2000年代~アシュレイ・ジャッドイーディ・ファルコカーラ・シーモアキム・ディケンズケイティ・ホームズシェリ・ムーン・ゾンビダニエル・デ・ルカブライス・オーファースホラー映画ミーナ・スヴァーリミラ・ジョヴォヴィッチローナ・ミトラ映画女優ヌード

女優さんのヌードが見られるホラー映画 2000年代 No. 1

2000年代~

ギフト(2000/米/112分) 映画の感想

人の運命を透視する能力をた未亡人のアニー。ある日彼女は失踪したジェシカという女性の遺体が池に投げ込まれたという幻覚を見る。それによってドニーという男が逮捕されるが、ジェシカは婚約者がいながら複数の男性と関係を持っており、アニーは実は無実で別の誰かが犯人であるというさらなる幻覚を見る。アニーはそのことを検察官のダンカンに伝えるが・・・・

霊感の強い女性が。知り合いの女性の死体が遺棄された場所を探し当てたことで不可解な事件に巻き込まれていくホラーテイストの強いサスペンス・ミステリードラマ。監督はサム・ライミ。ケイト・ブランシェット、ジョバンニ・リビシ、キアヌ・リーヴス、ケイティ・ホームズら出演。監督の『死霊のはらわた』や『ダークマン』といった作品とは毛色の違う落ち着いたトーンの映画。トレードマークの技巧をこらした派手な演出も控えめだが、ホラー要素が強めなところがサム・ライミ監督らしい。森林の描写などに『死霊のはらわた』ぽい雰囲気もみられる。主人公は夫を事故で亡くしたシングルマザーの占い師ということで、彼女自身や彼女に助けを求める心に傷を負った人々のドラマが描かれるが、それがサスペンスやミステリーの部分とうまく結びついている。

ケイティ・ホームズのヌード

ケイティ・ホームズは素行が悪く、痴情のもつれで殺害されてしまう女の役。はっきりいって本作での彼女は脇役でお色気要員。元トム・クルーズ夫人。後半で、作品のトーンとそぐわない唐突な彼女のヌードシーンがある。

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Lakeshore Entertainment Paramount Classics

アメリカン・サイコ(2000/米/102分) 映画の感想

若くて裕福でハンサムな 投資銀行家の、ライバルたちとブランド品の自慢をし合い一流レストランで食事をするなど空疎な生活を送るという表の顔と、浮浪者やライバル関係の男や娼婦を残虐に殺害するというサイコキラーとしての裏の顔を描いたホラー。

原作は「レス・ザン・ゼロ」 や「インフォーマーズ」で金持ちの若者の退廃や空虚な生活を描いたブレット・イーストン・エリス。監督は女性のメアリー・ハロン。主演の殺人鬼にクリスチャン・ベール。クロエ・セヴィニー、リース・ウィザースプーン、ジャレッド・レトなど当時の実力派の若手俳優たちが共演し、ベテランのウィレム・デフォーがわきを固める(役者の演技はいい)。私は原作未読だが、原作ではもっと詳細で残酷だという殺人の描写は押さえられ(といってもこれでもアホみたいに十分過激だが)、ブランド品や高級レストランの予約などと殺人を並行的に並べる即物的描写の不気味さよりも(これも彼の物質中心の空虚な生活描写含め十分気味が悪いが)ブラックジョークの部分がそれ以上に強調され、クリスチャン・ベールの超怪演と相まってホラー的な怖さよりも鈍い笑いがこみ上げてきてしまう変な映画。真面目に分析すると、バブルの時代の日本がそうだったが、人間は物質的に満たされるとそれに空虚さを感じ、より原始的な感情あるいはその逆のより文明的な感情から極めて残虐な物事に強く惹かれるという、個人の問題に還元するだけではすまない傾向があるというのは事実であろう。日本ではそれほど高い知名度はないが、アメリカではカルト映画化し、その後のポップカルチャーに少なからぬ影響を与えているとという。おもしろいかおもしろくないかといえば、おもしろい映画。

