1970年代キャサリン・ロスシシー・スペイセクシモーネ・グリフェスジュリー・クリスティスザンヌ・フィールズダイアン・ソーンナンシー・アレンパメラ・フランクリンブリット・エクランドホラー映画マーゴット・キダーリン・ローリー映画女優ヌード

女優さんのヌードが見られるホラー映画 1960年代~1970年代 No. 2

1970年代

鮮血の美学(1972/米/84分) 映画の感想

17歳のマリは友人のフィリスとともに、コンサートに行く予定で街に向かう。マリの両親はそれに一抹の不安を感じる。二人は街で買い物中、脱獄したクラッグ率いる凶悪犯のグループと知り合い、彼らのアパートに拉致されレ〇プされる。さらには二人はクラッグらに森に連れていかれ凌辱と暴行の限りを尽くされたうえに殺される。クラッグはその凶行など知らぬ顔である家を訪問するが、そこはマリの両親の家だった・・・。

自分たちの娘とその友人を残忍に暴行されたうえに殺された夫婦が、犯人たちに復讐を果たすという、『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴン監督によるホラー映画。ウェス・クレイヴンの監督デビュー作で、製作は『13日の金曜日』ショーン・S・カニンガムとホラー映画史的に意味のある作品。出演者はサンドラ・カッセル、ルーシー・グランサム、デヴィッド・A・ヘス、フレッド・リンカーン他。イングマール・ベルイマンの『処女の泉』(1960)を元にした映画で、ベルイマンなどのヨーロッパのアート系の映画は、ヘイズコードによって映画における表現への規制が厳しかったアメリカなどではエロ目線での需要も併せ持っていた。1972年製作の映画だが、日本ではレンタルビデオがブームだった1987年に発掘され紹介された。本作を初めて観たときの私の感想は、内容とビデオの荒い映像も相まって酷い映画だというものだった。それでも二人目の女の子が湖で惨たらしく殺されるまでの展開やその映像が凄くなにか心動かされるものがあった。ただ行方不明の女の子を探す警察や復讐を行う夫婦の描写などがあまりに間抜けでとってつけたようで、スラプスティックコメディみたいになっていて、前半とのギャップが激しくあまりにもバランスが悪いと感じた。後により良い画質で本作を観返したが感想は大きく変わらなかった。ただ私が凄いと感じた前半の女の子二人が犯され殺されるパートへの評価はさらに高いものになった。極悪な犯人たちの仕打ち、それに抗いおびえる少女たちの描写が、現実の事件と照らし合わせてみても心の動きまで含めて生々しく惨たらしく真に迫っていて、これも一つの人間の現実を写し取った表現に感じた。前半の観るに堪えないレベルのリアルな恐怖や特段の不快感を、警官たちの寸劇や夫婦の復讐パートのバカらしさで中和しているとても変な映画だ。悪役俳優として知る人ぞ知るデヴィッド・ヘスが出演していて、デビュー作であったこの役のイメージのまま、その後彼は『ヒッチハイク』や『真夜中の狂気』といった作品でレ〇プ魔役をやっていくことになる。

サンドラ・カッセル/ルーシー・グランサムのヌード

サンドラ・カッセルとルーシー・グランサムは暴行され殺される女の子たちの役。裸も出てくるが、先に述べたようにその描写がリアルで惨たらしく、まったくエッチな気分にさせない。サンドラ・カッセルが湖の中で殺されるシーンが、残酷だが妙に美しくもあり(残酷美?)印象的なシーンとなっている。

参照リンク

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鮮血の美学 IMDb
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Sean S. Cunningham Films The Night Company Lobster Enterprises Hallmark Releasing American International Pictures

ウィッカーマン (1973/英/100分) 映画の感想

少女の行方不明事件の捜査に私有地の島を訪れた警官ニール。島の人々は領主であるサマーアイル卿に率いられ、敬虔なクリスチャンであるニールにとって「邪教」を辛抱していた。性的な誘惑をはじめ島民からの妨害にあいながらもニールは事件の真相に迫っていくが、そこには彼の運命を左右する意外な真相が待ち受けていて・・・。

