裸足のイサドラ (1968/英/仏) 映画の感想
美と芸術に人生を捧げると誓ったイサドラ・ダンカンは、チャンスを掴みアメリカを離れヨーロッパに渡りそこでダンサーとして頭角を現す。彼女のダンスは革命的と評価を高め、その踊りのスタイルから彼女は「裸足のイサドラ」と呼ばれるようになる。若き舞台演出家クレイグや、大金持ちの男と付き合い子供をさずかるが、自由を求める彼女は結婚をしなかった。しかしその子供たちに不幸が訪れ意気消沈するイサドラは、革命間もないソビエトに新たな活躍の場所を求めて旅経つ・・・。
名優ヴァネッサ・レッドグレイヴが、モダンダンスの祖ともいわれる女性ダンサーのイサドラ・ダンカンに扮した伝記映画。イサドラ・ダンカンの波乱万丈の半生を本人が作家に語るという形で振り返るという構成で、淡々とした演出で劇的に盛り上がる場面は少ないが、この手の映画としてはお手本的な作りで完成度は高い。それにしても事実は小説より奇なりというが、イサドラが迎える人生の幕引きは想像だにしないものでなかなか衝撃的。個人的には、ソビエトに移住したイサドラがロシア人とロシア民謡「カリンカ」を謡って踊るシーンが感動的だった。
Kalyinka – The Loves of Isadora OST YouTube
ヴァネッサ・レッドグレイヴのヌード
ヴァネッサ・レッドグレイヴは本作の演技ではアカデミー主演女優賞にノミネートされカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。肉体を駆使した体幹の強さを感じさせる情熱的なダンスを披露する一方で、自由奔放で成功者だが決して幸福ともいえない人生を送ったイサドラの内面を繊細に演じるヴァネッサ・レッドグレイヴのパフォーマンスが見事。
裸足のイサドラ ウィキペディア
裸足のイサドラ IMDb
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