デス・レース2000年(1975/米/84分) 映画の感想
全体主義国家と化したアメリカ、そこでは政府が国民を宥めるために開催する「デスレース」というレーシングカーで一般市民を轢き殺せばその年齢や性別によってポイントが与えられる残酷なアメリカ横断レースが人気を博していた。政府転覆を計るレジスタンスの一員のアニーは、チャンピオンの「フランケンシュタイン」のナビとしてレースに参加してレースの妨害を試みるが、同乗する冷酷な謎の男「フランケンシュタイン」にも別の思惑があり・・・。
製作ロジャー・コーマン、監督ポール・バーテルによる不道徳なレースが国民の娯楽となったアメリカというディストピアを描いたカルトアクション映画。主演はデヴィッド・キャラダイン、彼のライバルレーサー役に『ロッキー』でブレイクする前のシルヴェスター・スタローン。その他の出演者にシモーネ・グリフェス、メアリー・ウォロノフ、ロバータ・コリンズら。安っぽいB級映画丸出しの映画全体のルックは今見返すときついところはあるが、設定や脚本や演出は意外としっかりしており、肝心要のカーアクションの出来もかなり良く、作品としての質は高い。アクションや適度なエログロで観客を楽しませる一方、それに主人公含め政府の転覆を巡って暗躍する人々のドラマが謎や伏線からめて描かれ、不謹慎なレースの内容を描いてる前半から一変ラストで観客に勧善懲悪の爽快感を味合わせてくれる展開もうまい。ライバル関係にあるデヴィッド・キャラダインとシルヴェスター・スタローン演じるドライバーたちの戦いと些細なドラマも見物。ちなみに2017年に同じくロジャー・コーマン製作で『デス・レース 2050』というリブート作品が制作されているが、私個人の意見としてはフランケンシュタイ演じるマヌー・ベネットやアニー役のマーシー・ミラーは良かったが、それ以外はオリジナルには遠く及ばない駄作に感じた。
シモーネ・グリフェス他のヌード
レジスタンスの一員で主人公のナビ役でレースに参加するシモーネ・グリフェスは、有名な役者さんではないが、70年代美人で演技も良くかなり好印象。その他本作には、ロバータ・コリンズやメアリー・ウォロノフなどこれる70年代的ルックの女優さんたちが出演し、みな美人でヌードになっているところが高評価。
デス・レース2000年 ウィキペディア
デス・レース2000年 IMDb
デス・レース2000年 シモーネ・グリフェス他のヌード画像へのリンク
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New World Pictures
シモーネ・グリフェスがヌードになった映画
シモーネ・グリフェス(Simone Griffeth, 1950年4月4日 – )
1975 デス・レース2000年 DEATH RACE 2000
1985 不倫の報酬/ホット・ターゲット HOT TARGET
1986 スキューバ・バトル/地獄の爆弾要塞 THE PATRIOT