バベル(2006/米/仏/メキシコ/モロッコ/142分) 映画の感想
モロッコ、父親が買い取ったライフルで兄弟が遊び半分で観光バスを狙い撃ちする。銃弾はアメリカ人観光客のスーザンに命中し、夫のリチャードは彼女を助けようと奔走する。その夫婦の子供をメキシコ人家政婦のアメリアが子守していたが、事件によって予定がくるい彼女はアメリカから息子の結婚式があるメキシコに子供たちを違法に連れて行ってしまう。一方日本では、スーザンを撃ったライフルの持ち主である間宮の娘で父親との不和や聾唖者としての疎外感などから悩みを抱える千恵子が、父親のことで警察から質問を受けていた・・・。
ブラッド・ピットやケイト・ブランシェットといったハリウッドスターや役所広司といった国際的な俳優が共演した人間ドラマ。監督は『21グラム』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。聾唖の女子高生を演じた菊地凛子の演技が評価され、彼女を世界的に有名にした。一丁の銃が引き起こした事件がモロッコ、アメリカ、メキシコ、日本に暮らす人々の人生の諸相を浮かび上がらせ、それが一つの線となって繋がり、国や言葉の違いを超えた一つの「悲哀」を提示する。私自身は観賞前、菊地凛子が演じる女子高生の役に違和感を覚えこの映画に偏見を抱いていたが、その日本を描いたパートが意外に繊細に描かれていて菊地凛子はじめ役者の演技もよく感心した。日本パートのラストに流れる坂本龍一の音楽も印象的。
菊地凛子のヌード
聾唖者で性に興味津々でルーズソックスの女子高生と、菊地凛子演じる千恵子は当時の日本への偏見やキャラの作りすぎを感じさせ、またその彼女のヘア丸出しの全裸はいかにもハリウッド映画に進出して無駄に脱がされる外国人女優といったどぎつさだが、そこで描かれる物語が繊細で演じる菊地凛子が魅力的で良く、そういったものを忘れさせる。
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菊地凛子がヌードになった映画
菊地 凛子(きくち りんこ、1981年1月6日 – )は日本の女優。
2006 バベル Babel
2009 ナイト・トーキョー・デイ Map of the Sounds of Tokyo