9 Songs ナイン・ソングス(2004/米/70分) 映画の感想
南極で働く気候学者の青年マットは、ロンドンで交換留学生のリサと過ごした12か月間につい回想していた。リサとはライブハウスで出会い、二人はすぐに結ばれる。マットの回想には、リサとの濃密なセックスとライブハウスでの思い出が交互に現れ・・・。
南極で働く地質学者の男が、過去に愛しあった女性との濃密な日々を回想する、といった構成の映画。監督は『日蔭のふたり』『アイ ウォント ユー 』のマイケル・ウィンターボトム。出演者はキーラン・オブライエンとマルゴ・スティリー。ロックバンドの曲を間に挟みつつ、全編の大半で男女の生々しい性向シーンや女性の自慰やフェ〇チオシーン、男性の射精シーンが無修正で映し出される。とはいえ日本版DVDは思いきっりボカシが入っていてそこらへんはよく分からない。それを踏まえての私の感想は、退屈で独りよがりの映画というものになる。夜中に最高だと妄想したものが、翌日にはたいしたこともなくむしろ非常に恥ずかしく感じられたりすることがあるが、本作はそんな夜中の妄想をそのまま映像化してしまったような作品に感じる。いろんな意味でかなり恥ずかしい。ただこういう映画は当然ながらボカシありの状態で観てこそ真価を発揮するだろうし、劇場などの「逃げ出せない」状態で真摯に画面に向かい合ってこそ監督のいわんとすることが理解できる類の映画でもあろうから、まっとうな評価をここでくだすことはできない。
マルゴ・スティリーのヌード
主人公のかつての恋人を演じたマルゴ・スティリーは、本作でリアルなセックス描写をみせる。サウスカリフォルニア出身で、撮影時ロンドンでモデルの仕事をしていた。本人の了承を得ていても、ポルノ映画以外で、女優が監督のエゴで「一般映画」(本作は大半の国で成人映画扱いとなったが)で丸見えの本番をさせられているのは正直どうかと思う。
無修正の映像があるので女優さんのヌード画像リンクは貼りません。
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Revolution Films Optimum Releasing