アメリカン・ジゴロ(1980/米/117分) 映画の感想
ジュリアンは金持ちの婦人専門の売れっ子ジゴロ(男娼)。普段彼はアンという女からの依頼を受けていたが、レオンというポン引きとも仕事をしていた。そんなある日、彼は上院議員夫人ミシェルと出会い恋に落ちる。しかしそれもつかの間、レオンから紹介された客が殺されジュリアンは容疑者にされてしまう、警察の捜査を交わしつつ真相を突き止めようとするジュリアンだが・・・。
『キャット・ピープル』のポール・シュレイダー監督によるクライムドラマ。主演はリチャード・ギア。ローレン・ハットン、ニーナ・ヴァン・パラント、ビル・デュークら共演。娼婦の世界の光と闇を描いた映画は多いが、『アメリカン・ジゴロ』は男娼でそれをやっているのが特徴。当初はジョン・トラボルタが主役候補だったともいうが、『ミスター・グッドバーを探して』の役とも通じるナンパな色男(彼のタイプキャストともいえる)役のリチャード・ギアがはまり役。ハリウッド映画で初めてという主演男優のオールヌードシーンや、愛する者(女)に救われるなど、映画において女優が担うある種の典型的な娼婦の役まわりを彼が一手に引き受けているのがおもしろい。また80年代の初頭に制作されたこの映画は、それまでのアメリカンニューシネマに代表される70年代的な暗さが払拭され、音楽、主題歌(ブロンディの「コール・ミー」)、ロケーション、美術や照明まで、非常にオシャレでゴージャスでそこも魅力(物語に暗さがないというわけではない)。
American Gigolò – Intro (Music: Call Me by Blondie) YouTube
ローレン・ハットンのヌード
ローレン・ハットンは主人公が恋をする上院議員夫人役だが、彼女の美貌とクールな役回りが、ネオ・ノワール的でカッコイイ。彼女の存在も、この映画のオシャレでゴージャスな見た目に貢献している。
アメリカン・ジゴロ ウィキペディア
アメリカン・ジゴロ IMDb
アメリカン・ジゴロ ローレン・ハットンのヌード画像へのリンク
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Paramount Pictures
ローレン・ハットンがヌードになった映画
ローレン・ハットン(Lauren Hutton、1943年11月17日 – )はアメリカ合衆国の女優。
1970 お前と俺 LITTLE FAUSS AND BIG HALSY
1976 ロサンゼルス・それぞれの愛 WELCOME TO L.A.
1980 アメリカン・ジゴロ AMERICAN GIGOLO
1982 ヘカテ HECATE