キリスト教にとってのペイガニズム(異教・邪教)をテーマにしたミステリー調のホラー映画。監督はロビン・ハーディ。主役のニールにエドワード・ウッドワード、島の領主サマーアイル卿にクリストファー・リー、ニールを誘惑する島の娘にブリット・エクランド。「ウィッカーマン」とは巨大な人身御供用の人型の檻のことで、古代ガリアで信仰されていたドルイド教に由来するもの。キリスト教以前の土着宗教や風俗の描写、不条理な展開、性的描写、独特な音楽と美術、クリストファー・リーなど怪奇映画でおなじみの出演者たちの怪演、などが盛り込まれた、二つとない雰囲気を持った怪作であり傑作。ただ変わった作品なのは間違いないが、ミステリー仕立てで決して堅苦しい作品ではなく、娯楽映画として十分に楽しめる。日本では長く未公開だった作品だが、本国では早くからカルト映画を超えた名作として認知されていた。ドラキュラ役者のイメージから脱却したかったクリストファー・リーは本作に惚れこみ、ノーギャラで出演し宣伝も買ってでた。そして島の領主の役は、彼のお気に入りとなった。

ブリット・エクランドのヌード

『007 黄金銃を持つ男』のボンドガール役で有名なブリット・エクランドは、島を訪れた警官を全裸で誘惑する島の娘の役。全裸と言っても彼女の契約は胸を見せるところまでで、オールヌードは代役のもの。独特の音楽と歌声と裸踊りとの混ざり合いが、このシーンを異様で蠱惑的なものにしている。ハマーフィルムのホラー映画で知られるイングリッド・ピットのヌードもみられる。

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ウィッカーマン ウィキペディア
ウィッカーマン IMDb
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British Lion Films British Lion Films

ブリット・エクランドがヌードになった映画

ブリット・エクランド(Britt Ekland, 1942年10月6日 – スウェーデン、ストックホルム出身の女優。

1973 ウィッカーマン The Wicker Man
1989 スキャンダル – Scandal 

(日本未公開映画多数)

ヘルハウス(1973/米/英/95分) 映画の感想

老富豪ルドルフに依頼され、物理学者のバレットは、殺人鬼でサディストの男ベラスコが残したいわくつきの「幽霊屋敷」に妻アンと霊媒師のフィッシャー、霊感の強い若い娘フローレンスとともに向かう。バレットは科学的な装置を用い謎の解明に計るが、霊は実在し彼らの想像以上に強力で・・・。

女夫妻と男女の霊媒師の四人が、屋敷の中で起こる怪奇現象に恐怖しつつもそれに立ち向かう様を描いたホラー映画。原作はアメリカの著名な作家で『激突』や『アイ・アム・レジェント』などの作品の原作者として映画界ともつながりの深いリチャード・マシスンの『地獄の家』で、彼自らが脚本も手掛けている。監督はイギリス人のジョン・ハフ。出演者はクライヴ・レヴィル、パメラ・フランクリン、ロディ・マクドウォール、ゲイル・ハニカットら。心霊現象を物理的現象として解き明かそうという部分が、吸血鬼を一種の伝染病のようなものとして解釈しようとした『アイ・アム・レジェント』と似通っていて、このようなマシスンの幽霊やモンスターに対する「再解釈」「再定義」がいわゆるモダンホラーと呼ばれる小説や映画群に与えた影響は計り知れない。またジョン・ハフ監督の恐怖演出や映像スタイルも「幽霊屋敷ものの」定型となって真似されて、こちらもその後のホラー映画に絶大な影響を与えている。いまとなってはかなり古臭い部分もある映画であるのは否めないが、ホラー映画史的には非常に重要な作品の一つであることは間違いない(私自身は初めて本作を観たときにそうとう恐い思いをしたという記憶がある)。

