映画女優ヌード

サリー・ストラザースのヌード ファイブ・イージー・ピーセス

映画女優ヌード
カレン・ブラックとジャック・ニコルソン

ファイブ・イージー・ピーセス(1970/米/98分) 映画の感想

自分がいることで周囲に必ずトラブルを起こしてしまうために、一所に留まらず放浪を続ける男が、父親の危篤で、音楽一家の家族が暮らす故郷に恋人ともに久々に帰省するというお話。

際立った美男美女ではない普通の人々、これといった劇的展開のない物語、脈絡のない会話やシーン、問題を抱えた主人公らしからぬ主人公、苦いラストなど、従来のハリウッド映画と対比して典型的なアメリカンニューシネマらしい映画。前年に、同じくジャック・ニコルソン出演の『イージー・ライダー』が公開されたあの当時の空気感に対する知識がないと入り込みにくい作品ではあるが、そうでなくとも登場人物の内面の感情の機微が読み取れれば、理解でき感銘を覚える名作である。劇的展開の少ない本作にあって、主人公のジャック・ニコルソンが終盤でとったいくつかの行動は、人生の悲哀を観るものに感じさせ胸をうつ。主人公の恋人を演じたカレン・ブラックは普通じゃない男に惚れてしまった自身も普通ではない女の役を好演。数々の賞を受賞したのも頷ける。美人ではあるがどこにでもいそうな風体の彼女の容姿や立ち居振る舞いは、作品の空気感にぴったりで、本作を名作たらしめる上で多大な貢献をしている。ラストの彼女の姿はあまりに切ない。

サリー・ストラザースのヌード

サリー・ストラザースは、ジャック・ニコルソン演じる主人公とセックスする女の役(カレン・ブラックの役の視点からすると浮気)。顔に特徴のある女優さんで、『ゲッタウェイ』での獣医の寝取られる妻役としてあまりに有名(ここでの彼女の役、私事になるが私にとってもの凄いトラウマ)。これと本作への出演で、彼女は永久に映画史から忘れられることのない女優となったといえる。

参照リンク

ファイブ・イージー・ピーセス ウィキペディア
ファイブ・イージー・ピーセス IMDb
ファイブ・イージー・ピーセス リー・ストラザースのヌード画像へのリンク
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BBS Productions Columbia Pictures

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