裸のマハ(1999/仏/西/90分) 映画の感想
18世紀のスペイン、高名な画家ゴヤとスペインの宰相ゴドイを愛人とする有力者カイエターナ侯爵夫人が急死する。毒殺の疑いがもたれ彼女と関係のある様々な人物の名が容疑者として上がる中、ドゴイの愛人のペピータも疑いがもたれる。彼女は後に「裸のマハ」と呼ばれるゴヤの絵画のモデルであり、ドゴイと夫人との関係を嫉妬していた・・・。
初めて女性のヘアを描いたとして猥褻画として100年間封印されたゴヤの名画「裸のマハ」とカイエターナ侯爵夫人の不審死に関する逸話や伝説をもとにした宮廷ドラマ。監督は『ハモンハモン 』『おっぱいとお月さま』『マルティナは海』のビガス・ルナ。ペピータ役にペネロペ・クルス。宮廷内の政治的策略や男女関の愛憎を歴史的な名画の誕生と絡めて描く構成が良く、美貌の持ち主であるペピータ役のペネロペ・クルスは華やかで「裸のマハ」のモデルに最適で、当時の貴族の住まいや衣装といった美術も素晴らしく、人の死にまつわるお話ではあるが落ち着きがあり、ゆったりとした優雅で豪華な時間にしばし浸れて個人的にはそこがよかった。
ペネロペ・クルスのヌード
本作を観て「裸のマハ」のモデルという役は黒髪でスペイン出身の美人女優であるペネロペ・クルスのためにあるような役だなと感じた。けれども「裸のマハ」のモデルとしてヌードになるシーンは当然あるのだが、肝心要の彼女のアンダーヘアが映っていないのは頂けなかった。これはエッチな目線とは関係なく作品を象徴するものとしてあった方がよかったように思う。
裸のマハ ウィキペディア
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Mate Producciones S.A. M.D.A. Films S.L. UGC YM
バニラ・スカイ(2001/米/136分) 映画の感想
大手出版社の経営者でルックスもよく女遊びに明け暮れていた若者デヴィッドは、ある日パーテイで出会ったソフィアという女性に真剣に恋をする。しかし痴情のもつれで事故を起こし、彼は顔面をつぶして半身不随となってしまう。顔面を整形し、ソフィアとも恋人になれたデヴィッドだったが、その頃から彼は精神に支障をきたし現実と幻想の区別がつかなくなっていく・・・。
アレハンドロ・アメナーバル監督のスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』を、トム・クルーズ主演、キャメロン・クロウ監督でリメイクしたミステリー仕立ての恋愛ドラマ。ソフィア役にペネロペ・クルス、トムの愛人役にキャメロン・ディアス。
以下ややネタバレ。
一発ネタのような映画で、観終わって種明かしされたら「何じゃこりゃ」の映画なのだが、ミスリードも含めたミステリー仕立ての物語の構成がしっかりしていて、トム・クルーズの顔面崩壊の特殊メイクのインパクトや、役者陣の魅力、トムの愛人役のキャメロン・ディアスの怪演などもあって飽きずに最後まで観れる娯楽映画。感想書くために久しぶりに観賞したが、ストーリーをすっかり忘れていて、前回観たときと同じように、この映画に手玉に取られた。幻想と現実の狭間が曖昧となるような作品が好きな人や、映画マニア的な人は楽しめるしオススメもできる。逆にそうじゃない人にとっては「何じゃこりゃ」な映画。私は個人的に好き。
Paul McCartney – Vanilla Sky (Original Audio) YouTube
Nancy Wilson / Elevator Beat YouTube
ペネロペ・クルスのヌード
オリジナルの『オープン・ユア・アイズ』にもヒロインで出ていた彼女が、とにかくキュート。こんなに魅力的な女優さんだったっけと、本作を再鑑賞して感じた。共演したトム・クルーズとペネロペ・クルスは一時交際していた。トム・クルーズとのラブシーンでヌードを見せる。
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Cruise/Wagner Productions Vinyl Films Sogecine Summit Entertainment Paramount Pictures
オープン・ユア・アイズ(1997/西/117分) 映画の感想
『バニラ・スカイ』のオリジナル版のスペイン映画。