パメラ・フランクリンのヌード

霊媒師役のパメラ・フランクリンは、間違いなくあの時代を代表する女優さんの一人だが、私自身は本作の印象が一番強い。原作がそうらしいのだが、本作には表現はどぎつくないがやたらとエロチックな場面がある。なかでも美人のパメラ・フランクリンが幽霊と「交わる」シーンは、幼いころにTVで観て子供心に強い衝撃を受けた。オールヌードのシーンがあるが、画面が暗めではっきりとは見えない。ただ今見返してもこのシーンはなんかエロい。

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ヘルハウス ウィキペディア
ヘルハウス IMD
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Academy Pictures Corporation Fox-Rank Distributors 20th Century Fox

赤い影(1973/英/伊/110分) 映画の感想

事故で娘のクリスティンを亡くしたジョンとローラのバクスター夫妻。二人はイタリアのベニスを、ジョンの教会の修復の仕事で訪れる。ローラはそこで不思議な霊媒師の姉妹と出会い、クリスティンの霊が二人を見守っていると告げられ信じ込む。初めローラの言葉を信じていなかったジョンだったが、クリスティンが事故で亡くなった時と同じ赤いレインコート姿の少女を目撃し、彼も霊の存在を信じ始める。一方ベニスでは連続殺人事件が起こっており、霊の存在も含めてベニスに不穏な空気が色濃く漂い始める・・・。

『美しき冒険旅行 Walkabout』などのカルト映画で知られるニコラス・ローグ監督のホラー映画。日本では長く知名度が低かった作品だが、イギリスではイギリス映画史上のベストの一つにも数えられるほど高く評価されている作品。ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティが夫婦役で、二人の一般映画の範疇を超えたセックスシーンで物議を醸し出した作品でもある。原作はヒッチコック映画の『鳥』や『レベッカ』の原作でも有名な、ダフニ・デュ・モーリエ。『美しき冒険旅行 Walkabout』にも特徴的なみられた、音楽やイメージやモンタージュを駆使した監督独特の編集技法によって、怪奇的な雰囲気や夫婦の心情の流れを音楽でも奏でるように表現しているところが特徴。観客を散々ミスリードしつつ観客の度肝を抜く有名なショッキングシーンも含め、ニコラス・ローグの唯一無二の世界になっている所がカルト映画といわれる所以であろう。ネタバレになるのであまり多くは語れないのがもどかしいが、純粋に先入観なしで観ることをおススメする傑作ホラーだ。

ジュリー・クリスティのヌード

ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティのラブシーンが過激だと物議を醸しだした本作だが、それは昨今のAVなどと比べての過激さとかいうよりも、その前後の描写も含めて演技ではなくリアルな夫婦のセックスを見せられているような演出が生々しすぎたのが問題だったのだろうと思う。その当該のシーンはかなり長く、当時劇場で見た観客はかなり気まずい思いをしたことだろう。

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赤い影 IMDb
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Casey Productions Eldorado Films British Lion Films F.A.R. International Films

フレッシュ・ゴードン Space Wars(1974/米/78分) 映画の感想

地球から遠く離れた惑星ポルノの支配者皇帝ワンは人類を色情狂に変えるべく地球に「セックス光線」を照射し、それによって社会は大混乱に陥る。皇帝ワンの悪事を挫くべく、高名なゴードン博士の息子でアメフト選手のフレッシュ・ゴードンは、飛行機に乗り合わせたデールと、飛行機が墜落したことで偶然出会ったフレクシー博士とともに、博士のペニス型ロケットで惑星ポルノへと旅経つ・・・。