クリスチャン・ベール/カーラ・シーモアのヌード

クリスチャン・ベール演じる主人公が娼婦を自宅に連れ込み乱交するなどの過激なシーンでカーラ・シーモアやクリスタ・サットンといった女優さんのヌードが見られるが、女優さんのヌードよりもクリスチャン・ベールのヌードが圧倒的に目立っている。女性が監督という事で当然だが、こういう映画としてはセクシーなシーンが男性目線で描かれていないのも本作の特徴。素っ裸でチェンソーを振り回して女の子を追いかけたり、ポルノビデオ大好きだったり、CDを聞きながら斧を振り下ろしてジャレッド・レトをぶっ殺したり、殺そうとした男が同性愛者で逆に迫られたり、私立探偵役のウィレム・デフォーに問い詰められてビビり、ライバルの持っている名刺のブランドに嫉妬して動揺したりする主人公を演じるクリスチャン・ベールの怪演が「これど男の汚れ役!」といった形で素敵だ。

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Edward R. Pressman Productions Muse Productions Lions Gate Films

インビジブル (2000/米/独/112分) 映画の感想

政府お抱えで人体の透明化の実験を行っているチームのリーダーセバスチャンはついにそれに成功する。彼は自らを被験者として透明化するが、元に戻れなくなる。副作用のせいか、次第に精神に異常わきたし始めたセバスチャンは、密かに研究所を抜け出して・・・。

『氷の微笑』『ショーガール』のポール・バーホーベン監督のSFホラー。ケヴィン・ベーコン、エリザベス・シュー、ジョシュ・ブローリンらが出演。透明人間が女性を襲い暴れるというバカみたいな話を、超一流のスタッフが大金賭けて大真面目に技術の粋を費やして作っている所がサイコーの傑作(笑えるという意味でも)映画。演出、特殊効果、アクション、どれをとっても完成度が高いが、なかでもCGを使ってゴリラや人体が透明化したり元に戻ったりする場面が凄い(おそらく私が観てきた中で最高の特殊効果の一つ)。透明化を表現するためのアイディアの豊富さと、ローテクとハイテクの使い分けも素晴らしい。映画を作りものとして、純粋な娯楽として、下世話なものとして観るうえでは最高峰の映画。真面目な話をすると、主人公の精神が壊れていく過程もかなりしっかりと描かれていて、「人間って所詮これが本質だろ」っという見切り方にポール・バーホーベン監督らしいテーマやメッセージ性が感じとれる。

ローナ・ミトラ/キム・ディケンズのヌード

透明人間セバスチャンがキム・ディケンズの乳首をいじったり、ローナ・ミトラ演じる美女をが襲うシーンなどでヌードが見られる。他にもヌードではないが、エリザベス・シューのセクシーなシーンが見られる映画でもあり、彼女活躍の場面も多く、彼女のファンにはいい映画。

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Columbia Pictures Red Wagon Productions Global Entertainment Productions GmbH & Company Medien KG Distributed by Sony Pictures Releasing

ローナ・ミトラがヌードになった映画

ローナ・ミトラ(Rhona Mitra、1976年8月9日 – )はイギリスの女優。

1997 The Man Who Made Husbands Jealous
1998 Monk Dawson
2000 インビジブル Hollow Man

バイオハザード(2002/米/100分) 映画の感想

アンブレラ社という裏で怪しげな研究を進める世界的企業の「ハイブ」と呼ばれる軍事研究施設、そこで「T-ウィルス」が漏れ出しバイオハザードが起こる。アンブレラ社は事態収拾のため特殊部隊を派遣するが、そこにはバイオハザードの影響でゾンビ化した研究員や遺伝子操作された凶暴なクリーチャー、そして「ハイブ」を制御・支配するAI「レッド・クイーン」が彼らを待ち受けていた。

言わずと知れた日本製の大ヒットゲームを映画化したアクションホラー。オリジナルストーリーだが、原作のゲームシステムやアートスタイルや世界観をうまく映画に移し替えていて、そのうえで低予算ながらも潜入アクションとしても、パニックホラーとしても、ゾンビ映画としてもよく出来た原作と映画ファン両者が満足できる作品。出来がいいとはいえない続編の方のイメージが強くなってしまっているシリーズだが、第一作となる本作は良作で、アメリカでの批評家の受けは良くないようだが、ビデオゲームが原作という新しい映画のジャンルの一つの成功例を指し示した作品だと思う。

