シャーロット・ランプリング映画女優ヌード

シャーロット・ランプリングのヌード 愛の嵐/未来惑星ザルドス

シャーロット・ランプリング

愛の嵐(1974/伊/118分) 映画の感想

元ナチス親衛隊の将校マクシミリアンは、身分を隠しウィーンの安ホテルで受付兼ポーターの仕事をしていた。そんなある日、彼はかつて収容所で彼が性の玩具として弄んだユダヤ人の少女ルシアと再会する。彼女は今は有名な音楽家の夫人となっていたが、フラッシュバックする過去のサド・マゾ的な関係が再び二人を結びつかせる。ナチスの過去を隠すため書類の破棄や秘密を知る者を暗殺する元ナチスの組織にマクシミリアンは属していたが、彼らにとってルシアの存在は危険だった。しかしマクシミリアンは彼らの警告を無視しルシアとともにアパートに籠り、組織に包囲される中、外界を遮断し愛欲に耽るのだった・・・。

元ナチスの男と彼に収容所で弄ばれた女が再会しすべてを捨て愛欲に耽るというエロチックな歪んだ愛のドラマ。監督はミッキー・ロークが主演を務めた『フランチェスコ』のリリアーナ・カヴァーニ(女性監督)。マクシミリアンにダーク・ボガード(『ダーリング』『地獄に堕ちた勇者ども』『ベニスに死す』、ルシアにシャーロット・ランプリング。ナチスの将校が丸坊主にされたユダヤ人少女を愛撫し、彼女を弄び、彼女にナチスの帽子と制服を着せ上半身は裸で聴衆の前で踊らせ、その褒美に生首を与え、戦争が終わってからも収容所時代のアブノーマルな関係が忘れられずに身の危険も顧みずに二人は愛欲に耽り、破滅していく・・・。といったナチスドイツが行った強制収容所での蛮行への贖罪意識や批判精神など皆無の、むしろその歴史的残酷さ凄惨さやナチスが体現した〝美意識〟ですらその養分とする退廃的美を徹底的に追求した映画。ダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングもこの物語にとってこれ以上ない組み合わせ。倫理的なものは置いといて監督の表現したいものを表現できた秀作だと思う。

シャーロット・ランプリングのヌード

前述したシャーロット・ランプリングのナチスコスプレストリップのシーンがあまりに有名な映画で、私もこの映画を予備知識としてエロ映画と認識していたが、深夜放送で初めて観たときは不思議といやらしさはあまり感じられなかった。これは内容のせいもあるが、監督が女性であるということも影響しているのかもしれない。観返してみてもその印象は変わらなかったが、年を経てその胸焼けするような退廃美に、倫理的なことは一先ず置いといてある種の感銘を受けた。人によって感じ方は様々だろうが、シャーロット・ランプリングのエロチックなシーンはたんまりと見られる映画。

参照リンク

愛の嵐 ウィキペディア
愛の嵐 IMDb
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Lotar Film Ital-Noleggio Cinematografico

未来惑星ザルドス(1974/英/米/アイルランド/105分) 映画の感想

2239年、人類は不死のエターナルズと、彼らに支配されね死のあるブルータルズに別れていた。ブルータルズはザルドスという名の人の頭を模し空中を飛ぶ巨大な石像を崇拝しエターナルズの存在を知らぬまま彼らのための食料を生産していた。武器を与えられブルータルズでありながらブルータルズを狩る存在であったエクスターミネーターズのリーダーゼットは、ある日ザルドスに乗り込んでエターナルズが暮らすボルテックスに侵入する。彼は捕らえられるが、不死で争いも生殖もない退屈な世界に暮らすエターナルズのある者は彼を恐れ、ある者は彼を解放者とみなして歓迎する・・・。

『脱出』や『エクスカリバー』のジョン・ブアマン監督にやるSF映画。主演のゼットにショーン・コネリー。エターナルズの住人で主人公と特別な関係を結ぶ女にシャーロット・ランプリング。神と人(人と蟻)の視点、人間が科学によって管理された閉鎖空間、人間の本質とは何かを探求する哲学性など、いかにもスターウォーズ登場以前の70年代SFという感じの作品。私が初めてこの映画を観たときには、ラストの展開によく分らんが何か深い物を感じて感動したという覚えがある。だがそのような考えさせる哲学的要素以上に印象に残ったのは、ザルドスを始めとする強烈なビジュアル、フェロモンたっぷりの褌姿で半裸のショーン・コネリー、美人でツンデレのシャーロット・ランプリング、唐突なホラー映画的(ゾンビ映画的?)展開、意外と激しいバイオレスシーンなど、この映画の「変」な部分だった(ラストも変)。この当時のジョン・ブアマン監督は変な映画ばっかり撮っていたという印象で、作品の出来に落差はあるものの(おもしろいかおもしろくないかといえば、大抵おもしろい)、観る者に強烈なインパクトを残していた。

シャーロット・ランプリングのヌード

先に述べたように美人でツンデレのシャーロット・ランプリングが実に良い。初めて本作を観たとき、内容はチンプンカンプンだったが、変な映画として強烈に印象に残り、とくにラストシーンはシャーロット・ランプリングの乳房とともに私にとって忘れられないものとなった。

参照リンク

未来惑星ザルドス ウィキペディア
未来惑星ザルドス IMDb
未来惑星ザルドス シャーロット・ランプリングのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
John Boorman Productions Ltd. 20th Century Fox Fox-Rank Distributors Ltd.

シャーロット・ランプリングがヌードになった映画

シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling, OBE, 1946年2月5日 – )はイギリスの女優。

1971 さらば美しき人 Addio, fratello crudele
1974 未来惑星ザルドス Zardoz
1974 愛の嵐 The Night Porter
1974 地獄のキャラバン隊 Caravan to Vaccares
1975 蘭の肉体 La chair de l’orchidée
1975 ユッピ・ドゥー Yuppi du
1977 男と女のアヴァンチュール/紫のタクシー Un taxi mauve
1985 トレンチコートの女 On ne meurt que 2 fois
1985 美しさと哀しみと Tristesse et Beauté
1987 エンゼル・ハート Angel Heart
1987 マスカラ Mascara
1991 ハマーアウト Hammers Over the Anvil
2000 まぼろし Sous le sable
2003 スイミング・プール Swimming Pool
2017 ともしび Hannah

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