コンプライアンス 服従の心理(2012/米/90分) 映画の感想
とあるファスートフード店のマネージャーサンドラのもとに警察を名乗る男から「お宅の従業員が客の金を盗んだ」という電話がかかってくる。男は警察が店に向かうまで該当の従業員を拘束してほしいとサンドラに要求してくる。サンドラはそれとおぼしき女性従業員のベッキーをしぶしぶ別室に閉じ込め監視する。男はベッキーの服を脱がして調べてほしいと要求してくる。訝しがりながらもそれに応えるサンドラだが、男の要求はそれに留まらずますますエスカレートしていき・・・。
アメリカで2004年に容疑者が逮捕されるまで10年近く続いた「ストリップサーチ(身体検査)いたずら電話詐欺事件」をもとにした映画。サンドラ役にアン・ダウド、ベッキー役にドリーマ・ウォーカー。ドキュメンタリータッチの映画で、題名通り権力への服従の心理を、中間管理職のブレッシャーや低賃金労働者の立場、男性のスケベ心、などを交えつつ描いている。いたずら電話を真に受けて、若い女の子を店のバックヤードで裸にして身体検査し、監視役の男は彼女に暴行(キスや性器の露出やフ〇ラチオの要求、尻たたきなど)までしてしまうとう有り得ないような展開の物語なのだが、調べてみるとこれがほぼ事実に基づいていることに驚く。まさに「事実は小説よりも奇なり」である。中間管理職としてのプレッシャーに晒され判断力を鈍らせる女性マネージャー役のアン・ダウドが数々の女優賞にノミネートされたことからも分かるように、映画自体は真面目なしっかりとした作りだが、それが逆にエロシーンの卑猥さを倍増させ、本作を2010年代を代表するエロ映画の一つにしていると私は思う。秀作(観て不快になる人も多いだろうが)。
ドリーマ・ウォーカーのヌード
ドリーマ・ウォーカーはあまり名は売れていないが容姿が整ったアメリカ娘らしいかわいらしい女優さんで、ドキュメンタリータッチの映画でもあり娯楽映画でもある本作にはちょうどいい塩梅の配役になっている。映画の中でとんでもないセクハラの数々を受けるが、私はこういう汚れ役をプロフェショナルにこなす女優さんを尊敬している。
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ドリーマ・ウォーカーがヌードになった映画
ドリーマ・ウォーカー(Dreama Walker, 1986年6月20日 – )はアメリカ合衆国の女優。
2012 コンプライアンス 服従の心理 Compliance