アガト・ルセル映画女優ヌード

アガト・ルセルのヌード TITANE/チタン

アガト・ルセル

TITANE/チタン(2021/仏/ベルギー108分) 映画の感想

アレクシアという少女が自動車事故を引き起こし、一命を取り留めるが頭に金属のプレートを埋め込まれる。成人した彼女はモーターショーでショーガールをしている。彼女はファンの一人を刺し殺した後、「生命」を宿した車とセックスし、その後妊娠する。アレクシアの正体は連続殺人鬼で、彼女は顔面を変形させ「男性」となって逃亡し、失踪した消防署の所長ヴァンサンの息子だと偽って彼に保護される。消防署で働くアレクシアであったがお腹はどんどん大きくなり・・・。

『RAW 〜少女のめざめ〜』のジュリア・デュクルノー監督のボディホラー。主演はヴァンサン・ランドン、アガト・ルセル他。ジュリア・デュクルノー監督は本作でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞し、『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン以来同賞を受賞したた史上2人目の女性監督となった。サイコパスの殺人鬼が機械である車に惹かれセックスし妊娠し肉体を変容させるが、子供を失い妄想に陥っている消防署所長の男がそんな彼女を受け入れ、二人の間にはお互いの当初の事情・思惑を超えた「情」が芽生え、最終的に異質な者(物)同士の奇妙な家族が誕生する様を描いた異色の映画。これは監督本人も認めているが、デヴィッド・クローネンバーグ監督の影響が強く、彼の映画を見慣れた私には新鮮味や驚きはそれほどなかったが、殺人鬼アレクシアのサイコパスぶりや生存本能や殺しの模様やダンスに興じる姿などの即物的な描写を一歩引いた視点から描いているところ、人間が機械の子を身ごもり互いに融合していく描写の不気味さの中にある実在感やある種の美しさ、などには監督独自のものがありそこは良かった。悪い映画ではないが、ホラー好きの私がいうのもなんだが、このような内容とテーマの映画が2020年代の今、過剰に評価されるのはなにか病んだ社会を表しているようで個人的には気持ち悪さを感じる(大賞を受賞するような映画では正直ないと思う)。

アガト・ルセルのヌード

アガト・ルセルにとって本作は劇場用長編映画デビュー作。映画の内容が内容で、彼女はその異常な映画の全て一手に引き受けていてこれぞ体当たりの演技という感じで素晴らしく、サイコパスぶり演技も堂に入っていて良い。

参照リンク

TITANE/チタン ウィキペディア
TITANE/チタン IMDb
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アガト・ルセルがヌードになった映画

2021 TITANE/チタン Titane

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