の展開がかなり違うがそれ以外は「前作」(完全には話は繋がっていないが)とほとんど同じ内容の「続編」。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。『青い珊瑚礁』の売りだった天国のような美しい場所で半裸の若い男女が愛し合いともに生きるという楽園感は本作にも感じられるが、それも含めすべてが前作の劣化版のようなクオリティの凡作。前作とは違う後半の展開も、『青い珊瑚礁』の続編を観に来たら『ジョーズ』を見せられたといった風なオチで失笑物。

ミラ・ジョヴォヴィッチのヌード

前作のブルック・シールズとほとんど同じ役所を当時15歳(撮影時)だったミラ・ジョヴォヴィッチが演じている。ブルック・シールズのヌードは大部分代役によるものだったが、ミラ・ジョヴォヴィッチの場合は本人がはっきりとヌードを見せている(撮影時15,6歳)。映画の出来はともかく、ミラ・ジョヴォヴィッチは本作への出演で有望な若手女優として注目された。

参照リンク

ブルーラグーン ウィキペディア
ブルーラグーン IMDb
ブルーラグーン ミラ・ジョヴォヴィッチの画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Price Entertainment Columbia Pictures

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ブルーラグーン ~恋の目覚め~(2012/米/89分) 映画の感想

高校の優等生エマは学校の研修旅行でトリニダードに向かう。エマは旅先での船上パーティーの途中海に落ちてしまう。彼女はディーンという若者に救われるが二人を乗せたボートは船からはぐれ無人島に流されてしまう。エマはもともとディーンに惹かれており、島に流された二人は助け合いながら生活し、やがて結ばれる・・・。

エマ役にインディアナ・エヴァンズ、ディーン役に『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の。監督はミカエル・サロモン, ジェイク・ニューサム。ミカエル・サロモンはテレビ映画の監督が多いが、それ以上に撮影監督として有名で、彼が参加した作品には『バックドラフト』『オールウェイズ』『アビス』などがある。ミカエル・サロモンの貢献か、本作の映像はすごくきれい。『青い珊瑚礁(ブルーラグーン)』の原作及びブルック・シールズが主演を務めたその映画化作品の正式なリメイク扱いのテレビ映画だが、舞台を現代に置き換え遭難する男女もティーンエージャーというかなりの翻案がなされていて、無人島が舞台という以外似ても似つかない作品(立場の違う男女が無人島に流されるという事ではむしろ『流されて』の方が近いように感じる)。原作及び過去の映画版の良さを一切引き継いでいない設定で無人島生活といっても100日ほどでとくに苦難らしい苦難もなくただ美男美女がいちゃつくところを見せられる作品だが、二人が魅力的で、映画のつくりもしっかりとしていて駄作というわけでもない。デニース・リチャーズが主人の母親役(!)で出ているが、これが意外と良く、個人的には彼女が出ている数少ない「まとも」な映画として評価したい。

インディアナ・エヴァンズのセミヌード

インディアナ・エヴァンズ(カワイイ)はテレビドラマを中心に活躍している女優さん。ブレントン・スウェイツとセクシーなシーンを演じているが、露出は少ない。

プリティ・ベビー(1978/米/110分) 映画の感想

1917年のアメリカ、娼婦である母親と娼館に暮らすおてんばな12歳の少女ヴァイオレットはヴァージンを客に買われるという形で自らも娼婦となる。しかし奔放な母親は彼女を置いて男とともに旅立ってしまう。娼館に残されたヴァイオレットは娼館の仲間に助けられてたくましく生きるが、写真家のベロッキが彼女に興味を示し、二人は恋に落ち娼館を出る・・・。

児童婚や売春宿が当たり前のものだった20世紀初頭のアメリカを舞台に、それらの風俗の表向きの終焉と、それに関わる人々の生活を生き生きと描く。監督は『死刑台のエレベーター』や『地下鉄のザジ』『ダメージ』などのルイ・マル(正真正銘の名匠)。当時12才だったブルック・シールズが12才の娼婦ヴァイオレットを演じ、その演技力と美しさとと劇中の大胆なヌードシーンで大いに話題を呼びスターとなった。ロリータものといっていい映画だが、陰湿さはなく、むしろ庶民の逞しさやある時代へのノスタルジアを強く喚起させる名作。少女と大人の恋はこの映画の本質部分ではないと思う。

ブルック・シールズ

当時12才だったブルック・シールズのオールヌード他、直接の性交を暗示するシーンなどある。いろな意味で本作が最強の美少女映画であることは間違いない。

スーザン・サランドンのヌード

スーザン・サランドンはブルック・シールズ演じる少女の母親役。ブルック・シールズの少女ヌードが有名な映画だが、スーザン・サランドンも写真家のモデルになったシーンなどでヌードを見せている。奔放で逞しい娼婦としての彼女の生きざまも、ブルック・シールズの役と並んで、名作である本作の強いアクセントとなっている。

ブルック・シールズがヌードになった映画

ブルック・シールズ(Brooke Shields、1965年5月31日- )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の女優、モデル。

子役自体のインパクトが強いが、彼女がヌードになった映画は少ない。彼女が10歳の時に写真家のギャリー・グロス(Garry Gross)によってヌード写真が撮られ、かなりの物議を醸した。

1978 プリティ・ベビー Pretty Baby
1980 青い珊瑚礁 Blue Lagoon セミヌード

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