宮廷画家ゴヤは見た(2006/米/スペイン/114分) 映画の感想
18世紀後半のスペイン、裕福な商人の娘イネスが隠れユダヤ教徒とであるとして異端審問官の拷問を受け投獄される。彼女の父親は画家のゴヤに懇願し、彼の知り合いで異端審問を推進する神父ロレンゾに面会し彼女の解放を求めるが・・・。
フランス革命、ナポレオンのヨーロッパ制服、スペイン独立戦争という激動の時代を背景に、異端審問によって引き起こされた悲劇を、スペインの天才画家ゴヤの目を通して描く秀作歴史ドラマ。監督は『カッコーの巣の上で』『アマデウス』などの名匠ミロス・フォアマンで、彼の最期の監督作品。ロレンゾにハビエル・バルデム、イネスにナタリー・ポートマン、ゴヤにステラン・スカルスガルド。ミロス・フォアマンは制作時70代だが、円熟味と同時に若々しさや激しさも感じさせる演出で、革命や異端審問や戦争などに翻弄される人々の姿をシニカルに描いていて、衰えを感じさせない。憎まれ役や悪役のイメージが強いステラン・スカルスガルドが哀れな女性を救おうとする天才画家を見事に演じていて、俗悪だが人間らしいと言えば人間らしい役を演じたハビエル・バルデムとともに芸達者なところを見せている。
ナタリー・ポートマンのセミヌード
異端審問にかけられ投獄される女性の悲劇的な人生をナタリー・ポートマンが熱演(二役だがもう一人はネタバレになるのでふせる)。映画中盤かなり衝撃的な展開があるが、それも序盤に彼女の美しさを十二分に見せていてのもの。ナタリー・ポートマンはセクシーなシーンを演じても見えそで見えない事が多く本作もそうだが、拷問に始まりその後の衝撃的な展開も含め、彼女のその他の作品に比べてもかなりセクシャルな役所となっている。ただかなりの汚れ役・難役であるにもかかわらず一方でそれをはじきかえすような強烈な潔癖さを彼女は纏っていて、最後まで泥臭さをあまり感じさせないのは、役者としていいことなのかどうなのか・・・。
宮廷画家ゴヤは見た ウィキペディア
宮廷画家ゴヤは見た IMDB
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The Saul Zaentz Company Kanzaman Antena 3 Televisión Xuxa Producciones Warner Bros. Pictures Samuel Goldwyn Films
ナタリー・ポートマンがヌードになった映画
ナタリー・ポートマン(英: Natalie Portman, 本名: ナタリー・ヘルシュラグ1981年6月9日 – )は、イスラエル出身のアメリカの女優、映画監督、プロデューサー。
2006 宮廷画家ゴヤは見た Goya’s Ghosts
2007 ホテル・シュヴァリエ Hotel Chevalier 短編 『ダージリン急行』のプロローグ的作品。