エリザベス・ペーニャ

エリザベス・ペーニャのヌード ジェイコブス・ラダー

エリザベス・ペーニャ

ジェイコブス・ラダー(1990/米/113分) 映画の感想

《以下ネタバレあり》
ベトナム戦争の最中、アメリカ兵ジエイコブが所属する部隊が攻撃される。発狂するなど仲間たちが異常な行動を示すなか、ジェイコブは銃剣で刺され重傷を負う。帰国した彼は、ニューヨークの街中で悪魔のような姿をした「人々」に遭遇し、何者かに命を狙われ、またベトナム戦争や死んだ最愛の息子が登場する悪夢を頻繁に見るようになる。ベトナム戦争時、兵士たちに軍が凶暴な戦士たちを作り出すための薬を投与していたことを知ったジェイコブズは、真相究明のために奔走するが・・・。

ベトナムで重傷を負い帰国した男が体験する悪夢のような出来事と、その背後にある彼がたどり着く驚愕の真相とを描いたサイコホラー。監督は『ナインハーフ』『危険な情事』のエイドリアン・ライン。脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』のブルース・ジョエル・ルービン(二作には共通のテーマがある)。ティム・ロビンス、エリザベス・ペーニャ、ダニー・アイエロ、マコーレー・カルキンらが出演。ベトナム戦争で負傷したアメリカ兵の臨死体験(大半は悪夢)を描いた映画。日常と怪異や冒険や謎とつじつまの合わない出来事が混ざり合った現実のようで現実ではない世界の描写、過去の記憶のフラッシュバック、性的モチーフ、宗教的モチーフ、グロテスクや恐怖のイメージ・・・、臨死体験であれなんであれここまで人間が見る悪夢というもの真相に迫った作品はかつてなかったように思われる。キリスト教を基盤とした人間の死の恐怖からの解脱を描いた物語も感動を誘い、それを演じる役者たちの演技もとても良い。エイドリアン・ラインの演出は見事の一言で、悪夢的な恐ろしい描写や映像はもちろん、彼のトレードマークであるスタイリッシュな映像と売れっ子映画監督としてのノウハウで、宗教的でシリアスな物語を一級のハリウッド娯楽映画に仕立て上げている所も素晴らしい。作品の出来、スタッフ・キャストの顔ぶれなどを鑑みて、本作を私はこの時代を代表するアメリカ映画の一つであると強く押したい。

エリザベス・ペーニャのヌード

ティム・ロビンス演じる主人公の「回想」の中に出てくる元妻が白人で、「現実」世界における愛人がヒスパニックというのは意図したものであろう。その愛人役のエリザベス・ペーニャとティム・ロビンスのやりとりがまさに「悪夢的」なもので、監督の演出によって蠱惑的なエロチシズムを引き出された彼女は、主人公を堕落させる「悪魔」の化身としての大役を見事に担っている。

参照リンク

ジェイコブス・ラダー ウィキペディア
ジェイコブス・ラダー IMDb
ジェイコブス・ラダー エリザベス・ペーニャのヌード画像へのリンク
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Carolco Pictures Tri-Star Pictures

エリザベス・ペーニャがヌードになった映画

エリザベス・ペーニャ(Elizabeth Peña, 1959年9月23日 – 2014年10月14日[1])はアメリカ合衆国の女優。キューバ系。

1987 ラ★バンバ La Bamba
1990 ジェイコブス・ラダー Jacob’s Ladder
1994 キル・ミー・テンダー2 DEAD FUNNY
1995 Across the Moon

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