ミラ・ジョヴォヴィッチのヌード

ミラ・ジョヴォヴィッチはアンブレラ社の特殊部隊員である主人公のアリスを演じる。アリスというキャラは彼女の当たり役となり、後のシリーズでも演じ続けていくことになる。シリーズの第一作である本作では、当時20台後半だったが、まだあどけなさすら感じさせる若々しさで、赤いドレスを着た見た目もカッコよく美しく、アクションの切れもいい。露出は多くないが、乳首もアンダーヘアーもちらりと見え、白を強調したセットを背景に彼女の裸体が強調されるシーンは結構エロイ。おそらく、原作ゲームのファンである子供の多くが(年齢制限など無意味)、この映画を観て夜悶々としたことだろう。

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Constantin Film New Legacy Film Constantin Film Verleih Pathé Distribution

バイオハザードII アポカリプス(2004/米/英/独/94分) 映画の感想

前作の舞台となったアンブレラ社の〝ハイブ〟から、死んだ人間をゾンビとして蘇らせ生きている人間をモンスターにするTウィルスが蔓延し、ラクーンシティ全体がパニック状態に陥る。一部の生存者と、ウィルスによって変異し改造され超人となった主人公アリスはそこからの決死の脱出を試みるが・・・。

カプコンのビデオゲーム『バイオハザード』を原作とした映画シリーズの第二弾。監督は前作のポール・W・S・アンダーソンからアレクサンダー・ウィットに交代。前作同様原作の世界観やゲームシステムやアートスタイルをうまく映画に落とし込み、パニック映画や、ゾンビ映画、アクション映画の要素がふんだんに盛り込まれた佳作。もともと低予算で始まったシリーズで、大作映画などと比べたりしなかったら、原作ファンなら十分に満足できる出来。なによりも主演のミラ・ジョヴォヴィッチが魅力的で、シリーズが作り続けられたのも彼女の存在があってこそだったことが本作を観れば分かる。

ミラ・ジョヴォヴィッチのヌード

本作ではTウィルスによって超人化したアリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチの活躍が十二分に観られる。アクションもキレキレで実にカッコイイ。映画のラスト近くでヌードを見せる(いつも裸で実験されててなんかエロイ)。原作ファンも概ね満足なのはこの第二作目までで、以降のシリーズは、映画の出来不出来よりも、原作の知名度と彼女の魅力で成り立っているようなもの

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Constantin Film Davis Films Impact Pictures Screen Gems Constantin Film Verleih Metropolitan Filmexport Alliance Atlantis Sony Pictures Releasing

マーダー・ライド・ショー(2003/米/89分) 映画の感想

いわゆる「秘宝館めぐり」のようなことをしている若者たちが、田舎で伝説的な殺人鬼たちの世界を売り物にしている見世物小屋に立ち寄るが、そこは殺人を生業とする極悪な一家の住まいで、若者たちは彼らに捉えられ、虐待され、殺される・・・。

バンド「ホワイト・ゾンビ」のロブ・ゾンビが初めて手掛けた劇場用長編ホラー映画。ホラー映画に傾倒しているロブ・ゾンビによる過去のホラー映画へのオマージュ、ミュージシャンでミュージックビデオの監督らしい独特のセンス、そしてこの時代のホラー映画に特徴的な写実的な残酷描写などで、ホラー映画マニアの間で注目された作品(一般的にどうかは知りませんが・・・)。前半はトビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』(傑作)や『ファンハウス/惨劇の館』ケヴィン・コナーの『地獄のモーテル』ぽい設定や展開なのだが、後半一気にフォークロア的要素やオカルト要素が強まりファンタジーホラーのようになるのが特徴。そこをバランスが悪いと捉えるかどうかは評価の分かれ目(私はややバランスが悪いと感じた)。雰囲気や監督の演出は悪くない。監督の妻のシェリ・ムーンが殺人鬼一家の娘に扮し、『悪魔のいけにえ2』(傑作)のチョップ・トップ役のビル・モーズリーがそれと同じような役で出演している。他にもカレン・ブラックやシド・ヘイグといった出演者に監督の趣味嗜好が感じられる。

