イザベル・アジャーニ映画女優ヌード

イザベル・アジャーニのヌード ポゼッション/悪魔のような女 (1996)他

イザベル・アジャーニ

ポゼッション(1981/仏/西独/124分) 映画の感想

西ベルリン、単身赴任から帰宅したマークは(諜報員?)、妻アンナの様子がおかしいことに気づく。その後二人はたびたび激しく口論し、互いに傷つけあう。どうやらアンナには愛人がいるらしく、マークはその愛人ハイリッヒを訪ねるが、アンナにはまた別の愛人がいるらしく、マークは私立探偵を雇って探らせる。マークとアンナにはボブという息子がいたが、ボブの担任ヘレンはアンナと瓜二つでマークを戸惑わせる。一方で私立探偵はついにアンナの愛人の正体を突き止めるが、それは見にくい怪物の姿をしており・・・。

『私生活のない女』『狂気の愛』のアンジェイ・ズラウスキー監督によるサイコホラー。出演者はサム・ニール、イザベル・アジャーニ、ハインツ・ベネント、マルギット・カルステンセン他。今ではカルト映画としてそれなりに評価されているが、公開当時は知られていてイザベル・アジャーニが、タコみたいな怪物とセックスする映画として話題になっていて、昔私もそっち方面を期待して本作を観賞した。しかし期待した当該のシーンは大したことなく(葛飾北斎の『蛸と海女』との類似性もいわれる)、一方でイザヘル・アジャーニの「大仰」な演技と奇妙奇天烈な展開についていけず何だこれはという感じで見を終えた。期待はずれの映画だったわけだが、「変な」映画としてだけは強く印象には残った(私の好きなタイプの「変な」映画ではなかった)。当時の観客にとっても私と同じような感想だったと思うが、時を経て本作は再評価されるようになっており、観返してみるとなるほどカルト映画といわれるだけのことはある映画だなと再認識した。以下ネタバレとなるが、本作は妻が得体のしれない怪物と交わって、夫の分身を生み出す映画で、奇妙奇天烈な展開だが、それを侵略SFとしても、ドッペルゲンガーもののサイコホラーとしても、宗教を介した人間の心の善と悪の物語としても、西ドイツを舞台にした東西冷戦のパラノイアとしても、当時離婚問題に悩まされていた監督の心理を投影したした映画としても解釈できるようになっており、そのどの視点から見ても物語が破綻することがないのが素晴らしく、二役を演じたイザヘル・アジャーニの演技(地下で踊り狂い何かを「出産」するシーンが有名)、クールなサム・ニール、変な愛人役の男、畳みかけるラストなど、見所・カルト映画的要素も多く、単純によく出来ている。まぁ人は選ぶ作品であることは間違いないが。

イザベル・アジャーニのヌード

狂気に憑りつかれ怪物と交わる人妻とその子供の担任の教師の二役を演じるイザベル・アジャーニの熱演は、癖はかなり強いが称賛もの(本作の演技で彼女はカンヌ映画祭で主演女優賞を受賞)。先に述べたように怪物とのセックスシーン含め、エロ方面ではたいしたことはない。本作以降私にとってイザベル・アジャーニは目を引ん剝く女優さんといった印象。辛辣なことを述べたが、私はイザベル・アジャーニには好感を持っており、本作の他にも『テナント/恐怖を借りた男』『ザ・ドライバー』『ノスフェラトゥ』『悪魔のような女』と、ジャンル映画界隈との親和性も高くその点でも高評価(サム・ニールも)。

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Oliane Productions Marianne Productions Soma Film Produktion Gaumont Distribution

悪魔のような女 (1996/米/107分) 映画の感想

敬虔なカソリックで教師のミアは学校のオーナーでもあったが病弱で、夫で校長のガイに虐待され悩んでいた。そんなミアをガイの愛人であるニコ-ールがかばい、ガイの横暴ぶりや虐待に耐えかねた二人は彼の殺害を企てる。綿密な計画のもと犯行は実行されるが、学校のプールに沈めて殺したはずのガイの死体が消え二人は戸惑う。その時から二人はガイの影を身近に感じるようになり怯える。果たして彼は生きているのかそれとも幽霊としてこの世に舞い戻ったのか・・・?

