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カミール・キートン映画女優ヌード

カミール・キートンのヌード 悪魔のえじき

カミール・キートン

悪魔のえじき(1978/米/102分) 映画の感想

ニューヨークのマンハッタンからコネチカット州の田舎町に小説の執筆のために訪れた女性が地元の男たちに暴行され凌辱の限りを尽くされ、彼らに徹底的な復讐を誓うというレイプリベンジ映画。

劇場公開時のタイトルは『発情アニマル』で、『女の日』という題でTV放送もされた。主演は喜劇役者バスター・キートンの遠縁にあたるカミール・キートンで(かなりの美人)、もの凄い汚れ役を熱演している。素人臭い映像、女性を暴行する凄惨なシーンと彼女の残虐なリベンジのシーンが映画の大半を占めるというその内容の酷さなどで、当然のように公開当時酷評されたが、観た人の心に強いインパクトを残しカルト化し、リメイクやら続編やらがいまだ作られ続けているエクストリームな映画。他にもこの手の映画がたくさん作られながら、なぜ本作がその中でも支持されるのか?酷い映画であることはそうとして、以下、少し真面目に本作を分析してみる。酷い内容と書いたが全くメッセージ性が読み取れないわけでもなく、インテリと野蛮(ヒルビリー・レッドネック)、都会と田舎、犯罪国家としてのアメリカ、ウーマンリブ、発達障害などの諸問題が、冗談ではなくかなり生々しく全面に出てしまっている映画。犯罪という事では、嘘か誠か監督が実際にレイプにあっている女性を助けた体験が本作の基になっているともいいい、ここには描くことによるトラウマ的現実の解消という要素がある。映画史的には、アメリカ映画の表現を規制していたヘーズコードが撤廃されて10年、映画の中でどこまで描いていいのかその行きつくところまでいった映画の一つとしての意味も読み取ることができる(日本のAVの方がよっぽど過激といった類の話ではない。また本作のリメイクとかに私は全く興味がない)。また、こういうリベンジ映画が消えてなくならず何度も何度も繰り返し作られていくのは、女性への暴行という要素とは関係なく、なんというかそれが人が物語を語る上での一つのアーキタイプ的なものだからだろうと思う。エクスプロイテーション映画を作ろうとして、監督はこういった要素を半ば無意識に盛り込み表現したのだ。忘れられず長く生き残る作品にはなんらかの理由があるのだ。

カミール・キートンのヌード

主演の女性を雑誌で募集したところ何千もの応募があったという。彼女はその中の「選ばれた人」ということになる(真面目くさったことを述べたがもちろんこのことが作品が長く見続けられる一番の要因だろう)。酷い暴行シーンが延々と続くが、彼女の「選ばれた人」としての美しさは紛れもないもので、個人的には、観ていてなんというか恥ずかしくて申し訳ないという微妙な気持ちになってくる映画。

参照リンク

悪魔のえじき ウィキペディア
悪魔のえじき IMDB
悪魔のえじき カミール・キートンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
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