シェリ・ムーン・ゾンビのヌード

本作の彼女は、その狂気の演技とお色気でかなりインパクトがある。白昼夢のようなシーンでチラリとヌードを見せている。

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Goodrights Lions Gate Films

ホステル(2005/米/チエコ/94分) 映画の感想

ヨーロッパをバックパツカーをしながら旅をしているアメリカ人の若者たちが、いい女とセックスてきるという口車に乗せられ、スロベニアの「ホステル」に向かうが、彼らはそこで会員に人殺しのサービスを提供する秘密のクラブのメンバーに誘拐され拷問される…。

製作総指揮クエンティン・タランティーノ、監督『キャビン・フィーバー』のイーライ・ロスによるホラー映画。非常に生々しく激しい残酷(拷問)描写が後半えんえんと繰り広げられるのが特徴で、その内容にもかかわらず世界的に大ヒットし、2000年代以降のいわゆる「トーチャーポルノ」と呼ばれる映画ジャンルの先駆けとなった作品。私はイーライ・ロス監督作品は『ホステル』シリーズの他は『キャビン・フィーバー』と『グリーン・インフェルノ』しか観ていないが、アイディアや目の付け所はいいし、美術や特殊メイクなど映像技術も優れているが、どの作品も何か非常に冷めた感じがあって映画的高揚も特に感じられず、一ホラー映画ファンとして評判ほどには楽しくないというのが正直な感想だ。これは彼の作風というのもあるが、技術的なものは別にして彼が映画監督として物語の盛り上げ方が単にヘタなだけのようにも思う(他の作品を観ていないので断言はできないが)。ただ本作に限っては、その冷めた感じが物語的にも映像的にもマッチしていて、写実的な残酷描写や映画のテーマというべき即物的な人間描写がとことん強調され、おもしろいとは思わないが爽快感の一切ないいや~な気分だけはたっぷりと味合わせてくれる他にはない映画になっていて、そこは認めざるを得ない。

バルバラ・ネデルヤーコヴァ他のヌード

本作は女の人の裸がたくさん出てくる映画だが、これも私には非常に冷めた描写に感じられエロさをとくに感じさせないところがある意味すごい。

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ホステル IMDB
ホステル バルバラ・ネデルヤーコヴァのヌード画像へのリンク
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Next Entertainment Raw Nerve Lions Gate Films Screen Gems Sony Pictures Releasing Falcon

Dot. ドット(2005/米/96分) 映画の感想

父親の死によって孤児となった耳の聞こえないティーンエイジャーのドットは、自分の母親の知り合いのオリビアとその夫ポールの家に引き取られ養子となる。だが夫妻の娘ニーナはドットを嫌いいやがらせをする。そんな生活が続く中、ドットは一見幸せそうなポール家の秘密を知るようになが、ドット自身にも秘密があり・・・。

エリシャ・カスバート、カミーラ・ベル(『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』で映画冒頭で小型恐竜に襲われる女の子)、イーディ・ファルコらそれなりに有名な俳優が出演している、一応はホラー映画やサスペンス映画のジャンルに入れられている作品・・・。なのだが、実際はアート映画のようでもあり、青春映画のようでもあり、人間ドラマのようでもあり、犯罪映画のようでもあり、結局最後まで何が言いたいのか分からない映画。正直駄作。監督が一生懸命カッコイイ、気取った演出をしようとして、すべて滑っているのがかなりイタイ。

イーディ・ファルコのヌード

エリシャ・カスバート、カミーラ・ベルらの女優が出ているが、ヌードになっているのは母親役のイーディ・ファルコで(3度エミー賞を受賞している名女優)、物語的にとくに必要のないシーンで裸になっていて正直無駄脱ぎになっている。エリシャ・カスバート、カミーラ・ベルの共演シーンはまあまあ良く二人のセクシーなシーンもあるので彼女たちのファンにはいい作品かも。

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BUG/バグ(2006/米/102分) 映画の感想

アグネスは10年前の息子の死から立ち直れず、寂れたモーテルで寂しく暮らしている。アグネスは別れた夫のストーカー的行為に悩まされていたが、そんな彼女を放浪者のピーターが慰める。二人は同棲するが、ピーターは「自分は元軍人で政府の科学実験の犠牲者」だなどと突拍子のないことを話始め、実験によって「虫」に苛まれているなどと自らの妄想を吐露し彼女を混乱させる。しかしそのピーターの狂気は、閉鎖空間の中でアグネスにも伝播し、彼女も次第におかしくなっていく・・・。

