ヘレン・ミレン映画女優ヌード

ヘレン・ミレンのヌード カリギュラ/コックと泥棒、その妻と愛人/他

ヘレン・ミレン

カリギュラ(1976/伊/米/156分) 映画の感想

ローマ帝国、皇位継承者のカリギュラは皇帝ティベリウスに呼び出される。病を患い堕落し享楽に耽る皇帝は、カリギュラを暗殺しようとするが、彼は親衛隊長のマクロによって殺され、カリギュラは皇帝の座に就く。カリギュラは妹のドルシッラを愛していたが、世継ぎのためにカエソニアという経験豊富な女を妻に娶る。当初は国民にも人気があり政務にも前向きだったカリギュラだが、次第に狂気に陥り、罪のない新郎・新婦を両方レイプしたり、忠臣マクロや自分の弟を殺害したり、元老院議員の妻や娘たちを売春婦にとたりするなど残虐非道の限りを尽くし堕落する。彼の狂気は愛するドルッシアの死によって頂点を向かえるが・・・。

ペントハウス誌の社長ボブ・グッチョーネが今までにない大作ポルノ映画を作ろうと企画し、『サロン・キティ』のティント・ブラスを監督に、『時計じかけのオレンジ』の怪優マルコム・マクダウェルを主演に制作された、ローマ皇帝カリギュラを主人公としたエログロ満載の大作歴史映画。ヘレン・ミレン、ピーター・オトゥール、ジョン・ギールグッドとその他の出演者も豪華。本作の過激なエロシーンの多くは、ティント・ブラスが撮った映像とは別に、ボブ・グッチョーネの指示でペントハウスのモデル達を使って撮影されたもの。イタリア映画の(ホラー映画やマカロニウエスタン含めとくに60年代後半から90年代初頭ぐらいまでの)表現における、ときには物語の整合性を歪めてしまうほどのパッションやテンションの高さその独特さは他の国の映画には見られない唯一無二のもので、ポルノ映画である本作にもそれが色濃く表れていてなんか凄い。人の生殺与奪を自由にできるほどの権力を握った者たちの退廃を描きインモラルを徹底的に追求しているということでは同時期に製作されたパゾリーニ監督の『ソドムの市』にも通じるテーマや空気感も感じる(当時パゾリーニだけが突出していたというわけでもないのだ)。カリギュラの死の運命への怯えや妹への愛などドラマ部分もわりとしっかりと描かれていて、それを演じるマルコム・マクダウェルの俳優としての癖の強さもインパクト大。

テレサ・アン・サヴォイとマルコム・マクダウェル

ヘレン・ミレン/テレサ・アン・サヴォイのヌード

この時期にすでに女優としての名が売れていたヘレン・ミレンが、皇帝の妻カエソニアを演じる。ただこの映画の物語はカリギュラと妹で愛人のテレサ・アン・サヴォイ演じるドルシッラが中心となっていて、ヘレン・ミレンはやや彼女の影に隠れてしまっている(テレサ・アン・サヴォイが美しい)。ハードコアポルノでそういうシーンも多く主要な女優達もヌードになっているが、彼女たちのハードコアシーンはない。

ハードコア映画なので女優さんヌードリンクは貼りません。

参照リンク

カリギュラ ウィキペディア
カリギュラ IMDb
Penthouse Films International Felix Cinematografica S.R.L. Produzioni Atlas Consorziate (P.A.C.) Analysis Film Releasing Corporation

としごろ(1969/英/オ/98分) 映画の感想

成功に飽き創作への情熱が失われたと感じたオーストラリア人の画家ブラッドリーは、それを回復するためもあってグレートバリアリーフの小さな島に移り住む。彼はそこで、野生児のように育ち、魚を捕ったり人の物を盗んだりして生活しているコーラという少女に出会う。彼は彼女にお金を与え自分の絵のモデルとする。彼女をモデルとすることで彼の創作意欲も回復してくるが、二人が不純な関係にあるとコーラの祖母が誤解し・・・。