SFドラマ『フラッシュ・ゴードン』のポルノ版パロディ。監督はマイケル・ベンヴェニスト、ハワード・ジーム。ジェイソン・ウィリアムズ、スザンヌ・フィールズ、ウィリアム・ハントらが出演。エロシーンよりも、ペニス型ロケットやレイプロボットなどの奇抜なデザイン、レイ・ハリーハウゼンばりのストップモーションで動くペニス状のモンスターや巨大モンスターなどの特撮の方が印象的な映画で一部のSFや特撮好きのマニアの間では昔から有名な映画。特撮の出来はこの当時としてはかなり良い。特撮や脚本には有名なSFマニアや後にハリウッドで活躍する特撮スタッフなどが係わっていたらしい(デヴィッド・アレンやリック・ベイカーなど)。ストーリーもまんま『フラッシュ・ゴードン』なのでそれなりに楽しく、この手の低予算のパロディポルノ映画としては私の中では最上位の作品(あくまでパロデイポルノ映画としてハードルをかなり下げてということではあるが)。

スザンヌ・フィールズのヌード

デールを演じるスザンヌ・フィールズは1970年代前半に活躍したハードコアポルノ女優で普通に美人さんだと思う(女優名は様々)。もちろんエロ映画なので彼女の他にも女優さん男優さんの肌の露出は多い(といってもハードコアではなくそれほど過激ではない)。乱交シーンや、レズアマゾネスに襲われるシーンなどでヌードを見せている。

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フレッシュ・ゴードン Space Wars ウィキペディア
フレッシュ・ゴードン Space Wars IMDb
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Graffiti Productions  Mammoth Films

シーバース/人喰い生物の島(1975/カナダ/87分) 映画の感想

モントリオール郊外の高級マンションの一室でホッブス博士が若い女を殺した後に自殺する。それを医師のロジャーが発見する。ホッブスの同僚によると、二人は人間の臓器の機能を代行する寄生虫の研究を行っていたという。ホッブス博士の寄生虫はマンション内の住民に寄生し、寄生されたものは性欲や暴力衝動を昂じさせ他の住民を襲い寄生虫に感染させる。このようにしてマンション内は瞬く間にパニック状態に陥り・・・。

知的になりすぎた人類を原始的な性衝動で満たし理想の社会を到来させようとした博士によって生み出された人から人に感染する寄生虫によって、島の上に設けられた高級マンションを含む複合施設がパニックに陥っていく様を描いたホラー映画。『ラビッド』『ザ・フライ』などで有名なデヴィッド・クローネンバーグの劇場長編映画デビュー作。出演者ポール・ハンプトン、リン・ローリイ、バーバラ・スティール他。設定自体はB級ホラー映画のそれだが、人間と人間以外のものの融合と肉体の変質、悪夢を具現化したような不気味なクリーチャー、終末観、人間を冷静に観察しているかの如き冷たい映像と演出、エロ・グロ含めた適度の娯楽性…、などこの監督にしか作り出せない唯一無二の表見が劇場長編映画デビュー作にしてすでに確立されている。デビュー作にはその人の全てが現れるという言葉通りの秀作ホラー映画。頭の中が性衝動に満たされ見境なくセックスを押っ始めるといったらほとんどギャグだが、それがちゃんと恐く、そこからなにか深遠なテーマを読み取ることができるのもこの監督らしい部分だ。テーマという事では、人間がアイデンティティを失って動物化してしまう事の恐怖を寓意的に表しているということで、ジョージ・A・ロメロ監督作品によるゾンビ映画の系譜にある作品であるともいえる。デヴィッド・クローネンバーグは大学を優秀な成績で卒業し、新人監督の頃から期待され国から補助金をもらって映画を撮っていた。当初批評家からの評価は散々だったが、本作はカナダの歴代興行記録を更新するヒット作となり、その期待に応え、彼はデビュー作から興行と作家性の両立に成功した。

リン・ローリーのヌード

リン・ローリーは「看護婦」役で本作の実質的ヒロイン。『処刑軍団ザップ』『ザ・クレイジーズ』そして本作と立て続けに有名なホラー映画に出演し、レンタルビデオ屋の普及によってちょっとしたホラー映画のブームが起こっていた80年代、それらの作品が掘り起こされ、スクリーム・クイーンの一人と目され注目された(彼女は役柄上これらの映画の中でほとんど叫ばなかったが)。どれも似たような役で、映画自体も似たような内容で、彼女はその中でいわゆる「白痴美」的魅力を発していた。独特の容貌だが普通に彼女はきれいである。映画冒頭の着替えのヌードシーンが印象的だが、後半の紫のスケスケ衣装で誘惑してくる彼女もいい。

