映画女優ヌード

ミッドサマー フローレンス・ピュー

映画女優ヌード

ミッドサマー(2019/米/スウェーデン/147分) 映画の感想

大学生のダニーは精神を患っていた妹が両親を道連れに一家心中をしたことで心を病んでいた。そんな彼女を恋人のクリスチャンは、友人のペレから誘われた彼の故郷スウェーデンの村の90年に1度の夏至祭に気分転換も兼ねて連れていく。白い装束に包まれた村人たちは彼らを温かく迎えダニーたちもその祭りや儀式に魅了されるが、それは恐ろしいペイガニズム(異教)の祭りであり、村人たちがいけにえを求めている事を彼ら彼女たちは知るよしもなかった・・・。

キリスト教にとっての異教・邪教をテーマにしたホラー映画。監督は『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター。主演のダニーにフローレンス・ピュー。その他ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパーらが出演。1973年のイギリス映画で名作の誉れ高い『ウィッカーマン』に酷似した映画。『ウィッカーマン』と同じくキリスト以外の異教の宗教がエキゾチックにエロチックにクルーエルに描かれていて、不気味な住民たちの言動や、いけにえや、ラストで火あぶりが強調されている所も同じ。違いといえば異教に対して理解を示すふうな描写があるところで、そこは現代的と言える。白い衣装と舞台となる村の緑の原っぱが印象的でそこで行われる儀式や不条理な展開には監督独自のものが感じられ、批評家の絶賛も、『ウィッカーマン』が前提としてあることは当然として、その辺りを評価しての事であろうか。それにしても欧米人(キリスト教徒)のペイガニズムに対して抱く、恐れやエキゾチシズムやエロチシズムなどには興味深いものがある。私個人としては、探偵映画的趣向があり、古き怪奇映画テイストがあり、キリスト教と邪教との明確な対立を描き、ブリット・エクランドはエロくて、クリストファー・リーなどの役者や巨大な「ウィッカーマン」の像などの奇抜なデザインも魅力的な『ウィッカーマン』の方が本作よりも好き。

ミッドサマーのヌード

裸や露骨な性的な描写はあるが、エロを目的にして観るような映画ではない。

参照リンク

ミッドサマー ウィキペディア
ミッドサマー IMDb
ミッドサマーの画像へのリンク
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Square Peg B-Reel Films A24 Nordisk Film

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