沈黙の戦艦(1992/米/103分) 映画の感想
テロリスト集団が、艦長の誕生日パーティに乗じて戦艦ミズーリー号を乗っ取る。だがそこには元ネイビー・シールズで凄腕の戦闘員、いまは訳あって艦のコック長を務めているケイシー・ライバックが乗艦していて、艦を奪還しようとする彼とテロリスト集団との間で激しい戦闘が開始される・・・。
主演スティーヴン・セガール、監督アンドリュー・デイヴィス。この作品の前に二人は『刑事ニコ/法の死角』でコンビを組んでいる。『ダイハード』(82)のヒットを受けて制作された数多くの便乗映画の一つであることは間違いないく、話の筋や構成もパクリといわれても仕方ないようなものだが、それはそれとして本作は非常によくできた娯楽映画である。最強のコックという設定、トミーリー・ジョーンズをはじめとするテロリストたちの個性、戦艦という魅力的な舞台、核兵器を巡るハラハラ感、ケーキから飛び出すプレイメイトなどのふざけた風味と、すべてが楽しい。日本ではこの作品のヒットにあやかって、スティーヴン・セガールが出演する作品の多くに「沈黙」がつくようになったが、本作の正式な続編の『Under Siege 2: Dark Territory』の邦題は『暴走特急』。『暴走特急』の批評家の評価は低いようだが、そんなのはクソくらえで、長距離列車を舞台にした映画が好きな私にとって最高の映画の一つである。
エリカ・エレニアック出演プレイメイトビデオ(注意アダルト向け)
エリカ・エレニアックのヌード
サプライズパーティの余興用のケーキの中からトップレス姿で飛び出してくるプレイメイトのシーンは、巨大さに間抜けさも加わって、いろいろ意味でインパクト大。映画史に残る迷ヌードシーンである。演じたエリカ・エレニアック自身も元プレイメイト。おつむのないお色気担当だけのキャラかと初めは思いきや、作中ではスティーヴン・セガールの「バディ」として恥じぬ大活躍。セクシーさとキュートさを併せ持っていてカワイイ。エリカ・エレニアックの出演作としてはデニス・ホッパー監督作『逃げる天使』もオススメ。
沈黙の戦艦 ウィキペディア
沈黙の戦艦 IMDb
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Regency Enterprises Le Studio Canal + Alcor Films Warner Bros.
逃げる天使(1994/米/101分) 映画の感想
お調子者の若き水兵エディは除隊を控える中、堅物の海軍上等兵ロックと組まされてトニという囚人の護送の任務にいやいや就かされる。お互いそりが合わない二人の前に現れたのは、予想外にも若くてセクシーな女性だった。簡単な任務かと当初は思われたが、トニが隙を見ては脱走を試み、二人はそれにさんざん振り回される。数日間の旅の中、おのおのの素性も明らかになり、三人は少しずつ心を通わせていき、エディはトニに恋愛感情を抱くようになり・・・。
デニス・ホッパーが『ホット・スポット』の次に監督したコメディ・ロードムービーで、彼の実質最後の劇場用長編映画。 トム・ベレンジャーが堅物者のロック、ウィリアム・マクナマラがお調子者ののエディ、そして『沈黙の戦艦』のエリカ・エレニアックが囚人のトニを演じる。『さらば冬のかもめ』を下敷きにしていて、ストーリーや映画の構成はよくあるロードムービーのパターン。アメリカでの総合的評価はかなり低いが、一部の批評家は誉めている。『さらば冬のかもめ』にしろロバート・デニーロの『ミッドナイト・ラン』にしろこの手のロードムービーに秀作が多い中、本作はありきたりな上に、あまりに軽くふざけ過ぎで、細かいプロットも雑で、露骨なお色気要素も目立っていて、確かに評価が低くなるのも理解できる作品となっている。知名度も高くなく、そのせいかどうか有名俳優が出演しデニス・ホッパーの実質最後の監督作品であるにもかかわらず、日本ではいまだDVD化すらされていない。だが、これはデニス・ホッパーが亡くなったことを前提として語るのだが、彼の代表作にして初監督作品である『イージー・ライダー』から180度違う趣の映画のようでいて、実は共通する要素も多く、ロードムービーであること、自由への憧憬がテーマであること、バカ騒ぎが描かれていることなど、デニス・ホッパーらしいとえばらしい作品になっている。