きのうの夜は…(1986/米/113分) 映画の感想
これまで女の子と遊び以上に真剣に付き合ったことのなかったダンは、デビーという女の子と出会い惹かれあい、二人は同棲を始める。愛し合う二人だが、価値観の違いやお互いの仕事や人間関係の問題などもあってたびたび衝突する。ついに二人は別れ、ダンは自分の人生を見つめ直し独立して念願のダイナーを始める。そんなおり二人は再会し…。
偶然知り合って一夜をともにした若いカップルが同棲を始め、途中反発しあいながらも最後には互いの愛を確かめ合うという恋愛映画。有名な劇作家デヴィッド・マメット『シカゴの性倒錯』という戯曲を基にしている。監督は『ラスト サムライ』『ラブ & ドラッグ』のエドワード・ズウィック。ロブ・ロウ、デミ・ムーア共演。二人の親友役にジェームズ・ベルーシ、エリザベス・パーキンス。
二人のセックスシーンの過激さで有名になった映画だが、若者の成長物語などもしっかりと描かれている。この時代、人気俳優だったロブ・ロウと売り出し中の若手女優が共演する映画がいくつも見られたが(『栄光のエンブレム』など)、その中でデミ・ムーアは他の女優達がはっきりいって〝添え物〟扱いであるのが否めないのに対してロブ・ロウ五分五分かそれ以上の扱い。脱ぎっぷりやラブシーンの大胆さも同時代の若手女優の中では一番。後に実力派の監督となるエドワード・ズウィックの手堅い演出、わき役陣のコミカルだがそれでいて現実感のある演技、主演二人の熱演などで本作は「小粒だがキラリと光る良作」となっている。
デミ・ムーアのヌード
ロブ・ロウ演じる主人公の恋人役のデミ・ムーアは、本作で何度もラブシーンを演じるが、そのたびに大胆なヌードと演技を披露。実際にトップ女優になるのは『ゴースト/ニューヨークの幻』に出演してからということになるが、同時代の売り出し中の女優の中で当時の彼女は一番大胆で存在感があったという印象。
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Delphi V Productions TriStar Pictures
第七の予言(1988/米/97分) 映画の感想
世界中で、聖書で述べられた終末の時に似た異常現象が発生していた。一方カリフォルニアでは弁護士のラッセルとその妻アビーが出産に備えていた。二人はデイビッドという部屋を貸すが、彼の言動は奇妙で、自分はイエスであると語る。彼がここに現れたのは偶然ではなくラッセルが担当する裁判もアビーの妊娠も現在起こっている異常現象と同じく世界の終末へと繋がる鍵だったのだ・・・。
簡単にいうと、ヨハネの黙示録に記された予言が次々と現実化しハルマゲドンが近づくが、妊娠中の一人の女性の愛と希望によって世界は救われるという映画。監督はカール・シュルツ。デミ・ムーア主演。キリスト教の聖書をモチーフにし、そこで語られているキリストの復活や終末の到来を現代社会に馬鹿正直に具現化したような映画の内容で、真面目にとっていのか娯楽映画として気楽に観ればいいのか戸惑いを覚える作品。キリスト教徒ではない自分には「トンデモ映画」に足を踏み入れている作品に感じた。妊娠中のデミ・ムーア扮する主婦の前に謎の男が現れ彼女が神秘的な体験をしていくあたりの流れや雰囲気はいい。『ターミネーター』や『エイリアン2』で重要な役を演じ人気俳優となり、ジェームズ・キャメロンの映画以外では駄作率が高く感じられるマイケル・ビーンが主人公の夫を演じている。
デミ・ムーアのヌード
デミ・ムーアの妊婦さんヌードが有名。なんか彼女の実生活での妊婦ヌードとも重なって変な感じだ。それはそれとして、この時期のデミ・ムーアはとにかく美しくカワイイ。
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Interscope Communications ML Delphi Premier Productions Tri-Star Pictures
幸福の条件(1993/米/117分) 映画の感想
