コリーン・キャンプソンドラ・ロック映画女優ヌード

ソンドラ・ロックのヌード アウトロー他

コリーン・キャンプ

アウトロー(1976/米/135分) 映画の感想

南北戦争最中、農夫ジョージー・ウェールズは、北軍を名乗り乱暴の限りをつくしていた「赤足隊」に、家を焼かれ略奪され妻子を惨殺される。彼は復讐を誓って同じような境遇の集まりの南軍のゲリラ部隊に加わり、腕利きの戦士として名を馳せる。しかし南軍は敗退、所属していた隊は北軍に降参することになる。しかしだまし討ちに合い仲間は全滅、唯一降参しなかったジョージーだけが生き残る。そして逃走を続ける彼を「赤足」の残忍なリーダーテリルとジョージの元所属部隊のリーダーフレッチャーが執拗に追う・・・。

西部劇がほとんど作られなくなった時代に作られたクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇。共演はチーフ・ダン・ジョージ、ソンドラ・ロック(『ガントレット』)、サム・ボトムズら。妻子を殺され戦争で殺し合いをして心を閉ざした男が、北軍からの逃走中に出会った人々との交流を通して彼らと疑似家族のような関係を築き最後は彼らを守るためには自己犠牲まで厭わないという心情にまで達するさまを、常に虎口にあるような危機的状況からのスリリングな脱出の連続のなかに描いた映画。従来の西部劇の枠組みを借りながら時代考証やインディアンの扱い、全体的なリアリズムなどの点でその時点までの西部劇というジャンルに対する強烈な批評・批判的な映画として特筆すべき作品である一方で、本作は重くなりがちなテーマや物語を軽快なアクションシーンやヒロイズムやユーモアやロマンスを交えて描く一級の娯楽映画とともなっている。それらのバランスをとることはかなりの困難な作業だと思われるが、それを素晴らしい脚本・演出・役者の演技(その他美術・音楽・アクションすべて含め)によって実現し『アウトロー』を名作たらしめたことはいくら称賛してもしきれない。当たり前すぎる評価だが、老インディアンを演じたチーフ・ダン・ジョージが素晴らしい。『アウトロー』は映画というものへの「リテラシー」が高いほど作品の真価が理解できる類の作品。私は子供の頃にこの作品を初めて観ておもしろいけれどなんか「難しい」「恐い」といった印象を持った覚えがあるが、何度か観返していくうちにこの作品の評価が私の中でどんどん高まっていった。

ソンドラ・ロックのヌード

ソンドラ・ロックは本作の出演をきっかけにイーストウッドと恋人同士となり、その後12年にもわたり彼と男女の付き合いを続けることになる。本作での彼女は少女のような見た目だが30代(!)。当時のイーストウッドはモテモテで共演女優と「寝る」ことは日常茶飯事だったが、数多くの共演作も含めその後の付き合いの長さを考えると、イーストウッドにとって彼女は特別な存在だったことが分かる。本作のソンドラ・ロックにはそういう監督と役者を超えたイーストウッドの彼女に対する愛情の萌芽が映し出されているようにも感じられ、彼女が亡くなってしまった今彼女のファンだった私のような者にはなにか切なく感じられる。暴漢に襲われるシーンで裸を見せている(かなり鮮烈)。

参照リンク

アウトロー ウィキペディア
アウトロー IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
The Malpaso Company Warner Bros.

メイク・アップ(1977/米/91分) 映画の感想

妻が家族の問題で外出中に、ジョージは、嵐の中突然訪問してきた二人組の女の子アガサとドナを家に泊める。ドナはジョージに好意を持ち、初めは拒んでいた彼も誘惑に負け、風呂場で3Pをする。翌朝、罪の意識を感じよそよそしくするジョージに対し、二人は豹変し、彼の家の中で暴虐無人の振る舞いに出る。追い出そうとするジョージに対し、二人は自分たちが未成年だと語り追い出すのなら警察に訴えるとジョージをおどす。いったんは二人を追い出せたかと思った矢先二人は舞い戻り、ジョージを縛り上げて疑似裁判にかけ、彼に死刑を宣告する・・・。

