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映画女優ヌード

サンドラ・カッセル/ルーシー・グランサムのヌード 鮮血の美学

映画女優ヌード

鮮血の美学(1972/米/84分) 映画の感想

自分たちの娘とその友人を残忍に暴行されたうえに殺された夫婦が、犯人たちに復讐を果たすという、『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン監督によるホラー映画。

ウェス・クレイヴンの監督デビュー作で、製作は『13日の金曜日』ショーン・S・カニンガムとホラー映画史的に意味のある作品。イングマール・ベルイマンの『処女の泉』(1960)を元にした映画(ベルイマンなどのヨーロッパのアート系の映画は、一方で、ヘイズコードによって映画における表現への規制が厳しかったアメリカなどではエロ目線での需要も併せ持っていた)。1972年製作の映画だが、日本ではレンタルビデオがブームだった1987年に発掘され紹介された。本作を観たときの当時の私の感想は、内容とビデオの荒い映像も相まって酷い映画だというものだった。それでも二人目の女の子が湖で惨たらしく殺されるまでの展開やその映像にはなにか真に迫るものがあった。ただその部分はいいのだが、行方不明の女の子を探す警察や復讐を行う夫婦の描写などがあまりに間抜けでとってつけたようで、スラプスティックコメディみたいになっていて、前半とのギャップが激しくあまりにもバランスが悪いと感じた。最近より良い画質で本作を観返したが感想は大きく変わらなかった。ただ私が凄いと感じた前半の女の子二人が犯され殺されるパートへの評価はさらに高いものになった。極悪な犯人たちの仕打ち、それに抗いおびえる少女たちの描写が、現実の事件と照らし合わせてみても心の動きまで含めて真に迫ってリアルで生々しく惨たらしく、これも一つの人間の現実を写し取った表現に感じた。前半の観るに堪えないレベルのリアルな恐怖や不快感を、警官たちの寸劇や夫婦の復讐パートのバカらしさで中和しているとても変な映画だ。悪役俳優として知る人ぞ知るデヴィッド・ヘスが出演していて、デビュー作であったこの役のイメージのまま、その後彼は『ヒッチハイク』や『真夜中の狂気』といった作品でレイプ魔役をやっていくことになる。

サンドラ・カッセル/ルーシー・グランサムのヌード

サンドラ・カッセル(Sandra Peabody)とルーシー・グランサムは暴行され殺される女の子たちの役。裸も出てくるが、先に述べたようにその描写がリアルで惨たらしく、まったくエッチな気分にさせない。サンドラ・カッセルが湖の中で殺されるシーンが、残酷だが妙に美しくもあり(残酷美?)印象的なシーンとなっている。

参照リンク

鮮血の美学 ウィキペディア
鮮血の美学 IMDb
鮮血の美学 ヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Sean S. Cunningham Films The Night Company Lobster Enterprises Hallmark Releasing American International Pictures

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