1955年の制作のフランスのサイコスリラーのアメリカ版リメイク。ミア役にイザベル・アジャーニ、ニコール役にシャロン・ストーン。事件を探る私立探偵役にキャシー・ベイツ。私はオリジナル版は未見だが、お話自体はかなりおもしろい。監督の演出は仰々しく決して褒められたものではないが、単純な娯楽映画で観やすく分かりやすく、イザベル・アジャーニ、シャロン・ストーン、キャシー・ベイツら三大女優のそれぞれが彼女らの演技者としてのステレオタイプを誇張させ「演技合戦」を繰り広げているのと相まって、私的には『三大怪獣 地球最大の決戦』や『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(?)のようなお祭り騒ぎ映画のような楽しさが本作に感じられてそれなりにおもしろかった(そこが酷評された要因でもあろうが)。チャズ・パルミンテリ演じる決してハンサムではない〝やな感じ〟の夫に「こんな美女たちが惚れてなおかつ翻弄されるはずないやろ!」っとツッコミを入れたくなるが、女優中心の映画と考えればこの配役も納得できる。イザベル・アジャーニ、シャロン・ストーン、キャシー・ベイツらの相性も意外にも良く、「大女優の演技合戦」を堪能したい映画ファンには本作はオススメ。

イザベル・アジャーニのヌード

イザベル・アジャーニはヨーロッパの名女優として本作で内面的な演技を見せる一方、驚きを表すシーンなどで、監督の演出だろうが、文字通り仰々しく目玉をひん剝いて演じていたりしてなかなかに酷い。シャロン・ストーンも彼女のステレオタイプの悪女演技を誇張させてこれも酷く、思わせぶりで自信たっぷりだが全く活躍しない私立探偵役のキャシー・ベイツも含めていただけないが、そかん彼女らの共演がかえって個人的には良かったのは先に述べた通り。イザベル・アジャーニとシャロン・ストーンが同じ画面に収まっているのは単純に華やかで良い。イザベル・アジャーニのヌードシーンが見られるが、おそらくボディダブル。またシャロン・ストーンにもセクシーなシーンがあるが、彼女は脱がない。

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Morgan Creek Productions Warner Bros.

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王妃マルゴ(1994/仏/伊/独/162分) 映画の感想

宗教対立が緊迫感を増すフランス、シャルル9世の母で絶大な権力を誇るカトリーヌは、ユグノー(プロテスタント)のアンリ王と自分の娘で淫蕩と噂されるマルゴを政略結婚させようとする。しかしその婚礼の最中カトリーヌと対立するユグノーのコリニー提督の暗殺を巡ってカトリックによるプロテスタントへの大虐殺が起きる。虐殺を逃れた青年ラ・モールとそれを助けたマルゴは恋に落ちる。しかし自分の息子たちを差し置いてアンリが自分の国をのっとることを恐れたカトリーヌがアンリ暗殺を企てたことによりマルゴとラ・モールの運命は大きく左右されることになり・・・。

アレクサンドル・デュマの小説をもとにした、歴史上有名なアンリ4世の王妃マルゴを主役とした歴史大作ドラマ。主演のマルゴにイザベル・アジャーニ、アンリにダニエル・オートゥイユ、ラ・モールにヴァンサン・ペレーズ、シャルル9世にジャン=ユーグ・アングラード。監督は『インティマシー/親密』のパトリス・シェロー。まだ10代のアーシア・アルジェントも脇役で出演。カトリックとプロテスタントの血なまぐさい宗教対立や王朝内での激しい権力闘争を背景に、王妃とプロテスタントの青年との身分を超えた愛を描いていて、主役のイザベル・アジャーニはじめフランスを代表する役者陣の演技も素晴らしく、エロスとバイオレンスも激しく、かなり見ごたえがある。フランスやヨーロッパの血なまぐさい歴史や権力闘争、家族や男女の愛憎を描いた映画などが好きな人にオススメ。

イザベル・アジャーニのヌード

淫蕩で奔放な王妃が、歴史の流れに翻弄されるなか真実の愛に芽生えていく様をイザベル・アジャーニが熱演。激しい歴史の渦の中にあっても流されなることのない王妃の役に、容姿端麗な彼女は見事にはまっている。ラブシーンなどでヌードを見せる。

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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Renn Productions France 2 Cinéma D.A. Films N.E.F. Filmproduktion Degeto ARD WMG RCS Films & TV AMLF

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イザベル・アジャーニがヌードになった映画

1974 平手打ち La gifle
1981 カルテット Quartet
1981 ポゼッション Possession
1981 パリ風亭主操縦法 L’année prochaine… si tout va bien
1982 死への逃避行 Mortelle randonnée
1982 殺意の夏 L’été meurtrier
1987 イシュタール Ishtar
1994 王妃マルゴ La Reine Margot
1996 悪魔のような女 Diabolique

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