ソンドラ・ロック、コリーン・キャンプという有名女優二人が、傍若無人な二人組の女の子に扮しシーモア・カッセル扮する中年の男をいじめ続けるサスペンススリラー。意外にしっかりとした脚本と作りの作品で、ビデオ発売でヒットして後にカルト映画となり、2015年にイーライ・ロスによって『ノック・ノック』としてリメイクされた。もともとの脚本はクリント・イーストウッドの映画の脚本やストーリーにもかかわっていた『恐怖のメロディ』や『愛のそよ風』のジョー・ヘイムズ。70年代に「流行」したレ〇プ映画の男性版のような作品。ソンドラ・ロックの顔の演技がすげぇこわい。終わり方も70年代的不条理さで印象残る。フェミズムの観点から分析されたりただのB級映画の範疇では収まらない本作だが、フェミズムを読み取れるかどうかはともかく、嵐の中二人が訪れてくる印象的な冒頭部分から始まってラストまで、残酷なおとぎ話のような構成で、いろいろと深読みしようとすればできる作品。DVDの画質がものすごく悪く、映画史的知識がない人は、少し観るのがつらいだろう。

ソンドラ・ロック/コリーン・キャンプのヌード

ソンドラ・ロックとコリーン・キャンプの二人は劇中で未成年と名乗っているが(あくまで自称だが)、二人とも当時立派なプロの大人の女優だった(この辺り時系列的に混乱する)。とくにソンドラ・ロックはアラサーであった。すでに女優としても有名で(撮影は1974年)、自分の女優の幅を広げるために本作に意識的に出演した。本作の彼女はそういうこともあってか役になりきっていて本当に怖い。シーモア・カッセルとの風呂場でのかなり長い3Pのシーンでヌードを見せる。それ以外にも、二人は終始露出の多い奇抜な格好で、なんだかエロカッコイイ。

コリーン・キャンプがヌードになった映画

コリーン・キャンプ(Colleen Camp, 本名: Colleen Celeste Camp, 1953年6月7日 – )は、アメリカ合衆国の女優。『ポリスアカデミー』シリーズ。『地獄の黙示録』プレイメイト、ミス5月。『死亡遊戯』

1975 輝け!ミス・ヤング・アメリカ Smile
1977 メイク・アップ Death Game Amazon
2001 地獄の黙示録 特別完全版 Apocalypse Now Redux 

参照リンク

メイク・アップ ウィキペディア
メイク・アップ IMDb
ソンドラ・ロック/コリーン・キャンプのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Continental Film Associates Sunset Distributors First American Films Levitt-Pickman Film Corporation

ガントレット(1977/米/109分) 映画の感想

ある事件の証人として収監中の娼婦マリーの護送の任務を任された警察官ベンは、任務中になぜか仲間の警察官に包囲され攻撃される。実はマリーは警察内の幹部の不正の情報を握っていて、彼がマレーの証言を恐れて襲撃させたのだった。ベンは自分が使い捨てにされたことを知り、男の意地をかけてマリーを守り、決死の反撃を試みる・・・。

クリント・イーストウッド監督・主演のアクション映画て、共演視野は当時彼の彼女だったソンドラ・ロック。人生の落伍者になりかけていた警官が、自分が使い捨てにされたのを知り、弱い立場にある娼婦を守って男の意地をかけて巨大な敵に戦いを挑むというストーリーが熱い。そこに激しいアクションシーン、適度な笑いと恋愛要素、警察の不正といったメッセージ性が加えられ、役者の演技やお互いの相性も抜群で、娯楽映画としてほぼ申し分のない出来の作品となっている。人によってはよくある類の映画となるのだろうが、これだけバランスのよい映画を作るのはなかなか難しく、本作を観返して、小難しいことを考えず映画ってこういうものでいいんだと改めて感じさせられた。

ソンドラ・ロックのヌード

娼婦役のソンドラ・ロックの、市井の女の生活感やそこはかとないプライドを感じさせる演技がとてもいい。彼女がただ守られるだけの役ではなく体を張って主人公を守るシーンが、彼女の裸とともにとても印象的。イーストウッドとソンドラ・ロックの物語のなかの距離感も最高。

参照リンク

ガントレット ウィキペディア
ガントレット IMD
ガントレット ソンドラ・ロックのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
The Malpaso Company Warner Bros.

ソンドラ・ロックがヌードになった映画

ソンドラ・ロック(Sondra Locke、1944年5月28日 – 2018年11月3日)はアメリカ合衆国出身の女優。クリント・イーストウッドと交際し、多くの映画で彼と共演した。エッチな女優さんというイメージを持つ人も多いかもだが、ヌードになった映画は少ない。

1974 The Second Coming of Suzan
1976 アウトロー The Outlaw Josey Wales Amazon
1977 メイク・アップ Death Game Amazon
1977 ガントレット The Gauntlet Amazon

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