グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985/米/126分) 映画の感想
1501年のイタリア、傭兵団の一員マーテインは、領主アーノルフィニに頼まれ城奪還のために戦っていた。城は奪還されるがマーテイン達は度を越した略奪行為を咎められ追い出される。その後傭兵団はマーテインを神に選ばれた指導者として付き従い、アーノルフィニ一行を襲い、彼の息子スティーブンの婚約者アグネスを誘拐する。マーテインはアグネスを強姦し自分の女にする。傭兵団はとある城を襲いそこを根城とするが、そこをスティーブンに雇われた軍が包囲する。両軍が対峙する中、周囲の村ではペストが流行し・・・。
16世紀初頭のイタリアを舞台に、傭兵部隊が貴族に反旗を翻し「神の意志」の赴くまま(実際は好き勝手に)暴れまくり、城をのっとり領主の息子の婚約者を人質にして、領主の軍勢と大立ち回りを繰り広げる時代物のアクション映画。監督は『氷の微笑』『ロボコップ』などのポール・バーホーベン。オランダ出身の彼が、初めてハリウッドの資本で製作した作品。バーホーベンが、オランダでルトガー・ハウアーと撮ったテレビシリーズが原点。主演はそのルトガー・ハウアー(『ブレードランナー』)。その他の出演者はジェニファー・ジェイソン・リー、トム・バーリンソン、ジャック・トンプソンら。撮影はヤン・デボン、音楽は『ロボコップ』のベイジル・ポールドゥリス。バーホーベン監督の作品の登場人物に特徴的であるモラルを無視した「欲望」に忠実なキャラにルトガー・ハウアーが扮し悪逆の限りをつくす、騎士道を茶化し腐す痛快なピカレスクロマン。現代社会では犯罪者になってしまう監督の映画のキャラたちも、この時代ではむしろそれが当たり前なものとなる。当時の風俗の再現性とともに、そういった戦場の「リアル」な描写もあって、歴史もののとしても見ごたえがある。とくに感染症にかかった動物たちを武器として使い、人々が感染してグチャグチャになる描写がスゴイ。後半誰が主役なのか焦点が定まらくなってきて、そこがもやっとするのが少し残念。個人的に大好きな映画。
ジェニファー・ジェイソン・リーのヌード
ジェニファー・ジェイソン・リーは領主の息子の婚約者で貴族の娘を演じる。ルトガー・ハウアーらの傭兵団に拉致され集団で手籠めにされるが、彼女自身も一筋縄ではいかないキャラで、泣き寝入りせず、傭兵団の長のルトガー・ハウアーを誑し込み彼らを壊滅させようとするなど、逞しい女として描かれている。ジェニファー・ジェイソン・リーはとびっきりの美人というわけではないがそれがかえってこの役に実在感を与えていて、そういうことも含めて彼女のエッチなシーンは妙に生々しい。手籠めにされるシーン、ルトガー・ハウアーとの風呂場でのセックスシーンで大胆なヌードを披露。
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Riverside Pictures Impala Studios Orion Pictures

ブルックリン最終出口(1989/米/独/103分) 映画の感想
ストライキを巡って騒然とする50年代初頭のブルックリン。労働組合のリーダーハリーは一見頼りがいのある男だがゲイで組合の金を着服していた。彼はパーティで知りあった男レジーナと恋愛関係となるが、金の使いこみがばれゲイであることも知られる。一方売春婦のクララは客であった軍人に真剣に惚れるが、彼が朝鮮戦争に従軍したため自暴自棄に陥る・・・。
ストライキを巡って騒然とする50年代初頭のブルックリンを舞台に、労働組合のリーダーで実はゲイの男、売春婦の女、ギャングの若者達らのどん詰まりの生活を描いた人間ドラマ。『レクイエム・フォー・ドリーム』の原作者ヒューバート・セルビー・ジュニアの同名小説の映画化作品。監督は『クリスチーネ・F』やクリスタナ・ローケンが出演した『ニーベルングの指環』のウーリ・エーデル。スティーヴン・ラング、ジェニファー・ジェイソン・リー、バート・ヤング、スティーヴン・ボールドウィンらが出演。ゲイやドラッグや売春などを扱い、『レクイエム・フォー・ドリーム』と同じく主要登場人物が救いのないラストを迎える陰鬱な映画。リンチや暴行など過激なシーンも多い。スティーヴン・ラングやジェニファー・ジェイソン・リーらの熱演に加え、ストを巡って会社と労働者とが対決する迫力のシーンや、父親役をバート・ヤングが務める家族のややコミカルで温かみのある人情噺などもあり、陰鬱で暴力的な映画だが、人間ドラマとしてはもちろん娯楽映画としてもそれなりに見せ場がある。ゲイの役でロザンナ・アークエットやパトリシア・アークエットの「弟」で2007年に性別適合手術を受けたトランスジェンダーの俳優アレクシス・アークエットが出演し印象深い演技を見せているなど(彼は2016年にエイズで亡くなっている)、本作は同性愛を真正面から描いた映画としての特徴も持っている。
ジェニファー・ジェイソン・リーのヌード
ジェニファー・ジェイソン・リーは、まともな生活を夢見ながらも、すさんだ生活から抜け出せず最後はやけっぱちになって物語のラストで衝撃的な姿をさらすことになる娼婦を熱演している(そのラストシーンで大胆なヌードを見せている。)。本作の演技が評価され、彼女はニューヨーク映画批評家協会助演女優賞などを受賞した。
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Allied Filmmakers Bavaria Film Neue Constantin Film Neue Constantin Film Guild Film Distribution Cinecom Pictures

