キャンディ (1968/米/伊/仏/124分) 映画の感想
キャンディは、自分が宇宙から地球に飛来する夢を見る。実際の彼女は高校生で、学校に訪れた著名な詩人に憧れを持ち彼と関係を持とうとするが、詩人は寝てしまい彼女はメキシコ人の庭師に襲われる。父親はキャンディの将来を危惧し、彼女をニューヨークに住む自分の兄弟のもとに送ろうとするが、彼女は次々に事件に巻き込まれ性的な冒険を繰り広げていくことになる・・・。
フランスの俳優で映画監督のクリスチャン・マルカンによる異色の青春エロチック・コメディ。原作は『博士の異常な愛情』や『バーバレラ』や『007 カジノ・ロワイヤル』『イージー・ライダー』の脚本家で作家のテリー・サザーンの同名小説。原作はアメリカ文学における奇書とされ、その内容から発禁処分をくらっている。彼は他にも「NBC サタデー・ナイト・ライブ」の構成作家も務めていたりと、アメリカの映画やエンタメ界隈における超重要人物。『キャンディ』を、私は初め予備知識なしに観て、自分が好きな映画たちとの繋がりの強さを感じ、後でサザーンの存在を知って、あらためてその影響力の大きさを知った。キャンディ役はスウェーデン出身の女優エヴァ・オーリンで、その他マーロン・ブランド、リチャード・バートン、ウォルター・マッソー、リンゴ・スター、ジェームズ・コバーン、ジョン・ヒューストン、シャルル・アズナヴール、ジョン・アスティンといった有名俳優や著名人たちが大挙出演し(!)、様々なシチュエーションでキャンディにセクハラの限りをつくすのが本作の特徴。物語に脈略はなく、バカ騒ぎと艶笑話がえんえんと続くだけだがそれがそれなりに楽しい。また本作には、ドラッグやサイケ、ヒッピー文化、フリーセックス、ニューエイジといった、当時の規制の価値への反発といった社会現象が色濃く反映されていて、いい意味でも悪い意味でも狂っていて素晴らしい。
エヴァ・オーリンのヌード
キャンディ役のエヴァ・オーリンは体はぱっつんぱっつんだが顔に幼さが残るエロ体系ロリータ。男たちの執拗なセクハラを彼女もまんざらでもない感じでドーンと受け止めるのだが、その開けっぴろげさが良い。映画の内容に反して胸をさらす全身ヌードは一瞬だが、全編を通して肌の露出が多く素晴らしい。
キャンディ ウィキペディア
キャンディ IMDb
キャンディ エヴァ・オーリンのヌード画像へのリンク
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エヴァ・オーリンがヌードになった映画
1969 キャンディ Candy
1970 004/アタック作戦 Start the Revolution Without Me
1973 欲情の血族 La Morte ha sorriso all’assassino,