オーストラリア人芸術家ノーマン・リンゼイの原作を映画化したコメディタッチの恋愛映画。監督は『血を吸うカメラ』のマイケル・パウエル。『血を吸うカメラ』で批判され彼のキャリアが終わったとされた後の作品。ジェームズ・メイソン、ヘレン・ミレン、ジャック・マッゴーランら出演。現代の『Age of Consent 』とは性行同意年齢の意。ノーマン・リンゼイは映画『泉のセイレーン』に登場する反キリスト教的と非難される芸術家は彼がモデル。日本ではほとんど知られていないがオーストラリアでは有名らしい。映画はコメデイタッチで、映し出される風景も美しく明るい雰囲気で良いが、ラストも含め辛辣な展開も多く、ハッピーエンドなのだろうがなんか後味が悪い。

ヘレン・ミレンのヌード

映画女優デビュー当時のヘレン・ミレンが(20代前半)、野生児のような健康的な女の子を演じ(魅力的)、大胆なヌードを見せている。

参照リンク

としごろ ウィキペディア
としごろ IMDb
としごろ ヘレン・ミレンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Nautilus Productions Columbia Pictures

エクスカリバー(1981/英/米/141分) 映画の感想

魔術師マーリンはから魔法の剣エクスカリバーを託されたユーサー王の子アーサーはエクスカリバーを抜き王となる。彼はレオデグランス王の娘グィネヴィアを王妃とするが、忠臣ランスロットがグィネヴィアとが結ばれアーサーはその際のいざこざでエクスカリバーを放棄する。またアーサーは異母妹で魔女のモルガナに騙されて誘惑され、モルガナはアーサーの子を産む。王は力を失い、モルガナの暗躍で国は乱れ、アーサーは円卓の騎士たちに自らの力の回復と国の復興を求めて聖杯探しの旅を命じる・・・。

トマス・マロリーによる『アーサー王の死』を原作とする中世ファンタジー映画。監督は『未来惑星ザルドス』のジョン・ブアマン。出演者はナイジェル・テリー、ヘレン・ミレン、ニコル・ウィリアムソン、ニコラス・クレイら。他にもガブリエル・バーン、リーアム・ニーソン、パトリック・スチュワートら若き日のイギリス、アイルランドの有名俳優が多数出演。映像、セット、ロケ地、衣装などが美しく、アクションも音楽も力強く印象的だが、どこかジョン・ブアマン監督らしい野暮ったさもある映画で、その辺りのバランスの悪さが変な味となって魅力ともなっている映画(あくまで日本人目線だが)。昔観たときはアーサー王の伝説がよく呑み込めなかったが、観返してその「アーサー王と円卓の騎士」の物語にいまさらながら新鮮な感銘を受けた。トマス・マロリーの物語は映画化に際しかなり翻案されているそうだが、知識のない人にも理解しやすく、本作はアーサー王や、エクスカリバー、ランスロットとグィネヴィアなどの物型に興味がある人にとって入門編のような作品となっている。

ヘレン・ミレンのセミヌード チェリー・ランギ/カトリン・ブアマンのヌード

王妃グィネヴィア役のチェリー・ランギ、イグレイン役のカトリン・ブアマンなどがヌードとなっている。グィネヴィアとランスロットの逢引、それに気づくアーサー王のシーンが美しい。ヘレン・ミレンは国を混乱させる「魔女」の役で、アーサー王を誘惑するシーンでセクシーな姿を見せている。

参照リンク

エクスカリバー ウィキペディア
エクスカリバー IMDb
エクスカリバー チェリー・ランギ/カトリン・ブアマンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Orion Pictures Cinema ‘84 Warner Bros.