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シーバース/人喰い生物の島 ウィキペディア
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DAL Productions Cinépix Film Properties

ステップフォード・ワイフ(1975/米/115分) 映画の感想

写真家のジョアンナは夫と子供たちともに、コネチカット州ステップフォードに引っ越す。当初は理想的な街かと思われたが、ジョアンナはここで暮らす主婦たちが誰一人として仕事を持たず極端に夫に従順なことに不信を抱く。夫に打ち明けるも彼は排他的男性クラブのメンバーとなり彼女に耳をかさない。ジョアンナは背後に陰謀があると調査を開始するが、この街には彼女の想像以上の秘密が隠され、彼女自身にも危険が迫っていた・・・。

アイラ・レヴィンの小説を映画化したSF心理ホラー。主演はキャサリン・ロス。監督はブライアン・フォーブス。メアリー・スチュアート・マスターソンがキャサリン・ロスの娘役で映画デビュー。物語自体は有名だが、日本では劇場公開もビデオもDVDも発売されておらず、知る人ぞ知る作品だった。ウーマンリブへの言及は言わずもがなだが、理想(夢)の世界を人工的に作り上げようというところに同時代の『ウエストワールド』などとのつながりも感じるし(ディズニーへの風刺?)、全体主義への恐怖も感じ、社会風刺と奇抜な空想との融合を理想的な形で示した良作。原作は2004年にニコール・キッドマン主演で二度目の映画化がされている。

キャサリン・ロスのヌード

「現代的」な女を演じ周囲から孤立し怯えつつも孤軍奮闘するキャサリン・ロスが彼女の出演した他の有名作品にも負けない当たり役。映画のクライマックスで、意外な形で彼女のシースルーでのヌードが見られるが、肉襦袢のようにも見える。

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ステップフォード・ワイフ ウィキペディア
ステップフォード・ワイフ IMDb
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Palomar Pictures Columbia Pictures

ステップフォード・ワイフ [DVD]
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

デス・レース2000年(1975/米/84分) 映画の感想

全体主義国家と化したアメリカ、そこでは政府が国民をなだめるために開催する「デスレース」というレーシングカーでアメリカを横断し一般市民を轢き殺しその年齢や性別によってポイントが与えられる残酷なショーが人気を博していた。政府転覆を計るレジスタンスの一員のアニーは、チャンピオンの「フランケンシュタイン」のナビとしてレースに参加してショーの妨害を試みるが、同乗する冷酷な謎の男「フランケンシュタイン」にも別の思惑があり・・・。

製作ロジャー・コーマン、監督ポール・バーテルによる不道徳なレースが国民の娯楽となったアメリカというディストピアを描いたカルトアクション映画。主演はデヴィッド・キャラダイン、彼のライバルレーサー役に『ロッキー』でブレイクする前のシルヴェスター・スタローン。その他の出演者にシモーネ・グリフェス、メアリー・ウォロノフ、ロバータ・コリンズら。B級映画丸出しの映画全体の安っぽいルックは今見返すときついところはあるが、設定や脚本や演出は意外としっかりしており、肝心要のカーアクションの出来もかなり良く、作品としての質は高い。アクションや適度なエログロで観客を楽しませる一方、それに加えて主人公含め政府の転覆を巡って暗躍する人々のドラマが謎や伏線からめて描かれ、不謹慎なレースを描いてる前半から一変ラストで観客に勧善懲悪の爽快感を味合わせてくれる展開もうまい。ライバル関係にあるデヴィッド・キャラダインとシルヴェスター・スタローン演じるドライバーたちの戦いと些細なドラマもよく出来ている。ちなみに2017年に同じくロジャー・コーマン製作で『デス・レース 2050』というリメイクに近い作品が制作されているが、私個人の意見としてはフランケンシュタイ演じるマヌー・ベネットやアニー役のマーシー・ミラーは良かったが、それ以外はオリジナルには遠く及ばない駄作に感じた。

