複製された男(2013/加/仏/スペイン/90分) 映画の感想
大学の歴史講師のアダムは、たまたま借りて観た映画の中に自分そっくりの男が出演しているのを見つけ興味を惹かれる。彼はその俳優アンソニーの居場所を見つけ会いに行く。アンソニーとアダムは容姿だけでなく体の傷の位置まで全く同じで、二人はそのことに驚愕する。そして一連の事態の中、アダムと妻の浮気を疑ったアンソニーは、アダムに彼の恋人を抱かせろと脅迫し事態はさらに意外な方向に進んでいく・・・。
ノーベル賞作家のジョゼ・サラマーゴの小説を原作とするミステリー映画。監督は『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。アダム/アンソニー役にジェイク・ジレンホール。「彼ら」の恋人・妻役でメラニー・ロラン(『イングロリアス・バスターズ』)、サラ・ガドンが出演。
以下ネタバレ。
いろいろと考察の余地のある映画であるが、そもそも映画としての構造自体が謎の答えを提示するような形になっておらずそこはあくまで観る人の解釈次第となっている(『バニラ・スカイ』や『エンゼル・ハート』のような作品ではない)。ネット上の解説・考察などに、アンソニーはアダムの抑圧されたリビドーの化身で映画の中に頻繁に出てくるクモのモチーフは彼を抑圧する女性を象徴しているというのがあってなるほどなと思ったが、あくまで映画の構造上でははっきりとした答えは提示されない。私自身は、謎解きや暗喩よりも、そういった現実と幻想・妄想が交錯したような構成、象徴的モチーフの挿入、観客をミスリードしけむに巻く巧みな「ストーリー」の展開といった、映画の構造自体を魅力的に感じ一映画ファンとしてそこは楽しめた。カナダの映画に見られる独特の寒々とした空気感も良い。自らの分身が抑圧された性欲などというのはありふれたモチーフに感じられたが、これも調べてみると原作とはそこはかなり違っており、原作は映画とは違う「文学的」なラストとなっておりさすがはノーベル文学賞受賞者の作品だなと感じた。
サラ・ガドンのヌード
サラ・ガドンはアンソニーの身重の妻を演じている。劇中で妊婦さんヌードを披露。
メラニー・ロランのヌード
メラニー・ロランはアダムの恋人役。映画の冒頭あたりに始まりジェイク・ジレンホールとのラブシーンが何度かありヌードを見せる。エロチックな要素の強い映画の中にあって、二人の女優さんはそれに応え映画に華を添えているが、あくまで映画はジェイク・ジレンホール演じる主人公の視点から語られ、二人は文字通り華を添える役回り以上のものではなく二人のファンはあまり期待しない方がいい。二人が劇中で似た容姿に見えるのも意図的な演出のように思う。
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マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014/米/加/独/仏/112分) 映画の感想
顔にやけどを負ったアガサという女の子がロサンゼルスを訪れ、人気子役のベンジーが昔住んでいた家の跡地を探す。ベンジーは薬物リハビリ中で、病院で見舞ってその後死んだ女の子の霊に悩まされていた。一方落ち目の女優で大女優だった母親の映画のリメイクに出演し復活を期していたハヴァナも、それと同時に母親の霊を見るようになっていた。ベンジーの父親はセラピストで、ハヴァナも彼の顧客だった。そんなハリウッドのセレブたちと一見無縁のように思われたアガサだったが、彼らと関わるうちに彼女の素性も次第に明らかになっていき・・・。
デヴィッド・クローネンバーグが監督したホラー映画よりの風刺ドラマ。ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、ロバート・パティンソン、サラ・ガドンらが出演。ハリウッドを舞台に、そこにおける楽屋裏や都市伝説的な話を幻想風味や怪奇風味を加味して描いている一方で、そこに登場しする人々の描写はリアルでメッセージ性もあり、風刺とともに障害や近親相姦も絡んだ悲しい寓話としての側面も印象深く、観終わって本作のなんともいえない独特の味わいを深く嚙み締めた。
サラ・ガドン他のヌード
サラ・ガドンはジュリアン・ムーア演じる女優の亡くなった母親で大女優だった女の役。美しい若い娘の姿で幽霊となって現れる彼女と、その娘で霊に怯え老いに悩まされる女優との対比が残酷で怖い。サラ・ガドンの他にジュリアン・ムーア、オリヴィア・ウィリアムズらもヌードを見せている。
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セクシャリティー(2018/加/88分) 映画の感想
赤ちゃんの時に生き別れた父親が死亡し、タイラーは彼の遺産をすべて相続することになる。障碍者を装って年金を不正受給ししていた母親はその遺産に藁にもすがる思いだったが、母親からメキシコ移民であり詩人でもあった父親の素性を全く教えてもらってなかったタイラーは、彼女の目を盗んで父親が暮らしていたアパートに一人で向かう。タイラーはそこで父親の霊に遭遇し、父親の教え子だった青年に出会い彼に恋をする・・・。
『危険なメソッド』『複製された男』のサラ・ガドン主演の人間ドラマ。彼女の母親役にロザンナ・アークエット。監督はアジア系女性のスックイン・リー。ホラー、ミステリー、スピリチュアル、エロス、同性愛、家族、文学、ラブストーリーといろいろな要素が交じり合った一風変わった映画であるが、そのすべてが中途半端な形になってしまっているのが残念な作品(私自身はこの映画の雰囲気がかなり気に入ったが客観的には退屈な映画)。ではあるが…、
サラ・ガドンのヌード
サラ・ガドンが魅力的で、彼女のアイドル映画のようにも観れて、女優さんの魅力を楽しむ映画としては及第点。とくに男装の麗人姿の彼女がいい。母親役のロザンナ・アークエットも好演。シャワーシーンやラブシーンなどで大胆なヌードを見せている。
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The Film Farm
サラ・ガドンがヌードになった映画
サラ・ガドン(Sarah Gadon、1987年4月4日 – )は、カナダの女優。カナダの映画監督デヴィッド・クローネンバーグ監督作品に『危険なメソッド』『コズモポリス』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』と3作連続で出演。
2013 複製された男 Enemy Amazon
2014 マップ・トゥ・ザ・スターズ Maps to the Stars Amazon
2018 セクシャリティー Octavio Is Dead!