トム・クルーズ/栄光の彼方に(1983/米/90分) 映画の感想
ペンシルバニア州の鉄鋼業が主産業の田舎町に住むステフは、経済的不況が町を襲う中、アメリカンフットボールで成績を残し、奨学金での名門大学への進学を企んでいた。しかしチームの無残な敗戦に起因するコーチとの対立で、彼はチームからの追放の危機に陥り・・・。
トム・クルーズ演じる主人公がアメリカンフットボールの試合で結果を残し、奨学生として名門大学進学を目指す青春ドラマ。日本未公開。監督は『さらば冬のかもめ』や『タクシードライバー』の撮影監督と知られるマイケル・チャップマン(アメリカ映画界を代表する撮影監督の一人)。その他の出演者にリー・トンプソンやクレイグ・T・ネルソン。同じような題名で同じくスポーツを題材にした映画にロブ・ロウ主演の『栄光のエンブレム』がある。二作は邦題だけでなく、青春映画、田舎からスポーツで成功して脱出しようとしているところ、ブルーワーカーの家庭、兄がいる、激しい試合の場面、コーチとの対立と和解、恋愛要素、挫折と成功、映画『アウトサイダー』出身の若手俳優の起用、主人公の裸、恋人役の売り出し中の女優の裸など、内容的にも非常に似通っている。ただコメディ要素も強い『栄光のエンブレム』に比べ、こちらは真面目な青春映画。映画としてそこそこの質の高さがあり、『タップス』や『アウトサイダー』などで注目され、トム・クルーズも当時すでにそれなりの知名度があったと思うが、日本未公開なのはやや地味な内容のせいだろうか。当時の若手俳優の中でトム・クルーズはルックスの良さだけでなく実は演技力の高さでも注目されていたが、本作の演技もなかなかのものである。彼のトレードマークであり一部で嘲笑もされる「トム・クルーズ的ラン」「トム・クルーズ的スマイル」の原型もみられる。撮影がやたらいいなと思っていたら、監督自体が映画カメラマン出身で、撮影監督が『ダイ・ハード』や『ブラック・レイン』のヤン・デボンだった。トム・クルーズ主演、リー・トンプソン共演の映画であるにも拘わらず、日本未公開のせいで知名度が低いのが残念な作品。
リー・トンプソンのヌード
リー・トンプソンは主人公の恋人で少し身持ちの堅い女の子の役。いろいろあってトム・クルーズ演じる主人公とついに結ばれる場面でヌードを披露している。ここは時間は短いがかなり大胆。ヘアはみえない。トム・クルーズがヌードに抵抗を示すリー・トンプソンを守って、彼女のヌードシーンを減らさせたといった話もある。売り出し中の女優がヌードになることは今も昔も変わらないが、(ハラスメント的なものは置いといて)ある意味登竜門であったのだろう。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の後にこの映画を観て、私はかなり衝撃を受けた。この時期のリー・トンプソンはとなりのお姉さん風で本当にかわいい。
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Lucille Ball Productions Twentieth Century Fox

カジュアル・セックス? (1988/米/103分) 映画の感想
奔放な男性遍歴がある女性ステイシーはエイズが流行するなか「身持ちのいい」男を求めて、自分の友人で奥手の女性メリッサを伴って会員制のリゾートホテル(スパ)へと意気揚々と繰り出す。スティシーはそこで知り合ったヴィニーという〝軽薄〟な男を振り歌手志望のニックと付き合いはじめるが・・・。
性に奔放な女性と奥手の女性のコンビが、男を漁りに行った先で、あれやこれやあって本当の愛を見つけるまでの物語。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで有名なリー・トンプソン主演の、(表現は古いが)艶笑ドラマ。共演はヴィクトリア・ジャクソン。監督ジュヌヴィエーヴ・ロベール。エイズの恐怖が高まっていた時代背景が物語に少し関わっているが、深刻さは微塵もなく、内容はというと少しエッチなライトコメディとなっている。面白くなりそうな題材や脚本なのだが、やろうとしていることすべてが滑っているような微妙な空気に包まれた映画。
リー・トンプソンのセミヌード
リー・トンプソンは、砂浜でうつ伏せに寝て、お尻を露わにしたヌードを披露している。着やせするタイプというか、お尻がすごく立派。レオタード姿や下着姿もあるが、胸は映らない。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などに出演して人気女優となり、前年の『恋しくて』という映画で魅力的な姿を魅せていた彼女だが、本作の彼女はその点ではやや物足りなく感じるられ、内容のつまらなさのせいもあって、彼女のキャリアにやや影を落とす作品になったことが残念。

ヴィクトリア・ジャクソンのヌード
奥手でオーガズムの経験のない女性の役を演じたヴィクトリア・ジャクソンは、リー・トンプソンとともに、砂浜でうつ伏せに寝て、お尻を露わにしたヌードを披露している。見た目通りの豊かなヒップ。本作では他にも彼女はいくつかの場面でセミヌードをみせている。ヴィクトリア・ジャクソンは「サタデー・ナイト・ライブ」に出演していた有名なコメディアン。ただ本作はコメディではあるが、彼女に限らず全体的にあまり笑えない。いかにもタイプキャスト的な配役になるかもしれないが、リー・トンプソンと役柄が入れ替わっていた方が、もう少し楽しい映画になっていたようにも思う。
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Universal Pictures
リー・トンプソンがヌードになった映画
リー・トンプソン(Lea Thompson, 1961年5月31日 – )は、アメリカ合衆国出身の女優。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』『恋しくて』。
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