メリル・ストリープのヌード　シルクウッド　

シルクウッド(1983/米/131分)　映画の感想

核燃料工場で働いていた女性労働者カレン・シルクウッドは、工場内のずさんな安全管理を目の当たりにし、労働運動に目覚め会社を訴える。しかし彼女の行動は会社側の反発をまねき、周囲で不審なことが起こり始め･･･。

巨大な会社と対決する一女性労働者が、最後には彼女不審な死を遂げてしまうという、実在の人物カレン・シルクウッドの実話をもとにした映画。監督は『卒業』『ワーキング・ガール』のマイク・ニコルズで、安定の演出をみせる。実話の映画化は大変だが、監督の淡々と登場人物たち「日常」と「事実」だけを描いていく手法は素晴らしく、主人公の死についていろいろ解釈の余地を残す演出もうまい。メリル・ストリープとカート・ラッセルが恋人同士、シェールがルームシェアする友人という配役だがが彼らのアンサンブルが独特の心地よさを醸し出していて素晴らしい。

メリル・ストリープのヌード

カレン・シルクウッドを演じるメリル・ストリープが、職場の中でふざけて服をはだけ一瞬胸が見える。メリル・ストリープの裸のシーンは珍しいが(※出演作の多さと作品の内容的にはということだが、最近ではNetflixの『ドント・ルック・アップ』(2021)でのヌードシーンも話題になった)、ここは物語でも重要なシーンであり、彼女も納得の上での演技だったのだろう。このカレン・シルクウッドという、個人的には若くして妊娠し子持ちで離婚経験者で労働者である女性の役に正直メリル・ストリープは似合っていないように思うが、そこをカバーしてお釣りが返ってくるレベルの彼女の演技力は本当に見事だ。

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メリル・ストリープがヌードになった映画

メリル・ストリープ（Meryl Streep, 1949年6月22日 – ）は、アメリカ合衆国の女優。『クレイマー、クレイマー』(アカデミー助演女優賞)『ソフィーの選択』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(アカデミー主演女優賞)など、受賞歴多数。

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2021　ドント・ルック・アップ　Don’t Look Up　ヌード？
(彼女の場合きわどい映画も多いです)