マーゴ・ヘミングウェイ映画女優ヌード

マーゴ・ヘミングウェイのヌード リップスティック

マーゴ・ヘミングウェイ

リップスティック(1976/米/89分) 映画の感想

13歳のキャシーは大好きな音楽の先生ゴードンをトップモデルの姉クリスに紹介する。しかし最初気の良さそうに見えたゴードンは豹変し、クリスの唇にリップスティックを塗りたくり、彼女をベッドに縛り付けてレ〇プする。ゴードンは逮捕されるが、罪を認めず、むしろ非があるのは彼女の方だと弁護士と組んで法廷でクリスを侮辱し、レ〇プ現場を目撃した幼い妹とともに二人を追い詰めていく・・・。

70年代に「流行」したいわゆるレ〇プ・リベンジ映画の一つ、というか代表作といってもいい作品。主演のクリスをマーゴ・ヘミングウェイ、その妹の役を彼女の実の妹のマリエル・ヘミングウェイ(当時14歳)が務めている。卑劣なレイプ魔役にはスーザン・サランドンの夫だったクリス・サランドン。そして検事役で『奇跡の人』でアカデミー賞を受賞したアン・バンクロフトが出演している。マーゴとマリエルの祖父はあの有名な作家アーネスト・ヘミングウェイ。マーゴは実際にトップモデルとして大成功していて、この映画は妹との共演も含めそういった彼女の実人生と被る部分があり(後に彼女が味わう人生の苦難を暗示しているともいえる)、そういうところがこの映画に妙なスキャンダリズムを、まず前提として与えている。レ〇プ・リベンジ映画が「流行っていた」ご時世にあっても、当時のこの映画への評価は散々なものだった。こういった批評家先生のレイプを見世物にしているという評価はもっともなものだが、いったんそういう枠を取り払ってみれば、本作は映画として純粋に見ごたえのある作品になっている。レ〇プシーンの迫力、不快さ、緊張感、それに伴う抗いようのない性衝動。美しいものが損なわれる被虐性。映画の大部分を占めるこの手の映画としては意外なほどロジカルに構成された法廷シーンの緊迫感。この法廷シーンと主人公のみならずその妹まで追い詰める物語の筋が、ラストのリベンジをより熱く悲壮なものにし、本作をレ〇プ・リベンジ映画として特筆すべきものにしていてなんだか凄い。ラストの荒っぽい展開も、これはこれで味となっている。出演者の演技も熱が入っていて手抜きがなく、とくに女検事役のアン・バンクロフトの演技が出色。マリエル・ヘミングウェイもこれが映画デビュー作とは思えない演技力。音楽や美術も独特で、タイトルにもなっているリップスティックの使い方など象徴的な要素も読み取れる。劇伴はフランスの著名なミュージシャン、ミッシェル・ポルナレフが務めていてサントラも世界中でヒットした。纏まりなく書き連ねたが、要はこの本作がいい映画だと言いたいのである(アメリカなどではいまやカルト映画扱いらしい)。表現について昨今はいろいろとセンシティブだが、『告発の行方』のような映画もあれば、本作のような映画だって存在を許されてもいいのではなかろうか?

めちゃくちゃカッコイイ、ミッシェル・ポルナレフのサントラ。→

Lipstick

Lipstick Montage

マーゴ・ヘミングウェイのヌード

前半の彼女への激しい暴行シーンなどでヌードを見せる。もの凄い汚れ役。このシーンに始まり、法廷でのセカンドレ〇プからラストのリベンジへと、難しい役を彼女は見事にこなしている。妹のマリエル・ヘミングウェイの方が彼女よりも女優として花開き、彼女のその後の人生も順風満帆ではなかったようだが、マーゴ・ヘミングウェイが本作で映画史になにかしらの爪痕を残したことは間違いない。

参照リンク

リップスティック ウィキペディア
リップスティック IMDb
リップスティック マーゴ・ヘミングウェイのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Paramount Pictures

マーゴ・ヘミングウェイがヌードになった映画

マーゴ・ルイーズ・ヘミングウェイ(Margaux Louise Hemingway, 1954年2月16日 – 1996年7月1日)は、アメリカのモデル、女優。祖父は作家のアーネスト・ヘミングウェイ。女優のマリエル・ヘミングウェイは妹。

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