アン・ヘイウッド映画女優ヌード

アン・ヘイウッドのヌード 女狐/さよならミス・ワイコフ

アン・ヘイウッド

さよならミス・ワイコフ(1979/米/105分) 映画の感想

魅力的で皆に好かれている35歳のイブリン・ワイコフは、実はいまだに男性と性的関係を持ったことがなく、そのことが彼女の精神を蝕んでいた。精神科医に性的開放のために恋をするように勧められた彼女は、バス運転手の男に興味を惹かれるが、彼は彼女の前から姿を消し、彼女は意気消沈する。そんな折彼女は黒人の学生に放課後の教室でレ〇プされる。何度も彼に抱かれるうち、彼女は彼のサディスティックな要求も受け入れ隷属していくが、そんなある日二人が教室でセックスしている所を目撃され・・・。

『女狐』のアン・ヘイウッドがミス・ワイコフ役。『ハロウィン』のドナルド・プレザンスや『0011ナポレオン・ソロ』ロバート・ヴォーンら有名俳優が二人とも医師役で出演しているが大して活躍しない。原作はウィリアム・インジ。脚本は映画監督のピーター・ボグダノヴィッチの元妻のポリー・プラット。欲求不満の「オールドミス」、放課後黒人学生にレイプされたうえに性的に服従させられる女教師、黒人とのセックスが周知の物となり周囲から白い目で見られる主人公・・・と、いろいろとやばい要素の詰まった映画。劇場公開され、その内容と過激なセックスシーンで日本でもそれなりに知名度のある映画。エッチな映画好きな私はこの映画の存在自体は知っていたがあまり観る気がせず(忌避していた)、後年になって資料的な側面から観賞した。真面目なことを語っている風ではあるが私の見かけでは完全なキワモノ映画。私はキワモノ映画は大好きだが、本作は1978年の映画としては表現も演出も古臭く退屈なシーンも多く、一言でいってあまりおもしろくなかった。ぼんくらの黒人学生や欲求不満の女教師のといったキャラが、演じる俳優とともに絶妙に「不愉快」で「生々しく」、それが二人が演じる激しいセックスシーンをエロさとはまた別の意味で迫力のあるものにしていて、そこはインパクトがあり見どころとなっている。ただ一番鮮烈なシーンは二人のセックスシーンではなく、冒頭の「ワイコフは黒人(黒人の英語での別称表記)とセックスした」といういたずら書き。白人と黒人のセックスがまだまだタブーであった50年代のアメリカを描いた作品として原作ともども資料的価値はある(舞台は1954年のカンザス州)。

アン・ヘイウッドのヌード

ポルノではないが、おそらく観る人が想像する何倍も生々しいセックスシーンがある映画。少し辛辣的なことを述べたが、彼女自身は魅力的女優さん。

参照リンク

さよならミス・ワイコフ ウィキペディア
さよならミス・ワイコフ IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Bel Air-Gradison Productions

女狐(1967/加/110分) 映画の感想

ジルとエレンはカナダの田舎町の農場で女同士で世間から隔絶された自給自足の生活を送っていた。家事や家計を管理するジルに対し、エレンは農場の仕事やキツネの猟など肉体労働を担当していた(彼女はキツネを殺せない)。そんな二人のもとに農場のもと持ち主の知り合いで船乗りのポールが訪れる。ポールはしばらくの間農場に滞在することになるが、ジルとの生活に満たされぬものを感じていたエレンは彼と親しくなり結ばれる。それにジルは嫉妬し・・・。

農場で二人っきりでひっそりと暮らすレズビアンのカップルのもとに、若い男性が入り込み二人の関係に亀裂が走る様を描いた人間ドラマ。原作は「チャタレイ夫人の恋人」のD・H・ローレンス。監督は俳優でもある『ローズ』や『黄昏』のマーク・ライデル。音楽はラロ・シフリン。出演者はサンディ・デニス、アン・ヘイウッド、キア・デュリア。1967年というヘイズコードが有名無実化した時期に製作された作品で、女性同士の愛、女性のあからさまな自慰シーン、女性と男性との生々しいセックスシーンが描かれており(今の基準からすればおとなしいものだが)、アメリカの一部地域ではわいせつ映画として摘発された(本作はカナダ映画で、アメリカからすると外国映画となる)。個人的には、隔絶された自然の中で協力して生活する同性同士のセックスも含めた生々しい愛、悲劇性、象徴としての「キツネ」と「山」の存在など、後年の『ブロークバック・マウンテン』との共通性を感じた。アメリカやカナダのような広大な土地を有するような国、とくにアメリカのような開拓者の国にとって、自然のなかでの自給自足の共同生活は原風景のようなものであり、そこで共に暮らす二人がたとえ同性であろうとも愛し合う事には偏見を超えた納得感があるのかもしれない。本作はカナダ映画で、『ブロークバック・マウンテン』は台湾出身のアン・リーが手掛けているところも興味深い。これが監督デビュー作となったマーク・ライデルの演出は古臭さを感じず、自然をとらえた描写は美しく、役者の演技もいい。不条理さを感じさせるラストは、いかにもこの当時の映画という感じで変だがそれも良い。スタッフ・キャストともに有名で、映画史的にも重要な作品だが、日本では現在半ば忘れられた作品となっている。

アン・ヘイウッドのヌード

「女の子タイプ」のサンディ・デニス演じるに対し、エレン役のアン・ヘイウッドは「男の子タイプ」。といってもステレオタイプではなく、監督の演出や役者の演技もあって、実在感を覚えるリアルなキャラとなっている。アン・ヘイウッドのキア・デュリアとのラブシーンや彼女の自慰シーンがあり、表現はおとなしめだが演じるアン・ヘイウッドの個性や演技でそれが酷く生々しいものとなっているのが特徴。アン・ヘイウッドは本作や『さよならミス・ワイコフ』への出演でスキャンダルな女優のイメージが付きまとっているが、実際には彼女が映画でヌードになっている作品は少ない。

参照リンク

女狐 ウィキペディア
女狐 IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Warner Bros.-Seven Arts Claridge Pictures

アン・ヘイウッドがヌードになった映画

アン・ヘイウッド(Anne Heywood、1932年12月11日[1] – )はイギリスの女優。

1967 女狐 The Fox
1979 さよならミス・ワイコフ Good Luck, Miss Wyckoff

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