シモーネ・グリフェス他のヌード

レジスタンスの一員で主人公のナビ役でレースに参加する女を演じるシモーネ・グリフェスは、有名な役者さんではないが、70年代美人で演技もまずまずでかなり好印象。その他、本作には、ロバータ・コリンズやメアリー・ウォロノフなどどこかで見た70年代的ルックの女優さんたちが出演し、みな美人でヌードになっているところが高評価。

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デス・レース2000年 ウィキペディア
デス・レース2000年 IMDb
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New World Pictures

シモーネ・グリフェスがヌードになった映画

シモーネ・グリフェス(Simone Griffeth, 1950年4月4日 – )

1975 デス・レース2000年 DEATH RACE 2000
1985 不倫の報酬/ホット・ターゲット HOT TARGET
1986 スキューバ・バトル/地獄の爆弾要塞 THE PATRIOT

リーインカーネーション(1975/米/105分) 映画の感想

大学教授のピートは、毎夜見る、湖で若い男が若い女性に殺される悪夢に悩まされていた。その他にも断片的に観る夢の中では、その男と女が恋人であることや、建物などどこか特定の土地を示唆するようなイメージも見た。ある日TVで彼が夢の中で見たのとそっくりな建物が映し出されてるのを見て、彼は夢の謎を解明すべくその建物がある土地マサチューセッツに向かうが、そこには驚くべき真実が待ち受けており・・・。

『ナバロンの要塞』や『ザ・パッセージ/ピレネー突破口』のJ・リー・トンプソンが監督した輪廻転生を描いたサイコロジカルホラー。ピート役にマイケル・サラザン、彼の夢の中に現れる謎の女性に『スーパーマン』のマーゴット・キダー。その娘にジェニファー・オニール。タイトルからしてネタバレ全開で、その分かり切った謎を解明しようとするパートが全編の三分の二ほどを占め正直退屈。後半のマーゴット・キダーやジェニファー・オニールらが絡む人間ドラマの部分はおもしろくこちらのパートを中心にした物語の構成にしていた方が良かったように思う。トータルではイマイチな作品だが、生まれ変わり、運命、男女のロマンス、近親相姦など、扱う題材自体はかなり良く、リメイクが何度か企画されているようだが、それも理解できる不思議な味わいのある作品だ。

マーゴット・キダーのヌード

マーゴット・キダーは『スーパーマン』のイメージが強いが、『悪魔のシスター』や『悪魔の棲む家』などへの出演でホラーやスリラー映画のファンにもなじみのある女優。愛、ドメスティックバイオレンス、運命のいたずらに翻弄される女性を好演。本作の役柄には、マーゴット・キダーがアルコールと薬物の過剰摂取で69歳の若さで亡くなったことを想起させるものがあり少し切なくなる。入浴シーン、男性に暴力的に犯されるシーンなどでヌードを披露。

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リーインカーネーション ウィキペディア
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Bing Crosby Productions Cinerama Productions Corporation American International Pictures

キャリー (1976/米/98分) 映画の感想

いじめられっ子の高校生のキャリーは実はサイコキネシスの持ち主だった。彼女を虐待してきた母親は狂信的なキリスト教徒で彼女に性的な教育を一切しておらず、ある日シャワー室で遅い初潮を迎えた際にキャリーはパニックを起こしてしまい、同級生にタンポンを投げつけられる。その事件を機に性的な目覚めとともに彼女のサイコキネシスも覚醒し、彼女は母親と対立し彼女の周囲の人間関係にも変化が起こる。だがそれがとてつもない悲劇を招来してしまい・・・。