「小さな虫が見える」というなど奇妙な言動と振る舞いを続ける男と、彼に感化されて次第に自身も狂気に駆られたような言動を繰り返すようになる女の、モーテルの一室を舞台にしたサイコサスペンス。トレイシー・レッツの同名の舞台劇の映画化作品。監督は『エクソシスト 』『L.A.大捜査線/狼たちの街』のウィリアム・フリードキン。出演者はアシュレイ・ジャッド、マイケル・シャノン、ハリー・コニック・Jr ら。閉鎖的な空間の中で狂人から心に悩みを抱える女に妄想が伝播し、それが最後は激しい狂気となって皆に破滅をもたらすというお話だが、舞台劇が原作だけあって、脚本は伏線やらミスリードやら曰くありげな会話やらで緻密に構成されており、モーテルという一つの「舞台」の中で行われる演者のつばぜり合いは緊張感を生み、最後まで目が離せない。ただ『エクソシスト 』や『フレンチ・コネクション』の監督にしては、配役やセットを含め少し全体の絵作りに弱さ物足りなさを感じさせるのが残念。

アシュレイ・ジャッドのヌード

本作の彼女の役どころは『聖なる狂気』 『氷の接吻』などといった彼女の出演作と似ている。演者の力量が試されるような役を熱演。映画後半でかなり大胆なヌードを見せている。

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BUG/バグ ウィキペディア
BUG/バグ IMD
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DMK Mediafonds International Inferno Distribution LLC L.I.F.T. Productions  Lionsgate

THE CLASH ザ・クラッシュ(2007/米/英/加/85分) 映画の感想

トムは会社を首になり、アパートの家賃も払えず逃げ出しホームレスとなる、さらについてないことに彼は帰宅中の介護士ブランディの車に轢かれる。ブランディはトムを自分の家のガレージに隠し、昇進をひかえていた彼女は事故を隠蔽しようとする。だがトムは生きていて、血まみれで車のフロントガラスに突き刺さった状態から脱出しようとするが・・・。

『ZOMBIO/死霊のしたたり Re-Animator』や『フロム・ビヨンド』スチュアート・ゴードン監督作で、彼の遺作。ミーナ・スヴァーリ、『クライング・ゲーム』のスティーヴン・レイが出演。重症を負ってガレージに閉じ込められたソリッドシチュエーション的状況の男の苦闘と、事故を隠蔽しようとする女のサスペンスが同時進行する映画。スチュアート・ゴードン監督がホラー映画などを通して培ってきた演出的にもビジュアル的にもショッキングな表現と、解雇、ホームレス、老人介護、移民、自己保身といったリアルな現実表現とが結びつき、終始息苦しい展開をみせ胸が詰まりハラハラさせられる。低予算で見づらいところもあるが、監督のキャリア最終作として十分に誇れる佳作。

ミーナ・スヴァーリのヌード

ミーナ・スヴァーリは老人を献身的に介護する働き者のだが、自己保身に走って人生を狂わす若き女の役を熱演。スチュアート・ゴードン作品としてはストレートだが、黒人の恋人とのラブシーンでかなり大胆な演技とヌードを見せている。他にシャーリーン・ロイヤーのヌードも。

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Amicus Entertainment Prodigy Pictures Grana Pictures  THINKFilm Image Entertainment

隣の家の少女(2007/米/91分) 映画の感想

ニューヨークに暮らすデヴィッドは、過去の苦い思い出を抱え苦しんでいた。1958年、少年だった彼の家の隣のルースと彼女の子供たちが暮らす家に、交通事故で両親を亡くしたルースの姪のメグとスーザンが引き取られてくる。ルースはメグは売春婦呼ばわりし虐待し、地下に監禁し拷問し、彼の息子たちや近所の子供たちもそれに倣い彼女を拷問・強姦する。メグに恋心を抱いていたデヴィッドはなんとか彼女を助けようと試みるが・・・。

