アリシア・ヴィキャンデルソノヤ・ミズノ

アリシア・ヴィキャンデルのヌード リリーのすべて他

アリシア・ヴィキャンデル

リリーのすべて(2015/英/米/独/119分) 映画の感想

1929年代半ばのデンマーク、風景画家のアイナーは肖像画家の妻ゲルダのもとめに応じてストッキングをはいて彼女の絵のモデルになる。そのことがきっかけで冗談半分でアイナーは女装しゲルダとともに外出したりするようになるが、それとともにアイナーは自分を女性として性自認し「リリー」と名乗るようになる。ゲルダは女性として男性に恋心を抱き性適合手術までを決意する「夫」に戸惑いながらも「彼女」を支え続ける・・・。

歴史上初めて性別適合手術を受けたとされるリリー・エルベの生涯をもとにした映画(史実とは完全には一致しないらしい)。監督は『キャッツ』のトム・フーパー。アイナー/リリー役に『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、彼を支えるゲルダ役に『エクス・マキナ』のアリシア・ヴィキャンデル。史実に基づいた映画という事で、男性が女性としての自分自身に気づき性自認していく過程が他の映画と比べても「リアル」に描かれている。この映画の構成自体は困難(難病)を抱えた「夫」を支える妻というありがちのもので特筆すべきものはなく監督の演出も単調だが、そういったジェンダーアイデンティティーの要素やディ・レッドメインとアリシア・ヴィキャンデルの好演が、その単純で単調な映画を少しだけ興味深く観られるものにしている。

アリシア・ヴィキャンデルのヌード

男性から女性へと変わった夫(彼女から見て)を支えつつもそこに複雑な感情が見え隠れするという妻という難しい役柄をアリシア・ヴィキャンデルは好演している。本作の演技で彼女はアカデミー助演女優賞を受賞した。

参照リンク

リリーのすべて ウィキペディア
リリーのすべて IMDb
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Working Title Films Artemis Productions Amber Entertainment Revision Pictures Senator Global Productions Pretty Pictures Focus Features

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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

エクス・マキナ(2014/米/英/108分) 映画の感想

世界的なIT企業のプログラマー、ケイレブは抽選で当選し社長のネイサンの人里離れた山の中にある邸宅を訪れる権利を得る。ネイサンは自分の開発した女性型のアンドロイドのチューリングテスト(AIが人間的かどうかの判別テスト)のためにケレイブを呼んだといい、彼をエヴァというガイノイド(女性型アンドロイド・ロボット)と引き合わせる。ケレイブはテストを続けていくうちにエヴァの彼に好意のあるようなそぶりもあって男性として「彼女」に惹かれていく。そんなある日停電が起き監視カメラが止まった間にエヴァはケレイブにネイサンへの不信感を語り・・・。

『ザ・ビーチ』の原作、『 28日後…』の脚本で知られ本作で監督デビューしたアレックス・ガーランドによるSF映画。エヴァ役に『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のアリシア・ヴィキャンデル、ケレイブ役に『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』のドーナル・グリーソン、ネイサン役に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザック。タイトルの由来である「デウス・エクス・マキナ」は「機械仕掛けの神」という演劇用語からとられている。『 28日後…』がロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)に始まる「モダンゾンビ」映画の「新世紀アップグレード版」であるのと同じく、本作は『ウェストワールド』(1973)などのアンドロイド映画の「新世紀アップグレード版」。逆に言えば見た目は新しくなったように感じられるものの中味はそれらの過去の映画と大差はないが、CG技術の進歩によるガイノイドの表現や最新のAIやIT技術界隈の趨勢や用語の取り込みは『 28日後…』における走るゾンビ(感染者)や編集技術のように本作を狙い通り「斬新」に「同時代的」に見せることに成功している。また昨今のAIの急速な進歩により、本作で描かれている出来事も絵空事ではなくなりつつあり、本作が今後さらに予見的な映画になっていくことが予想される。私個人としては『 28日後…』や映画『ザ・ビーチ』、そしてそれらの作品でアレックス・ガーランドが組んだ盟友のダニー・ボイル監督作品にもみられる、既存のジャンル(話自体はよくあるもの)を踏襲しつつも彼ら特有のほろ苦さを醸し出す独特の恋愛・若者映画テイストが良かった。

アリシア・ヴィキャンデルのヌード

アリシア・ヴィキャンデルのCGで加工されたアンドロイドの出来が良く、なんともエロチック。ルッキズム云々を超えて彼女が魅力的でなくては成り立たない役で、もともと創作におけるガイノイドは慰安目的や男性を誘惑するもののとして描かれがちで、そういう点から観れば、アリシア・ヴィキャンデルのガイノイドはその役目を見事に果たしている。映画後半でヌードを見せる。他にアジア人(日本人?)女性アンドロイド役の『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のソノヤ・ミズノもヌードを見せている。