スティーブン・キングの小説をブライアン・デ・パルマ監督がケレンミある映像表現と技巧的な演出テクニックで映画化したホラー映画の大傑作。キャリー役にシシー・スペイセク。キャリーの母親役にパイパー・ローリー。他にウィリアム・カットやジョン・トラボルタ、ナンシー・アレンやエイミー・アーヴィングといった当時売り出し中だった若手俳優たちが出演。キングの原作小説は、超能力を題材にしているが、その根底にはキリスト教における魔女の逸話や伝説があり、それをアメリカの高校を舞台にして現代的に翻案したものと分析することができる。監督や脚本家の原作解釈は深く、キリスト教や思春期の危機といった原作の持っているテーマやメッセージ性を、時系列がバラバラに並べられた少し変わった構成だった小説よりも、監督独自の映像表現も駆使しダイレクトに表現することに成功している。もちろん「普通」のホラー映画としても怖く、有名な後半のショッキングシーンなどは今観ても分かっていてもビビる。このシーンが怖いのも逆再生やソフトフォーカスの仕様など監督独特の映像テクニックの賜物で、『キャリー』を観るとおもしろい映画は、当たり前と言えばそうだが、有能な監督によって生み出される事を再認識させられる。監督のよくも悪くもケレンミたっぷりの映像表現やカメラワークと、キングの原作のエッセンスの見事な抽出、それらが相まってこの映画をホラー映画の名作にしてキングの原作を超えた数少ない作品の一つにしている。

シシー・スペイセクのヌード

特徴的な風貌だが美人でもあり演技力も高いシシー・スペイセクは、キャリーを演じるために生まれてきたと言いたいぐらいこの役に合っている。冒頭の有名なシャワー室のシーンで大胆な演技とヌードを見せる。血まみれのドレスを纏い目を見開きぎょろつかせ炎を背にして立つ彼女は、恐ろしく禍々しくそして美しく、まさに現代の魔女だ。

ナンシー・アレンのヌード

ナンシー・アレンはキャリーにいやがらせをして悲劇を引き起こすきっかけを作る「くそ女」の役を〝好演〟。『キャリー』出演後に監督のブライアン・デ・パルマと結婚し、後に離婚。彼女も冒頭のシャワー室のシーンで大胆なヌードを披露。彼女やエイミー・アーヴィングは、キャリー役のシシー・スペイセクと対照的な健康的な美人で、それが映画に効果的に作用している。

参照リンク

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キャリー IMD
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キャリー ナンシー・アレンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Red Bank Films United Artists

キャリー [Blu-ray]
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

悪魔のしたたり(1976/米/90分) 映画の感想

プロバレリーナのナターシャと恋人のトムは、ニューヨークの劇場でサルドゥが演出する女性への拷問ショーを観賞していた。二人はそれを見世物だと一笑に付し、評論家のサイロはショーを酷評した。しかし舞台の上で行われているのは本物で、サルドゥは裏で女性を誘拐し、拷問し、人身売買を行っていた。サルドゥはサイロとナターシャを恐怖で洗脳しようと二人を誘拐し彼らの前で拷問ショーを繰り返す。一方ナターシャの失踪に狼狽したトムは悪徳警官のジョンを雇って彼女を捜索するが・・・。

女性への凄惨な拷問ショーの描写で一部では有名な映画。監督はジョエル・M・リード。出演者はシーマス・オブライエン、ヴィジュ・クレム、ナイルズ・マクマスター(シーマス・オブライエンとヴィジュ・クレムは本作公開中に事件に巻き込まれて死亡)。サルドゥや助手の小人や悪徳警官や洗脳される女バレリーナや地下に監禁されている動物化した裸の女奴隷たちといったキャラクターや設定の奇妙さ、頭蓋骨破壊、抜歯、脳にストローさしてチューチュー、指切断、八つ裂きの刑、ギロチン、人間ダーツなどの残酷描写とそれを表現する特殊メイクの意外な出来の良さ、照明など一部美術へのこだわり、演劇論を中心としたサルドゥの独特の美学や哲学やブラックユーモアなど、低予算の不快な酷い映画であることは間違いないが、中身は悪い意味で濃く、時代を経ても忘れらずカルト化しているのも理解はできる。