これはある批評家も評価している部分だが、旅を通してアメリカ社会の様相を軽くではあるが風刺的にとらえている部分はかなりよく、普通の娯楽映画では端折られるような印象的なカットも多く、そこに彼の作家性が紛れもなく出ていて『イージー・ライダー』と同じ空気感を感じる。ありきたりな物語だが、演出、演技、脚本、カメラ、音楽と安定した作りで、お笑い要素、お色気要素、人情噺要素も含めて、エンターテインメントとしてのアメリカ映画の奥深さも感じられる。日本でDVD化ブルーレイ化されていないのが惜しい作品だ(祝日本ソフト化!)。
エリカ・エレニアックのヌード
二人を引きずり回すセクシーな囚人を演じたエリカ・エレニアックは、ウィリアム・マクナマラとのラブシーンで大胆なヌードを披露している。唐突な下着姿もグッド!彼女の女優としての演技力や魅力を評価するのはともかくとして、彼女がその見事な肢体を露わにした瞬間のインパクトの凄さはこれも間違いなく女優としての一つの才能といえる(あくまで男性視点。プレイメイトとしての面目躍如)。『沈黙の戦艦』では一瞬だった彼女のセクシーシーンも多く観られ、演技者としても男性俳優二人と堂々と渡り合っている本作は、エリカ・エレニアックのファンにはたまらない作品だ。誰かデジタルソフト化して!(祝日本ソフト化!)
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Morgan Creek Productions Warner Bros.
ボクシング・ベイビー(2000/米/90分) 映画の感想
恋人に暴力を受けているパティは、自分で自分の身を守るためボクシングを習い始める。彼女の才能に気づいたプロモーターは、彼女をトレーナーのトミーに引き合わせる。トミーによってパティは着実に実力をつけて行くが・・・。
『沈黙の戦艦』で有名なエリカ・エレニアック扮する主人公が偶然の出会いから女子ボクシングの世界に足を踏み入れ、それに打ち込み活躍することを通して、女性として自立し、本当の愛を獲得するのを描いた映画。監督はユージーン・ジャレッキー。その他の出演者にジェームズ・コルビー、アーンジャニュー・エリス、ジョン・ドーマンら。テーマらしいテーマといえば、フェミニズムぽさが多少感じられるぐらいで、基本はよくあるスポコンドラマ。明らかに低予算の作品だが、演出と役者の演技ともに悪くなく、予算のアップ、彼女の他にもう少し有名な俳優の出演、技術力のあるスタッフの活躍、脚本のテコ入れなどがなされていたら、女性が活躍する格闘技映画の佳作になっていた可能性を感じさせる作品。監督のユージーン・ジャレッキーは映画祭などで賞を取っている主にドキュメンタリー映画の制作者で、本作を観れば彼の監督としての腕は確かなのが分かる。物足りない部分もかなりあるが、主演のエリカ・エレニアックの魅力がそれを補って余りあり、全体としてはプラス評価。
エリカ・エレニアックのヌード
ベッドシーンがあり、そこでエリカ・エレニアックはヌードを見せるが、露出は控え目。ただ大きいのは相変わらずで、それはたっぷりと確認できる。安い作りの映画だが彼女は手を抜かず熱演。最初へっぴり腰だったのが終盤ではボクサーとして様になっているあたり感心した。男性としては、いろいろな意味で魅力的な女優さんである。DVDのパッケージが地味すぎて泣けてくる。
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エリカ・エレニアックがヌードになった映画
エリカ・エレニアック(Erika Eleniak, 1969年9月29日 – )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州グレンデール生まれ。女優、プレイメイト。
1992 沈黙の戦艦 Under Siege Amazon
1994 逃げる天使 Chasers Amazon
2000 ボクシング・ベイビー The Opponent Amazon
エリカ・エレニアック プレイボーイ・プレイメイト画像へのリンク
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