愛についてのキンゼイ・レポート(2004/米/118分) 映画の感想
アメリカ人のというか、人類史上初めてといっていい規模で人々の性について本格的に調査し、その後の社会に多大な影響を与えた「キンゼイ報告」の調査責任者アルフレッド・キンゼイ博士の伝記映画。
主演はキンゼイ博士役にリーアム・ニーソン、その妻にローラ・リニー、博士の助手にクリス・オドネル。博士がなかなかの変人、学者バカというやつで、もともとの専門であった分類学の方法論を人間の性にあてはめ変質的に調査を進め、学者的探求心で、自身も不倫、同性愛、スワッピングとなんでもありの形で性生活を送るさまが興味深く、その上にリーアム・ニーソンの何を考えているのか読み取らせないひょうひょうとした演技とがあいまってし少し笑えた。物語は「キンゼイ報告」によって自分たちの抱えていた性の悩みが決して特殊なものではなかったことが分かり救われた、という人たちの声を取り上げる形で博士の功績を称え、伝記映画らしい終わり方をする。他の役者陣の好演もあって本作はこの手の映画としてふつうにいい作品に仕上がっている。ただ実際の博士の私生活での問題点や「キンゼイ報告」の調査手法の正当性などには疑義もあるらしく、そこのところにまったく触れていないという批判もある。私の主観では博士に対する批判的要素が全くなかったとは思わないが、物語に少し深みが足りないなと感じたのは、そのあたりが理由なのかもしれない。
ローラ・リニーのヌード
キンゼイ博士の妻を演じたローラ・リニーは、リーアム・ニーソンとのベッドシーンでチラリと胸を見せる。本作での彼女は変人夫を支え、戸惑いつつも自らも性的探究を試みる妻の役を好演。タイプキャストといえばそれまでだが、演技者として、この役を彼女が演じれば安心というプロの安定感を感じる。ローラ・リニーは、『アザーマン -もう一人の男』でもリーアム・ニーソンと夫婦役で共演している。
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アザーマン -もう一人の男-(2008/英/米/88分) 映画の感想
リーアム・ニーソン、ローラ・リニー、アントニオ・バンデラスが共演した不倫をテーマにしたドラマ。
映画の構成に観る者をミスリードするひねりがあり(わかる人にはわかる仕組み)、妻の失踪とその原因となった不倫相手の関係を探る嫉妬に狂った男の話かと思いきや「実は・・・」と〝意外な結末〟をみせるところがこの映画の最大の特徴。いつもの困り顔で嫉妬に駆られた夫を深刻に演じるリーアム・ニーソンと、いついもの色男役をひょうひょうと演じるアントニオ・バンデラスとの対照的な二人のやりとりはそれなりに観ていて楽しいが、映画の尺の大半を占めるにも拘わらずそれらのシーンにとくに中身があるわけでもなく、そしてそれが〝意外な結末〟にもそれほど効果的に繋がっていないのが残念な作品。
ローラ・リニーのヌード
ローラ・リニーは不倫をする人妻の役を演じる。不倫相手が彼女を映した写真の中でヌードを見せている。彼女にとってはタイプキャスト的な役に感じられるが、二人の男から熱烈に愛された魅力的な女性を彼女はよく演じている。
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ローラ・リニーがヌードになった映画
ローラ・リニー(Laura Linney, 本名: Laura Leggett Linney, 1964年2月5日 – )は、アメリカ合衆国の女優。
2000 Maze 日本未公開
2003 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル The Life of David Gale Amazon
2003 ラブ・アクチュアリー Love Actually Amazon
2004 愛についてのキンゼイ・レポート Kinsey Amazon
2008 アザーマン -もう一人の男 The Other Man Amazon
2001 Further Tales of the City TVミニシリーズ
2010-2013 キャシーのbig C いま私にできること The Big C