ホラー小説家ジャック・ケッチャムの同名小説を映画化した青春映画のテイストも加味されたバイオレンスホラー。監督はグレゴリー・M・ウィルソン。主演のメグにブライス・オーファース。ルース役にブランチ・ベイカー。原作は「インディアナの犯罪史上で最も恐ろしい犯罪」と称されるガートルード・バニシェフスキーによるシルヴィア・ライケンス殺害事件からインスピレーションを得ている。スティーブン・キングが原作・映画ともども大絶賛した作品で、キングの『スタンド・バイ・ミー』と同じ時代設定で主人公が少年時代を回顧するなど共通点も多く、『スタンド・バイ・ミー』の暗黒面バージョンとも一部では評されている作品。いわゆるレ〇プリベンジ映画や女囚映画などのファンタジーや寓話や「エンタメ」ではなく、人間の心のリアルな暗部をさらけ出したリアリズム指向の映画。主人公の女の子への虐待・拷問が情け容赦なく描写されていて正直観るに堪えなくうんざりしてくるが、これは主に原作の力だと思うが、テーマやメッセージなど表現しようとしているものは伝わってきて意味のない映画にはなっていない。ただ監督の演出が凡庸で、凄まじい素材を消化しきれていないきらいがあり、映像にも切れがない。これを『マーターズ』『ゴーストランドの惨劇』のパスカル・ロジェあたりが監督していたら、倫理面は別にしてとんでもない映画になっていたように思う。

ブライス・オーファースのヌード

ブライス・オーファース演じる少女への暴行・虐待が繰り広げられ、彼女の裸のシーンもあるがボディダブルの可能性もあり、エロ目線で観るような映画では全くない。

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Modernciné Modern Girl Productions Starz Home

NAKED ネイキッド(2007/米/108分) 映画の感想

ニューメキシコの田舎町、そこでは猟奇殺人鬼によって女性をターゲットした残忍な人間狩りが行われていた。そして職を求めて町を訪れたがだまされてストリッパーとして働かされていたダイアナは不幸にも犯人誘拐され、裸にされ、人里離れた荒野に放り出され、殺人鬼の新たな獲物にされてしまう。果たして彼女は殺人鬼の魔の手から逃れ生き残ることができるのか・・・。

女性を拉致し狩りをするように追い詰め暴行し殺害した実在のシリアルキラー、ロバート・ハンセンをもとにしたエロチックスリラー。監督は当時としては異色のゾンビ映画だった『ナイト・オブ・ザ・コメット』のトム・エバーハード。ダイアナ役にダニエル・デ・ルカ。有名どころの俳優では『ゴッドファーザー PART III』の悪役のジョー・マンテーニャが警察の役で出演している。日本での販売元のアルバトロスは、ビデオ時代から、作品の内容とはほどとおい煽情的な作品の解説やエロチックな女性が描かれたジャケットで(いい意味で?)悪名高いが、本作に関しては看板に偽りなしで、真っ裸の女性が人里離れた荒野の中で人間狩りの恐怖に晒されるという猟奇的なシーンが実際に描かれている(それもかなり長い)。ただ実在の事件をもとにした脚本の出来は思いのほかいいのだが、監督の演出、俳優の質、俳優の演技ともにかなり低いと言わざるを得ず、倫理的なことは置いといて本作の一番の見せ場であるはずのその肝心な人間狩りのシーンが、そのせいで最も退屈なシーンになってしまっていると感じられた。個人的には、調べてみて、女性を17人も殺したとされるロバート・ハンセンレベルのシリアルキラーがアメリカにはごろごろいるという事実の方が恐ろしくかつ興味深かった。ちなみに本作がヒットしたためか、その後「NAKED」シリーズがアルバトロスによって展開されていくが、実際にはそれらの各作品の関連性はない(らしい)。

ダニエル・デ・ルカのヌード

先に述べた通りダイアナ役のダニエル・デ・ルカが自然の中を裸で逃げ回るシーンがメイン。ホラー系の某ウェブサイトでは、ある年の裸が目的だけで最も視聴されたホラー映画に選ばれたそうで、そういう意味では「需要」にきちんと答えている映画といえるだろう。

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トム・エバーハード ウィキペディア
NAKED ネイキッド IMDb
NAKED ネイキッド ダニエル・デ・ルカのヌード画像へのリンク
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R. Sanders D. HDNM Entertainment

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