参照リンク

エクス・マキナ ウィキペディア
エクス・マキナ IMDb
エクス・マキナ アリシア・ヴィキャンデルのヌード画像へのリンク
エクス・マキナ ソノヤ・ミズノのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Film4 DNA Films A24 Universal Pictures International

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017/米/英/107分)

チューリップバブルに沸く17世紀のオランダ。孤児であるソフィアは跡継ぎを求める富豪のコルネリスの妻となるがなかなか子供ができなかった。そんなおりコルネリアスは二人の肖像画を若き絵師ヤンに依頼するが、ヤンとソフィアは恋に落ちてしまう。ソフィアはメイドのマリアの赤ん坊をコルネリアスの子と偽り、またヤンはチューリップに投棄して二人の逃避行のための旅費を工面しようとするが、計画は二人の思惑通りに進まず・・・。

アリシア・ヴィキャンデル、クリストフ・ヴァルツ、ジュディ・デンチ、デイン・デハーンらが出演するチューリップバブルに狂奔するオランダを舞台にした恋愛人間ドラマ。監督はジャスティン・チャドウィック。チューリップバブルはあくまで物語の背景で、物語の軸は年の差カップルの妻と若き男の不倫のドラマというよくあるもの。出演している俳優や当時を再現した衣装やセットなどが魅力的でとくにアリシア・ヴィキャンデルが良く最後まで物語にに引き込まれるが、結末は無理やりまとめてハッピーエンドに持っていたような形になっていて少し歪でそこは少しもやっとした。

アリシア・ヴィキャンデルのヌード

この映画の軸はアリシア・ヴィキャンデル演じる富豪の妻と若き画家との不倫愛だが、アリシア・ヴィキャンデルが文字通り絵画のなかから抜け出てきたような美しさを見せており、彼女の大胆なヌードも含めて女優さん目線から映画を観る当サイトからすれば、そこはすこぶる高評価。

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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 ウィキペディア
チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 IMDb
チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 アリシア・ヴィキャンデルのヌード画像へのリンク
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Worldview Entertainment Paramount Pictures Ruby Films The Weinstein Company Entertainment Film Distributors

アースクエイクバード(2019/米/英/107分) 映画の感想

1989年東京、スゥエーデンから日本にやってきて翻訳家として働いているルーシーは、彼女の友人のアメリカ人ルーシーの殺害容疑で逮捕される。取り調べの中で、ルーシーの脳裏に常に死が付き纏っていた自分の子供時代、日本人写真家で彼女の恋人だったテイジとのこと、リリーとテイジを巡って三角関係となったことなどがフラッシュバックする。佐渡への旅行でリリーとルーシは決別し、そま直後にルーシーは決別したのだった。そしてルーシーは嫉妬からリリーを殺したと自白するが・・・。

日本在住経験があるスザンナ・ジョーンズの小説を原作とするラブミステリー。Netflix配信専用映画。監督は『コレット』のウォッシュ・ウェストモアランド。主演アリシア・ヴィキャンデル。その他ライリー・キーオ、小林直己、佐久間良子らが出演。主人公の人生には常に死の影があり、それが異国の地に来ても彼女に付き纏ってくるという設定は良いが、その死の影と地震が起きる前に聞こえる鳥の鳴き声とを重ね合わせ、それをさらに地震の多い日本と結びつけているのだが、そのあたりがあまりうまくいっていないように感じられる。ミステリーやサスペンンスとしての深みもなく、正直かなり退屈な作品。しかし日本ロケを行っていて、日本の風景が美しく撮られているところなどはかなり好印象で、アリシア・ヴィキャンデルやライリー・キーオといった私の好きな女優さんたちがその美しい日本の風景のなかで演技しているだけでも満足。

アリシア・ヴィキャンデルのヌード

アリシア・ヴィキャンデルは翻訳家の役ということで、劇中で日本語を話す。カタコトレベルのところもあるが、かなりきれいに発音しているところもあり、その辺りはわりと気を付けて演出されているように思う。美形のアリシア・ヴィキャンデルが、美しく撮られたい日本の風景の中で、美しい衣装を着て演技しているのは、それだけで価値があり、彼女の「アイドル」映画的需要もありファンにとっては本作は良い映画(退屈なのは間違いないが)。小林直己とわりと大胆なラブシーンを演じている。

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アースクエイクバード ウィキペディア
アースクエイクバード IMDb
アースクエイクバード アリシア・ヴィキャンデルのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Scott Free Productions Twenty First City Netflix

アリシア・ヴィキャンデルがヌードになった映画

アリシア・アマンダ・ヴィキャンデル(Alicia Amanda Vikander 1988年10月3日 – )は、スウェーデンの女優。『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞助演女優賞を受賞。

2011 Kronjuvelerna
2012 ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 Amazon
2014 ガンズ&ゴールド Amazon
2014 エクス・マキナ
2015 リリーのすべて
2017 チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 Amazon
2019 アースクエイクバード Amazon

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