さよならコロンバス(1969/米/102分) 映画の感想
ニールは軍を除隊後、図書館で働いていた。彼は裕福な(成金の)家庭の女の子ブレンダと出会い恋に落ちる。ユダヤ人としての慣習の違いや、階層の違いなどの障害を乗り越え、ニールはブレンダの家族に迎え入れられるが、避妊に対する意識の違いで二人は衝突する。妊娠予防をしていないブレンダに対し、ニールは避妊具を要求し、彼女も受け入れる。だがブレンダの両親が二人の不純な関係を知り・・・。
リチャード・ベンジャミン、アリ・マッグローが恋人同士を演じヒットした恋愛映画。監督はラリー・ピアース。ユダヤ人の裕福な家庭が舞台、主人公が平凡な男、小説が原作など、映画の雰囲気や展開も含めて大ヒットした『卒業』(1967)のフォロワー的作品。年上の女性との関係を通して主人公の複雑な心理を表現していたアメリカンニューシネマの先駆者である『卒業』に比べて、こちらはアメリカンニューシネマ的な先進性はなく、婚前交渉が唯一の問題というかなり「保守的」な内容の作品となっている。1969年という激動の時代に公開されながら、当時の学生運動や公民権運動の高まりなどといった政治性も皆無。ただこれも当時のアメリカの一面には間違いなく、当時の音楽やポップな映像で彩られたこの若者たちのたわいもないラブストーリーも、これはこれで文化史的・映画史的価値があると思う。
アリ・マッグローのヌード
アリ・マッグローはこの映画のヒットで注目され、『ある愛の詩』や『ゲッタウェイ』などの映画史に残る作品への出演へと繋がっていく。1968年にハリウッドにレイティングシステムが導入され、映画におけるヌードシーンの規制は緩和されたが、アリ・マッグローの真正面からのそれは残念ながら見られない。ただおそらくボディダブルも含めて当時としてはかなり大胆なヌードシーンやラブシーンが多々あり、それもこの映画のヒットに繋がったように思われる。
さよならコロンバス ウィキペディア
さよならコロンバス IMDb
さよならコロンバス アリ・マッグローのヌード画像へのリンク
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Willow Tree Paramount Pictures
アリ・マッグローがヌードになった映画
アリ・マッグロー(Ali MacGraw, 1939年4月1日 – )はアメリカ合衆国の女優。
1969 さよならコロンバス Goodbye, Columbus
1972 ゲッタウェイ The Getaway
1980 Just Tell Me What You Want