ヴィジュ・クレム他のヌード

女性の裸はたくさん出てくるが、ほとんどが拷問描写で、普通の感覚では全くエロく感じられない。ナターシャ役のヴィジュ・クレムの上半身裸の奇妙な踊りが変で良い。

参照リンク

悪魔のしたたり ウィキペディア
悪魔のしたたり IMDb
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(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Rochelle Films American Film Distributing Corporation Troma Entertainment

イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験(1975/加/96分) 映画の感想

1945年、ナチスの強制収容所では、所長のイルザによって囚人女性への残酷な人体実験が日々行われていた。彼女はまた男性囚人を自分の寝室に呼び欲望を満たし使い物にならないとなると去勢していた。彼女は金髪碧眼でセックスに強いアメリカ人捕虜のウルフに目を付け彼と淫らな行為に及ぶが、ウォルフはじめ捕虜たちはイルザに対して反乱の機会を窺っており・・・。

ナチスの収容所における女囚への残虐行為や性的暴行を描いたナチスプロイテーション映画の一作でヒットしたこのジャンルの代表作。監督はドン・エドモンズ。同じくナチスプロイテーション映画である『ラブ・キャンプ7』のデイヴィッド・F・フリードマンが製作を務める(別名義)。出演者はダイアン・ソーン、グレッグ・ノフ、シャロン・ケリー、ジョージ・フラワー他。ダイアン・ソーン演じる女所長イルザは、実在のナチス強制収容所の所長の妻で囚人対して数々の残虐行為を行ったとされるイルゼ・コッホがモデル。前半から中盤の女囚への暴行・虐待行為、後半の囚人たちによる反乱という女囚映画のテンプレを踏襲した作品だが(演出の出来は悪くない)、ナチスの収容所が舞台でかつ女性への生体実験が繰り広げられることにより、インモラル感が倍増し、ホラー映画並みの残虐シーンの数々が描写され(特殊効果は素朴だが見せ方のレベルはかなり高い)、さらにはダイアン・ソーン演じるイルザの強烈なキャラによって、この手のジャンルの中では一線を画す飛びぬけた作品となっている。ちなみに私も興味本位でこういった作品をいくつか観てきたが(もちろん邪な感情も伴いつつ)、どれもこれも〝おもしろさ〟を感じることができなかったが、どうもこれは私が一方的な「いじめ」の描写がたとえ映画の中であれ好きではないからではないかと最近気づいた。それにしても製作者たちはよくもこれだけ酷い「いじめ」の場面を思いつくもので(その想像力の限界も感じるが)、あたかも残酷・残虐場面の大喜利状態でそこには感心する。

ダイアン・ソーンのヌード

ナチスの制服を着て居丈高に仁王立ちする豊満な胸のダイアン・ソーン演じる女所長イルザのビジュアルの説得力がまず凄く、本作はヒットしシリーズ化し、イルザはこの手のジャンルの映画のイコンとなった。作品の良しあしはともかく、この点は評価すべきところだろう。本作ではイルザが女性を裸にひん剥いていたぶるだけでなく、彼女自身のベッドシーンや変態性欲のシーンがあり、そこで大胆なヌードを見せている。

参照リンク

ダイアン・ソーンがヌードになった映画

ダイアン・ソーン(Dyanne Thorne, 1936年10月14日 – 2020年1月28日)はアメリカ合衆国の女優。

1975 イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験 Ilsa She-Wolf of the SS
1976 イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム Ilsa, Harem Keeper of the Oil Sheiks
1977 女体拷問人グレタ Ilsa, the Wicked Warden
1977 イルザ シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団 Ilsa, the Tigress of Siberia

(日本未公開作品あり)

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