デブラ・ウィンガーのヌード　愛と青春の旅だち他

愛と青春の旅だち(1982/米/124分)　映画の感想

軍人の父のもとフィリピンですさんだ生活を送っていたザック・メイヨは、そこからの決別の意味も込め海軍の士官学校へ入学する。鬼教官の厳しいシゴキに耐えながら、ザックは地元の労働者の女の子と恋をし、仲間との友情を育み、試練を乗り越えていく。しかし卒業間際になって、失恋から親友のシドが疾走し･･･。

学業やスポーツで厳しい家庭環境からの脱出を試みるところ、鬼コーチとの対立と和解、挫折と成功、ライバルであり友人でもある存在の挫折、恋愛要素、売り出し中の若手俳優男女のヌードなど、同時代の『トム・クルーズ/栄光の彼方に』や『栄光のエンブレム』などの青春映画のひな形のような作品。監督のテイラー・ハックフォードの演出力か、リアリズムと夢物語が見事に融和した名作となっている。多くの部門でアカデミー賞にノミネートされたのも頷ける。アカデミー賞を受賞した鬼教官役のルイス・ゴセット・ジュニアの演技やリチャード・ギアの色男ぶりも見もの。これもアカデミーの楽曲賞を受賞した主題歌も秀逸。

Up Where We Belong Joe Cocker & Jennifer Warnes　YouTube

デブラ・ウィンガーのヌード

デブラ・ウィンガーは主人公と恋に落ちる地元の労働者の女の子の役。リチャード・ギアとのベッドシーンでヌードを見せる(いわゆる対面座位ってやつで結構過激)。役柄の割にはキレイに着飾りすぎの感があるが(労働者というよりもファッションモデル)、これは映画の描く虚構ということで許容範囲。とても魅力的な女優さんで、彼女が映画業界を離れていた時に、『デボラ・ウィンガーを探して』なんてドキュメンタリーが作られたのも理解できる。

愛と青春の旅だち [Blu-ray]

パラマウント

Amazonの商品レビュー・口コミを見る

Amazon

楽天

DMMでレンタル

シェルタリング・スカイ(1990/英/伊/138分)　映画の感想

1947年、倦怠期を迎えた夫婦と一人の青年が北アフリカを旅行で訪れる。計画性のない旅は夫婦のなかを修復させることはなくむしろ悪化させる。夫は旅の途中で病に罹り死亡する。一人残され放心状態の妻は地元の部族に拾われて砂漠での放浪を生活を強いられ･･･。

ポール・ボウルズの小説『極地の空』を『ラストエンペラー』のベルナルド・ベルトルッチが映画化した人間ドラマ。出演はデブラ・ウィンガー、ジョン・マルコヴィッチ。単純にいえば、倦怠期の夫婦の姿を描いたよくある物語だが、雄大なアフリカを舞台にすることで自然の雄大さと人間の卑小さとが対比され、人が人と愛しあう事の難解さと過酷さ、孤独、エキゾチズム、官能などが表現され、ベルナルド・ベルトルッチの唯一無二の美学がそこここに発揮されていて見ごたえがある(人によっては退屈な映画だろう)。デブラ・ウィンガーとジョン・マルコヴィッチがベルナルド・ベルトルッチの演出によって、アメリカ映画に出演しているときの彼らとは違う側面を引き出され見事な演技を見せている。音楽は坂本龍一でゴールデングローブ賞を受賞するなど評価が高いが、個人的には映画にはあっていないように思う。

 The Sheltering Sky Theme YouTube

デブラ・ウィンガーのヌード

ベルナルド・ベルトルッチ手によって女優としての潜在的な能力や官能性が引き出され本作のデブラ・ウィンガーは実に魅力的。シンガーソングライター兼女優のアミナもヌードを見せている。

シェルタリング・スカイ [Blu-ray]

キングレコード

Blu-ray

Amazonの商品レビュー・口コミを見る

Amazon

楽天

DMMでレンタル

デブラ・ウィンガーがヌードになった映画

デブラ・ウィンガー（Debra Winger, 1955年5月16日 – ）はアメリカ合衆国の女優である。

1976　恋のスランバー・パーティ　Slumber Party ’57
1982　愛と青春の旅だち　An Officer and a Gentleman
1984　マイクス・マーダー　Mike’s Murder
1990　もうひとつのラブストーリー　Everybody Wins
1990　シェルタリング・スカイ　The Sheltering Sky
1993　ワイルダー・ナパーム　Wilder Napalm