ロザムンド・パイクのヌード　プライベート・ウォー/キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱

プライベート・ウォー(2018/米/110分)　映画の感想

サンデータイムズの記者マリー コルビンは2001年、スリランカ内戦の取材中にスリランカ軍の待ち伏せにあい負傷し左目の視力を失うとともにPTSDを患う。それでも彼女は戦場での取材を続け戦場ジャーナリストとして称賛を得、カダフィ大佐との単独インタビューも実現させる。しかしシリア内戦のホムス包囲戦のさなか、シリア政府軍による無差別攻撃を取材中に彼女自身も命の危険に晒され･･･。

有名な女性戦場ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの生涯にわたる命の危険と隣り合わせの取材活動の日々を描いた社会派ドラマ。主演のメリー・コルヴィンにロザムンド・パイク。彼女の相棒のカメラマン、ポール・コンロイに『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン。監督はマシュー・ハイネマン。メリー・コルヴィンの活躍を通して2000年以降の世界における戦場の悲惨な実体を「垣間見る」ことのできる作品。戦場の悲惨な光景と、それによって精神を痛めつけながらもジャーナリストの使命をまっとうしようとする主人公の私生活での愛や苦悩とを交互にみせるオーソドックスな構成の伝記映画。

ロザムンド・パイクのヌード

左目の黒い眼帯が特徴的なメリー・コルヴィンをロザムンド・パイクが熱演し(本人と似ている)大胆なヌードもみせる。

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キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱(2019/英/109分)　映画の感想

19世紀後半のパリ、ソルボンヌ大学。研究に没頭するポーランドからの留学生マリをピエール・キュリーが援助し、二人は恋に落ち結婚する。夫婦はポロジウムとラジウムを発見し、それらの物質が発する放射線を「放射能」と名付ける。夫婦はその功績によってノーベル物理学賞を共同で受賞する。しかしピエールは放射能の影響か体調を崩し馬車をよけ切れずに轢死する。未亡人となったキューリー夫人は今度はノーベル化学賞を受賞するが、外国人である彼女への偏見は絶えず、不倫問題でも非難され心を痛め･･･。

ノーベル賞を二回受賞した偉大な学者マリ・キューリーの伝記映画。監督は漫画家・イラストレーターのマルジャン・サトラピ。新型コロナウイルスの影響で劇場公開されず、ネットで配信された。出演者はロザムンド・パイク、サム・ライリー、アニャ・テイラー＝ジョイ、カーラ・ボッサム他。キューリー夫人の物理学者・科学者としての偉大な功績を、放射能が未来でもたらす災いや、当時の女性の地位の低さの問題や彼女の私生活での苦難を交えつつ、かなり重いトーンで描いた作品。その一方で、彼女の研究内容や未來視のような形で描かれる広島への原爆投下やチェルノブイリでの原発事故などの描写がヒストリーチャンネルの再現フィルムのような感じで安っぽく挿入され、それが作品の重厚さとのバランスを欠いてるように観ている途中感じられた。けれどもそういった夫の死に始まる彼女の人生の苦難の描写や放射能がもたらす災いの映像が、第一次世界大戦において娘と共に彼女が戦場におもむきレントゲンを使って負傷した兵士たちを救うという話の伏線となって繋がっていき、最終的にそれが死を前にした彼女のそれまでの物理学者・科学者としての偉大な功績とオーバーラップし感動を生む。偉人の伝記映画としてはうまく纏まっている作品。

ロザムンド・パイクのヌード

キューリー夫人はロザムンド・パイクのはまり役だと思う。ただ私の個人的な感想として当時40歳の彼女が20代後半の学生を演じている映画の冒頭部分には正直違和感を覚えた。水辺でマリがピエール・キュリーと愛を育んでいるシーンで一瞬だが大胆なヌードを見せている。後半キューリー夫人の娘イレーヌ・ジョリオ＝キュリー役でアニャ・テイラー＝ジョイが登場するが、短い出演シーンだがロザムンド・パイクに迫る存在感を見せている。

ロザムンド・パイクがヌードになった映画

ロザムンド・パイク（Rosamund Pike, 1979年1月27日 – ）は、イギリスの女優。

2007　フラクチャー　Fructure
2007　FUGITIVE PIECES
2011　恋する女たち　WOMEN IN LOVE　TV
2018　プライベート・ウォー　A Private War
2019　キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱　Radioactive
2020　パーフェクト・ケア　I CARE A LOT
2021-　ホイール・オブ・タイム　The Wheel of Time