マシニスト(2004/ス/米/英/仏/101分) 映画の感想
不眠症の溶接工トレバーは、勤務中見知らぬ男アイバンに気をとられ、ミスで同僚の腕を切断してしまう。職場で孤立している彼を癒してくれるのは娼婦のスティービーと彼を明るく迎えてくれるウェイトレスのマリアだけだった。トレバーはマリアと付き合いその息子ニコラスとの関係を築こうとするがうまくいかず、さらには神出鬼没のアイバンがたびたび彼の前に現れ、彼を悩ませる。トレバーはアイバンが自分も関わる何らかの陰謀に関わっていると考え彼を追うが・・・。
ブラッド・アンダーソン監督によるサイコホラー。出演者はクリスチャン・ベール、ジェニファー・ジェイソン・リー、アイタナ・サンチェス=ギヨン、ジョン・シャリアン他。
(以下ネタバレ)
子供を轢き逃げした良心の呵責から妄想を見、不眠症となったやせ細った男が体験する「恐怖」を描いている。クリスチャン・ベールは本作の出演のために極限までダイエットした。その見た目と彼の演技は圧巻。このクリスチャン・ベールの姿が映画の一番の見せ場であることは間違いないが、現実と妄想の狭間で苦悩する主人公が体験する出来事を、恐ろしくミステリアスにサスペンスフルに描き、最終的に良心の呵責というメッセージ性を伝え、整合性のある結末へと至る構成も見事。クリスチャン・ベールは本作の後『バットマン ビギンズ』の撮影を控えていて、急ピッチで体重を増量した(!)。
ジェニファー・ジェイソン・リーのヌード
ジェニファー・ジェイソン・リーは、主人公を癒す娼婦の役を好演。ベッドの上でチラリと胸を見せている。
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Castelao Producciones Canal+ ICAA ICF Paramount Classics Filmax Tartan Films CTV International

マーゴット・ウェディング(2007/米/93分) 映画の感想
女流作家のマーゴットは妹ポリーンの結婚式のため息子を連れて実家を訪れる。マーゴットは人間関係をうまく構築できず、妹との関係もギクシャクしていた。マーゴットはポリーンの婚約者に苦言を呈し、ポリーンの方もマーゴットが自分をネタにして本を書いたことで、自分の人生がめちゃくちゃにされたと愚痴を言う。姉妹の対立は二人の周囲の人々も巻き込んで行き・・・。
妹の結婚式のために実家に戻ってきた女流作家の妹との関係を中心に、その周囲のそれぞれ問題を抱えた登場人物の悲喜こもごもを描いたトラジックコメディ。監督は『イカとクジラ』のノア・バームバック。ニコール・キッドマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジャック・ブラックらが共演。問題を抱えた登場人物の性格描写を小説のように細やかに表した文芸寄りの作品で、それを演じる役者の演技が良く、とくに姉妹役のニコール・キッドマンとジェニファー・ジェイソン・リーが見せる時に激しく時に繊細な感情のやりとりは見所。ラストのニコール・キッドマン扮する母親と息子との描写にもジーンとくるものがある。もう少し評価が高くてもよい作品だと思う。
ジェニファー・ジェイソン・リーのヌード
ジェニファー・ジェイソン・リーはニコール・キッド演じるマンマーゴットの妹で結婚をひかえたポリーン役。ジェニファー・ジェイソン・リーは当時監督のノア・バームバックと夫婦の関係にあった。チラッと彼女の胸が見えるシーンがある。ただこのシーンでは彼女のヌード以上に婚約者役のジャック・ブラックの裸の方がインパクトがあったりする。
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マーゴット・ウェディング IMDb
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Scott Rudin Productions Paramount Vantage
ジェニファー・ジェイソン・リーがヌードになった映画
ジェニファー・ジェイソン・リー(Jennifer Jason Leigh, 本名: Jennifer Lee Morrow, 1962年2月5日 – )は、アメリカ合衆国の女優。
1981 他人の眼 Eyes of a Stranger Amazon
1982 初体験/リッジモント・ハイ Fast Times at Ridgemont High Amazon
1983 大阪殴り込み作戦 Girls of the White Orchid TV映画 Amazon
1985 グレート・ウォリアーズ/欲望の剣 Flesh & blood Amazon
1987 地獄のシスター Sister Sister Amazon
1988 ハート・オブ・ミッドナイト Heart of Midnight Amazon
1989 ブルックリン最終出口 Last Exit to Brooklyn Amazon
1990 マイアミ・ブルース Miami Blues Amazon
1991 バックドラフト Backdraft Amazon
1991 ねじれた家族 Crooked Hearts Amazon
1991 ラッシュ Rush
1992 ルームメイト Single White Female Amazon
1994 ミセス・パーカー/ジャズエイジの華 Mrs. Parker and the Vicious Circle Amazon
1995 ジョージア Georgia
1998 ガルフ・ウォー Thanks of a Grateful Nation Amazon
2000 キング・イズ・アライヴ The King Is Alive Amazon
2000 誘惑の接吻 Skipped Parts Amazon
2004 マシニスト El Maquinista
2007 マーゴット・ウェディング Margot at the Wedding Amazon