コックと泥棒、その妻と愛人(1989/英/仏/124分) 映画の感想

悪党のアルバート・スピカは、自分が経営するフレンチレストランで毎夜手下を引き連れ飲み食いし、その傍若無人ぶりで料理長リチャードや妻ジョジーナら周囲の人間を恐れさせていた。ジョジーナはレストランに現れる博識な本屋マイケルに惹かれ恋をし、アルバートの目を盗んでは二人は逢瀬を重ねる。しかしそれはアルバートの知るところとなり、マイケルは彼の手下たちによって凄惨な拷問の末に殺される・・・。

『英国式庭園殺人事件』や『ZOO』の鬼才ピーター・グリーナウェイ監督作品。リシャール・ボーランジェ、ヘレン・ミレン、マイケル・ガンボンらが出演。演劇の舞台を正面から撮ったような形式主義的な映像や演出や、ジャン=ポール・ゴルチエの衣装や凝ったセット、豪華な料理など美術の素晴らしさが特徴的。全編に常に緊張感が漂い不穏でそれが良く、マイケル・ガンボン(『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア校長役)演じる泥棒の凶悪なキャラや有名なラストシーン含め、暴力的で過激な表現が鮮烈。「大人向け・玄人向け」の映画で、私は好きな作品。

ヘレン・ミレンのヌード

凶暴な夫に怯え、愛人と浮気をするが彼が殺され、最終的にはその落とし前をつける人妻の役をヘレン・ミレンが熱演。愛人役のアラン・ハワードとのラブシーンでヌードを見せているが、ここはかなり大胆。

参照リンク

コックと泥棒、その妻と愛人 ウィキペディア
コックと泥棒、その妻と愛人 IMDb
コックと泥棒、その妻と愛人 ヘレン・ミレンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Allarts Elsevier-Vendex Palace Pictures Pari Films

カレンダー・ガールズ(2003/英/108分) 映画の感想

ヨークシャーの田舎町に暮らすアニーとクリスは親友で、二人で婦人会の催しに参加したり家事に勤しんだりする日々だが、どこかそんな生活に退屈さも感じていた。ある日クリスは白血病を患っているアニーの夫を病院に見舞った際に、主婦たちによるヌードカレンダー制作というアイディアを思いつく。彼女はそれで稼いだ資金で何かできればと考え、地元の女性を誘い自分も参加してヌードカレンダーの制作を進める。完成したカレンダーは完売し、国内外で評判を呼ぶ。しかしそれが彼女たちの生活を変化させ、家族の間に波風を立ててしまう・・・。

白血病の研究に対する寄付のためにヨークシャーの中年の女性グループがヌードカレンダーを制作した実話に基づくコメディドラマ。監督はティム・ファース。ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ、ペネロープ・ウィルトン、キアラン・ハインズら出演。中年の女性たちが婦人会の催し物として自らがモデルを務めてヌードカレンダーを制作し、それによって起こる波乱や、ちょっとした冒険や、家族のドラマを描いている。イギリスの田舎の描写、中年女性の「生態」、白血病の研究のための寄付集めというポジティブな実話要素、そういったものが重なってアメリカ映画などとは違う独特の雰囲気や笑いを生み出しているのが特徴的でそこが良い。

ヘレン・ミレンのヌード

中年女性がモデルになってヌードカレンダーを制作するという内容の映画なのでそういったシーンはもちろんあるが、露出は控え目(ジュリー・ウォルターズらのセミヌードも)。主人公クリスを演じるヘレン・ミレンはこの頃50代後半だが、ちらりと胸を見せている。

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カレンダー・ガールズ ウィキペディア
カレンダー・ガールズ IMDb
カレンダー・ガールズ ヘレン・ミレンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Touchstone Pictures Harbour Pictures Buena Vista International

ヘレン・ミレンがヌードになった映画

ヘレン・ミレン(Dame Helen Mirren DBE, 1945年7月26日 – )はイギリスの女優。

1969 としごろ Age of Consent
1972 狂えるメサイア Savage Messiah
1979 カリギュラ Caligula
1981 エクスカリバー Excalibur 
1984 キャル Cal
1987 パスカリの島 Pascali’s Island
2003 カレンダー・ガールズ Calendar Girls
2010 ラブ・ランチ 欲望のナイトクラブ Love Ranch

(日本未公開作品も多い)

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