監督は『テシス 次に私が殺される』『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル。主演のセサールにエドゥアルド・ノリエガ。『バニラ・スカイ』と同じソフィア役でペネロペ・クルス。オリジナル版とリメイク版の内容はほとんど同じ。構成やカットなども酷似しており、『バニラスカイ』の出来の良さはこの才人監督が監督したオリジナル版あってのもの。『バニラスカイ』の方はトム・クルーズの会社内での人間関係(対立・友情)、ソフィアの主人公に対する想い、主人公のキャラクターを深める描写といったものがわずかに付け加えられている。それによってドライなオリジナル版に対してリメイク版はややウェットになっている。
ペネロペ・クルスのヌード
ペネロペ・クルスはリメイク版とほぼ同じ役。映画の奇想天外な内容もあって、両作をマルチバース的な不思議な感覚で観賞することもできる。ペネロペ・クルスのヌードはこちらの方が露出多め。
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Las Producciones del Escorpión Sogetel Les Films Alain Sarde Lucky Red Sogepaq AFMD
コレリ大尉のマンドリン(2001/英/独/伊/ギリシャ/131分) 映画の感想
大二次大戦中、ギリシャのケファロニア島に占領軍の一人としてやってきたイタリア軍の心優しいコレリ大尉と地元の医者の娘ペラギアの恋を、降伏したイタリア軍がドイツ軍に虐殺された事件や戦後島を襲った地震などの歴史的事件を背景に描く歴史恋愛ドラマ。
原作ルイ・ド・ベルニエール。監督は『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン。コレリ大尉にニコラス・ケイジ、ペラギアにペネロペ・クルス。戦争や大地震なと実際に起こった出来事を描いているものの、映画のトーンは全体的にやさしくヒューマニックで、それゆえに島で起こったそれらの悲劇がより際立つ形となっていて、またニコラス・ケイジやペネロペ・クルス、ジョン・ハートやクリスチャン・ベールら出演陣も好演していて、涙と感動を誘う。なのだが、ギリシャ人やイタリア人を、アメリカ人やスペイン人が演じていて、それらの俳優がギリシャ人と共演していることに日本人の目から見ても違和感があり、外国の話を別の国の役者が演じることはよくあることだが、それでも限度を超えているように感じられる。ニコラス・ケイジやペネロペ・クルスは好演してはいるが明らかにミスキャスト。また英語ネイティブには英語の訛りがそれぞれ違うのもかなり気になるらしい。物語や演出は悪くないだけにもったいなく感じる。
ペネロペ・クルスのヌード
繰り返すがニコラス・ケイジやペネロペ・クルスら俳優陣の演技自体は悪くない(少なくとも日本人の目には)。二人の恋はロマンティックで、ペネロペ・クルスは出ずっぱりで、彼女のファンにはいい映画。ニコラス・ケイジとのラブシーンでヌードを見せる。
コレリ大尉のマンドリン ウィキペディア
コレリ大尉のマンドリン IMDB
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
StudioCanal Working Title Films Miramax Films BAC Films Universal Pictures
ペネロペ・クルスがヌードになった映画
ペネロペ・クルス(Penélope Cruz、Penélope Cruz Sánchez 1974年4月28日 – )はスペインの女優。
1992 ハモンハモン Jamon, jamon
1997 オープン・ユア・アイズ Abre los ojos
1998 美しき虜 Niña de tus ojos, La
1999 裸のマハ Volaverunt
2001 コレリ大尉のマンドリン Captain Corelli’s Mandolin
2001 バニラ・スカイ Vanilla Sky
2004 赤いアモーレ Non ti muovere
2008 エレジー Elegy
2009 抱擁のかけら Los abrazos rotos
2012 ある愛へと続く旅 Venuto al mondo
2015 あなたのママになるために Ma ma