21グラム(2003/米/124分) 映画の感想
ひき逃げ事故をきっかけに、事故を起こして罪に悩む男、事故によって夫と娘たちを失った女、亡くなった彼女の夫から心臓を提供されて一命をとりとめた男の3人の運命が交錯する人間ドラマ。
監督は『バベル』などのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥで、ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロが共演する。時系列がバラバラなノンリニアな映画。こういう編集は監督の独りよがりだったり、うまくいっていない例も多いが、本作は登場人物それぞれの心の帰結やお話の顛末を、丁寧に克明に解き明かしていくような形になっていて成功している。逆に通常の編集で時系列通りに進めていたら、ありきたりなお涙頂戴の物語で終わっていたようにも思う。「21グラム」という題名は、「人間の魂の重さは21グラム」であるというダンカン・マクドゥーガルの研究に由来する(信憑性は疑問視されている)。信仰の問題を扱った映画でもある。
ナオミ・ワッツのヌード
ナオミ・ワッツはひき逃げ事故で夫と娘たちを失う人妻の役。ベッドシーンで大胆なヌードを披露している。ここでの彼女は、映像の撮り方も味方して、息を吞む美しさ。
21グラム ウィキペディア
21グラム IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
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マイ・ライフ・メモリー(2013/米/) 映画の感想
アメリカの障碍者福祉や、低賃金の貧困層の生活をテーマとしたノンフィクション『Nickel and Dimed』を基にした映画。
ナオミ・ワッツがコンビニエンスストアで働く女性を、マット・ディロンがその恋人で下半身不随の男を演じる。また『ウォーキング・デッド』のノーマン・リーダスがナオミ・ワッツの別れた夫役で出演している。地味な映画で派手さもなく、物語も特段盛り上がりを見せることはない作品だが批評家には高評価されている。ノン・フィクションを下敷きにしていて福祉政策や貧困層の生活などアメリカの社会問題をテーマとした作品で、むしろ娯楽映画としての見せ場よりも生活に困窮する人々のリアルな描写を描くことに重点を置いたことが高評価につながっているのだろう。そういう予備知識があれば、役者陣の演技や物語の展開にも納得いくが、アメリカ社会の内情を肌で感じていない大部分の日本の観客にとってはやはり地味でやや退屈な映画であると評価せざるを得ないだろう。
ナオミ・ワッツのヌード
ナオミ・ワッツはマット・ディロンとの少し過激なベッドシーンでヌードを見せている。
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Truly Original Freight Yard Films Alchemedia Films
ナオミ・ワッツがヌードになった映画
ナオミ・ワッツ(Naomi Ellen Watts, 1968年9月28日 – )はイギリス出身の女優。
1993 Gross Misconduct
2001 マルホランド・ドライブ Mulholland Dr.
2003 21グラム 21 Grams
2005 ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー Ellie Parker Amazon
2009 愛する人 Mother and Child Amazon
2012 インポッシブル Lo Imposible Amazon
2013 マイ・ライフ・メモリー Sunlight Jr. Amazon
2017 ジプシー Gypsy TVドラマ Amazon
2019 ルース・エドガー Luce Amazon
2019 ウルフ・アワー The Wolf Hour Amazon
2022 インフィニット・ストーム INFINITE STORM