不況のあおりで思い入れのある土地を失う危機に陥ったデヴィッドとダイアナ夫婦。彼らはラスベガスのカジノで一発逆転を試みるが失敗する。そんな二人に億万長者のジョンが、美しいダイアナと一晩過ごすことを条件に100万ドルを提供すると申し出てくる。二人は悩んだ末にその条件を受け入れるが・・・。
監督は『ナインハーフ』『運命の女』のエイドリアン・ライン。ロバート・レッドフォード、デミ・ムーア、ウディ・ハレルソン共演。人の心を金で買うというありふれているが破廉恥なテーマを背景に、揺れる女性の心理や真実の愛を描いた作品。悪くない物語だし監督の演出も悪くないが、監督の同じジャンルのその他の作品に比べても大ヒット映画につきものの仰々しさと大衆性の浅さが見られるのと、夫婦を演じたデミ・ムーアとウディ・ハレルソンがミスキャスト気味なのがおしい映画。ロバート・レッドフォードは傲慢さと繊細さと男の色気を併せ持つ大富豪を好演。こちらは彼以上のキャスティングが思いつかない。
デミ・ムーアのヌード
デミ・ムーアは大富豪に金で買われるも、彼にも心惹かれ、夫との間で心が揺れ動くく人妻の役。なのだが、この頃の彼女はスターとしての花やオーラがありすぎて(ありすぎるのが問題)、こういう繊細さを要求される役にはミスキャストだったように感じる。ウディ・ハレルソンとのラブシーンでヌードを見せる。
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Paramount Pictures
素顔のままで(1996/米/115分) 映画の感想
元はFBIの職員で、今は分け合ってストリッパーとして働くエリンは、元夫と娘の親権を争っていた。ある日、ストリッパーとして大人気の彼女に初老の男がアプローチをかけてくるが、実は男は大物議員で、彼とかかわったことからエリンは自らの命も脅かす大事件に巻き込まれていく・・・。
デミ・ムーアが当時の女優としては最高のギャラで出演し、ストリッパー役を務めて大胆なヌードを披露したことで話題となった。監督はアンドリュー・バーグマン。大物議員役で『ブギーナイツ』で低迷期を脱する前のバート・レイノルズが出演している。個人的なことを言わせてもらうと、私この映画がすごく苦手である。その原因は美容整形に大金をつぎ込んだともいわれる主演のデミ・ムーアの見た目に対するなんとも言えない違和感で、この映画の彼女を見ると『きのうの夜は…』に出演していたのと同じ人とは思えず、精巧なCG映像に人が感じる「不気味の谷現象」に近い感覚を覚えてしまう。またこの映画で描かれるナンセンスなギャグや、こんな艶笑コメディにデミ・ムーアが実の娘(父親はブルース・ウィリス)を出演させいる節度のなさなども嫌いである(ファンの人には申し訳ないが・・・)。
デミ・ムーアのヌード
デミ・ムーアは嫌いな女優さんではないが、この頃の彼女は、私の中では話題先行の俳優という印象。本作はその最たるものだが、あそこまでの体を作って、見事な踊りを見せているところなどはすごいと認めざるを得ない。
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Castle Rock Entertainment Lobell/Bergman Productions Columbia Pictures
デミ・ムーアがヌードになった映画
1984 アバンチュール・イン・リオ Blame It on Rio Amazon
1984 恋人ゲーム No Small Affair Amazon
1986 きのうの夜は… About Last Night… Amazon
1988 第七の予言 The Seventh Sign Amazon
1989 俺たちは天使じゃない We’re No Angels Amazon
1993 幸福の条件 Indecent Proposal Amazon
1995 スカーレット・レター The Scarlet Letter Amazon
1996 素顔のままで Striptease Amazon
1997 G.I.ジェーン G.I.Jane Amazon