ビジュー・フィリップスのヌード BULLY ブリー他

BULLY ブリー(2001/米/仏/111分)　映画の感想
レイチェル・マイナーのヌード
ビジュー・フィリップスのヌード
ダニエル/悪魔の赤ちゃん(2009/米/83分)　映画の感想
ビジュー・フィリップスのヌード
ビジュー・フィリップスがヌードになった映画

BULLY ブリー(2001/米/仏/111分)　映画の感想

高校中退の落ちこぼれのマーティー(ブラッド・レンフロ)と成績優秀なボビー(ニック・スタール)は幼馴染のバイト仲間だが、マーティはボビーに頭が上がらずいじめられていた。ある日二人はアリとリサという少女と知り合い、マーティはリサと、ボビーはアリと付き合い始める。しかし日頃のマーティへの態度やアリとリサを暴行したボビーに不満が募り、リサの「ボビーを殺そう」という何気ない一言から、彼らはボビーの殺害計画を企てることになる･･･。

写真家としても有名な『KIDS/キッズ』のラリー・クラークが監督した、ボビー・ケント殺害事件事件をもとにした、ブラッド・レンフロ、ニック・スタール(『ターミネーター3』)、レイチェル・マイナー、ビジュー・フィリップス(『ホステル2』)という当時10代後半から20代初めの若者だった若手俳優たちが出演した「歪んだ」青春映画。映画が始まってからずっと無思慮な全く感情移入できない若者たちによるいじめやセックスやドラックの乱用、レ〇プ、ゲイポルノの撮影といったシーンが続き、彼らの家庭環境の描写も含めてそれらが生々しくも単調で不愉快で、前半はかなり観ているのがしんどくなってくる。だがそれも監督の計算の上で、そういったシーンが写実主義的効果を発揮し、この映画が事実にもとづいているという重さとともに、無思慮な若者たちの行動が取り返しのつかない事態を生じさせるという後半の展開をリアルで衝撃的なものにしている。彼らの年齢に近い若者や、いじめの被害者となった者のなかには、本作を正視できない者もいるのではないかというほどの若者の無分別と青春のやるせなさが描かれていると思う。不愉快なシーンの多い決して楽しくはない映画だが、私は佳作と評価した。

レイチェル・マイナーのヌード

ブラッド・レンフロ演じるいじめられっ子をそそのかし殺人の引き金を引く、物語のキーパソンとなる少女の役。彼女の生々しいセックスシーンや、トイレで妊娠をチェックするシーン、レ〇プシーンなどがある。

ビジュー・フィリップスのヌード

ビジュー・フィリップスはニック・スタール演じるいじめっ子と付き合う女の子。常になきわどい格好で登場し、彼女も生々しいセックスシーンやレ〇プされるシーンがある。レイチェル・マイナーやビジュー・フィリップスのヘア丸出しでのセックスシーンは決して美しいものではないが、それがリアリティを生み、作品に効果的に作用している。

参照リンク

BULLY ブリー　ウィキペディア
 BULLY ブリー　IMDb
BULLY ブリー　ビジュー・フィリップスのヌード画像へのリンク
 BULLY ブリー　レイチェル・マイナーのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Blacklist Films　Gravity Entertainment　Muse Productions　StudioCanal　Lions Gate Films

アイヴィーシー

ダニエル/悪魔の赤ちゃん(2009/米/83分)　映画の感想

建築家の恋人との間にできた赤ちゃんを出産するため彼の実家に越してきたレノア。彼女は予定よりも早く赤ちゃんを出産する。しかし分娩室では侵入者の姿が全くなかったにもかかわらず、立ち会った医師や看護婦が何者かによって惨殺されていて…。

1974年製作のラリー・コーエン監督の『悪魔の赤ちゃん』のリメイクで、アメリカではDVDスルーだったが日本では劇場公開されたホラー映画。主演は『ホステル2』のビジュー・フィリップス。オリジナル版は、無害な赤ちゃんがモンスターであるという意外性や、怪物化してしまっても自分の子供に愛情を注ぐ母親、赤ちゃんが薬害の被害者であるというメッセージ性やそれにともなう悲劇性などが特徴的で、リック・ベイカーの特殊メイクなども話題になった有名な作品。一方でリメイク版にはオリジナル版の評価ポイントである薬害の被害者というメッセージ性や悲劇性はほとんどない。また犠牲者たちの死体を母親が隠す描写などが少し雑で、いかにもDVDスルーの作品という部分もある。ただ無害な赤ちゃんがモンスターと化すというインパンクトや、たとえ怪物でも子供に愛情を注ぐ母親の母性という部分は残っていて、その辺りの設定は変わらず興味深く、過激な残酷描写もそこそこあって、期待値を高くしなければそれなりに楽しめる作品になっている。