タン・ウェイ映画女優ヌード

タン・ウェイのヌード ラスト、コーション

タン・ウェイ

ラスト、コーション(2007/米/中/台湾/158分) 映画の感想

日中戦争下の香港、上海生まれのワンは抗日運動に関わる学生演劇部に加わり、マイ夫人と偽って日本軍への協力者イー暗殺計画に参加する。しかし暗殺は失敗。数年後、上海に戻ったワンは、かつての仲間からイーが特務機関(汪兆銘政権)の中心人物となっていることを教えられ、マイ夫人として再びイー暗殺計画に加わる。しかしワンはスパイとして彼と体を重ねるうち、過酷な任務で精神的に疲弊した彼への同情もあってイーに愛情を抱くようになっていく・・・。

第二次世界大戦下の上海を舞台に、色香を武器にした女スパイが、ターゲットの男との情欲にはまりそれへの清算を強いられる様を描いた歴史ドラマ。監督は『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー。トニー・レオン、タン・ウェイ、ジョアン・チェンらが出演。タン・ウェイ演じる女スパイは鄭蘋茹という実在の人物がモデルだという。過激な性描写が話題となり、主演のコン・リーが演じている役柄も含めて中国国内で批判に晒された。ただ基本的に本作は戦争や政治を背景としてはいるがヒッチコックの『汚名』などにも近いメロドラマ要素の強い恋愛スパイ映画であり、政治的なテーマやメッセージ性は意外と薄い作品だと思う。とにかく切ない映画で、偶然加わった演劇部で一瞬でもスターになった主人公や、学生たちの子供じみた正義感と部活動の延長のような未熟さがもたらす残酷な結末を描いた映画前半の香港編から始まり、映画全般のすべての要素(悪役のはずの日本軍の描写も含め)が切なさを醸成し、それが悲愴なラストへと繋がって胸を締め付けられる。大胆な演技に果敢に挑んだタン・ウェイはもちろん、トニー・レオンの『インファナル・アフェア』にも通じる「彷徨える心」を表現した鬱屈とした演技も良い。傑作。

タン・ウェイのヌード

タン・ウェイ演じるワンはスパイとしてトニー・レオン演じる特務機関の男イーに近づく。二人の内面の感情は表面的にはあまり表されず、駆け引きもありそこはスパイ映画らしい緊張感を伴って良い、その一方で二人が互いに情を深めていくその内面は激しいラブシーンを描くことで伝えられ、ワンの映画のラスト近くの選択に説得力をもたすことに成功している。タン・ウェイの最後の出演シーンのなんともいえぬ表情が辛い。

参照リンク

ラスト、コーション ウィキペディア
ラスト、コーション IMDb
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River Road Entertainment Haishang Films Sil-Metropole Organisation Shanghai Film Group

タン・ウェイがヌードになった映画

湯 唯(タン・ウェイ、Tang Wei、1979年10月7日 – )は、中国浙江省楽清市出身の女優・歌手。

2007 ラスト、コーション 色,戒 Lust Caution

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