白昼の幻想(1967/米/82分) 映画の感想
妻との関係に悩むCMディレクターのポールは、LSDを体験する。トリップした彼は、様々なビジョンを観ながら、街に繰り出し、いつもとは違う特異な体験をする。夜が明け彼はトリップから解放され自宅に戻る。果たしてドラック体験は彼の中の何かを変化させたのだろうか・・・。
当時のカウンターカルチャーが反映されたAIPの『ワイルド・エンジェル』(1966)で注目されたピーター・フォンダが主演し独立系の映画としては異例のヒットをした、ドラッグによるトリップ体験をモキュメンタリーチックに描いた作品。監督はロジャー・コーマン、脚本はジャック・ニコルソン。その他の出演者にデニス・ホッパー、ブルース・ダーン、スーザン・ストラスバーグ。当時のカウンターカルチャーを反映させたこの映画の成功が、『イージー・ライダー』の製作にも繋がっていくという事で、アメリカ映画史的に非常に重要な作品であるが、今の観客(視聴者)にといっては、いまいちここで描かれている風俗や感性含めピンとこず退屈で古臭く感じられるかもしれない。個人的にはモキュメンタリータッチの映像や、有名俳優の出演、当時の風俗、サイケな映像、AIPの撮影セットなどを体感出来て嫌いではない。
スーザン・ストラスバーグのヌード
サイケな映像で描かれたピータ・フォンダとのベッドーシーンでヌードを見せている。非情にこの時代の映像っぽくておもしろい。露出は控え目。他にも裸の女性のダンスシーンなどもある(ここもサイケ)。
白昼の幻想 ウィキペディア
白昼の幻想 IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
American International Pictures
マニトウ(1978/米/104分) 映画の感想
カレンは首の後ろにできた腫瘍を取り除くために病院で手術を受けるが、医者が何者かの力によって自らの手をメスで切りつけ失敗する。カレンの元恋人でインチキ霊媒師のハリーは、霊能者たちと降霊術を開き、彼女がインディアンの霊に取りつかれていることを突き止める。ハリーたちはインディアンの呪術師ジョンに助けを求め、ジョンは彼らに精霊マニトウの存在について明かす。ハリーとジョンたちはカレンを救うべく病院へと向かうが、強力な悪霊ミスカマカスが、彼女の腫瘍を通してこの世に姿を現し・・・。
『エクソシスト』のヒットで起こったオカルト映画ブームに便乗したホラー映画。監督は『グリズリー』(こちらは『ジョーズ』に便乗)のウィリアム・ガードラー。出演者はトニー・カーティス、マイケル・アンサラ、スーザン・ストラスバーグら。トニー・カーティス演じる霊媒師のキャラなど『エクソシスト』に比べるとかなり緊張感に欠ける映画だが、腫瘍という形で悪霊の存在を示唆する前半から、降霊術でのシーン、病院での悪霊との決闘と、SFⅩを駆使して悪霊の存在とその力を具体的に見せていく演出が楽しく、この世に現れた悪霊のビジュアルが強烈で彼と人間との陣取り合戦のような戦いはそれなりに恐い。『SF/ボディ・スナッチャー』のトム・バーマンらによるクリーチャーの造形やメイクアップ、『スター・ウォーズ』のリチャード・エドランドによるSFⅩの出来が良く、ラストの宇宙のような異空間での『スター・ウォーズ』のルークと皇帝のような(『ジェダイの復讐(帰還)』よりもこちらが先!)光線飛ばして悪霊と人間が戦うシーンは語り草となっている。
スーザン・ストラスバーグのヌード
スーザン・ストラスバーグはラスト近くで胸を見せるが画面は暗い。このシーンは前述した異空間での戦いの場面で、ネタバレになるので詳細は省くが、彼女も大活躍でいろいろと凄い。
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Herman Weist & Associates Melvin Simon Productions AVCO Embassy Pictures
スーザン・ストラスバーグがヌードになった映画
スーザン・ストラスバーグ (Susan Strasberg、1938年5月22日 – 1999年1月21日)はアメリカ合衆国の女優。父親は演出家で「アクターズ・スタジオ」の創立者の一人リー・ストラスバーグ。
1967 白昼の幻想 The Trip
1968 ジャック・ニコルソンの嵐の青春 Psych-Out
1969 姉妹 Le sorelle
1978 マニトウ The Manitou