1970年代イングリッド・ピットジャネット・リーステファニー・ビーチャムパメラ・グリーンパメラ・フランクリンホラー映画マーゴット・キダーマルティーヌ・ベズウィックミア・ファローリン・ローリー

女優さんのヌードが見られるホラー映画 1960年代~1970年代 No. 1

1970年代

サイコ(1960/米/109分) 映画の感想

不動産会社に務めるマリオンは、恋人が逢引の際に借金のせいで彼女と結婚できないと嘆くのを聞き、顧客の金を盗み、恋人のいるカリフォルニア州へと向かう。途中で激しい雨にあい、マリオン彼女は丘の上の屋敷に隣接するモーテルに泊まらざるを得なくなる。モーテルの主はノーマン・ベイツという青年で、マリオンは彼が丘の上の屋敷で彼女のことについて誰かと言い争っているのを聞く。ノーマンによると声の主は病を患った母親だという。ノーマンとの奇妙な会話の後、彼女はお金を返す決意をし、シャワーで疲れを癒そうとするが、カーテンの後ろに刃物を持った何者かの影が現われ・・・。

アルフレッド・ヒッチコック監督による、言わずと知れたサイコ・スリラー映画の金字塔。出演者はアンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム他。私はヒッチコックの映画が大好きで、彼の映画はほぼ観ているが、ヒッチコックについての論評をここで語るのはさすがに私の手に余る。こういうサイトを運営している身としては、ヒッチコック映画における女性を男性の側からの欲望の対象として見る(覗き見る)という「男性のまなざし」という観点、彼の映画がホラーやサスペンスやスパイ映画といった「ジャンル映画」に与えた計り知れない強大な影響力というものの二点だけを、ここでは指摘しておきたい。それらの点から『サイコ』を語るならば、本作はスラッシャー映画やサイコホラー映画の始祖といえ、『ハロウイン』や『13日の金曜日』といったものから、ダリオ・アルジェントに代表されるジャーロ映画、『セブン』や『羊たちの沈黙』まで、『サイコ』の後胤は枚挙にいとまがない。また「男性のまなざし」という観点からは、本作におけるジャネット・リー演じるマリオンの殺害シーンはあまりに有名で、その後ホラー映画には若い女性のシャワーシーンがつきものとなった。その他の点については、ホラー映画やジャンル映画が好きな私なりに少し語らせてもらうならば、〝主人公〟の逃亡というヒッチコック映画でも定番の展開から始まり、それが衝撃的な殺人シーンを経て、〝精神異常者〟の男の側の視点へと大きく転調していくこの映画の構成が、観る者に驚きを抱かせるものであったのと同時に、その前半部分がヒッチコック映画的かつ親に捨てられお菓子の家に誘惑されて酷い目にあう「ヘンデルとグレーテル」や「赤ずきん」といったおとぎ話的な普遍的な含蓄を持った物語であることで観客をスムーズに、後半のこれまで映画の中でここまで詳細にリアルには描かれることのなかった〝精神異常〟の殺人鬼の物語へと導き、その〝精神異常〟の殺人鬼の視点を観客は〝受け入れざる〟を得なくなり(演出法としてはスマートだが半ば強引に)、そのことが後のホラー映画というジャンルの隆盛への大いなる橋渡しになったという点を強調させていただきたい。またヘイズコード撤廃以後、60年代後半から70年代初頭にかけて(年齢制限は細かに設けられることになるが)表現の規制がなくなったアメリカ映画界において、『サイコ』が先駆的映画だったことも付け加えておきたい。

ジャネット・リーのセミヌード

映画史において最も有名ともいえるを彼女がシャワールームで殺害されるシーンについては先に触れたが、このシーンを詳細に述べることも私の手にあまる。ちなみに元祖絶叫クイーンともいえるジャネット・リーだが、これも絶叫クイーンと呼ばれるジェイミー・リー・カーティスが彼女の娘だというのがおもしろい。

参照リンク

サイコ ウィキペディア
サイコ IMDb
サイコ ジャネット・リーのセミヌード画像へのリンク
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Shamley Productions Paramount Pictures

血を吸うカメラ(1960/英/101分) 映画の感想

映画撮影の助手をしながら、ヌード写真撮影のアルバイトをしているマイクは、自らも映画製作者を志す人付き合いのない内気な青年だった。彼は精神科医であった亡くなった父親から、人間の恐怖の心理を実験するための研究のためのモルモットにされ虐待されていた。そのような幼少期のトラウマもあって、彼は人間の死に際に性的興奮を覚える殺人鬼となり、娼婦などを先端に刃物のついてカメラで撮影し、その死に際を撮影しコレクションにしていた。そんな彼を同じアパートに住む優しく明るい性格のヘレンが興味を示し、マイクも彼女に心を開いたかに見えたが、彼は殺人を止められず・・・。

『赤い靴』『ホフマン物語』(エメリック・プレスバーガーとの共同監督)の名匠マイケル・パウエルのサイコホラー。1960年、ヒッチコックの『サイコ』と同時期に公開され、ともに物議を醸したが、ヒッチコックが以降さらに名声を高めたのに比べ、マイケル・パウエルのキャリアは本作への悪評で終わったとされる。しかし後に再評価され、今ではイギリス映画の名作の一つに数えられるまでになっている。出演者はカール・ベーム(カールハインツ・ベーム)、アンナ・マッセイ、モイラ・シアラー他。家族関係に問題があり、幼少期にトラウマがあり、一見平凡そうに見えるがその中身は殺人に性的な興奮を覚える異常者という、日本でも宮崎勉事件などで身近なものとなった快楽殺人期の生態を映画の中で暴力描写や性的描写も含めて初めてリアルに描いた作品といってよく、その先駆性にまず驚きと称賛の念を覚える作品。刃物のついたカメラで殺人を犯し、人の死に際を撮影する殺人鬼というのが、この手の快楽殺人鬼や映画における窃視症(覗き見・男のまなざし)の本質を完璧に捉えていて(原題は「ピーピングトム」)、最初にして最高のキャラとなっており、これもまた凄い。ただあまりに決定的であったために、その当時の観客や批評家にとっては早すぎて理解されず(ヒッチコックの『サイコ』では殺される側の視点から入り殺す側の視点に移る)、また観客に殺人鬼の視点を体験させたり、娼婦など性産業の女たちが生々しく描かれているのも観客にとっては刺激が強く不快であり、当時は忌避されたのであろう。古くならない『サイコ』に比べ、本作にはやや時代性は感じるが、お互いイギリス人で仕事上の関係もあった二人が、後のサイコホラーやスラッシャー映画の原点となる作品を全く同時期に作っていたというのがおもしろい。また『サイコ』と『血を吸うカメラ』を比較するならば、ヒッチコックがイギリス出身でありながらハリウッドの最前線でアメリカ的手法で映画を撮り、アメリカ的な殺人鬼(エド・ゲインその他)をモチーフにしているのに比べ、パウエルがヨーロッパ映画的手法で本作を制作し、イギリス的殺人鬼(切り裂きジャックが有名だが、この映画公開後に登場した殺人鬼も含め)が登場する点なども興味深い部分である。後にヒッチコックはイギリスを舞台にし(イギリスに帰り)、イギリス的殺人鬼が登場する『フレンジー』を撮ったが、その辺りの関係性もおもしろい。

パメラ・グリーンのヌード

ビンナップ役のパメラ・グリーンのヌードシーンは、イギリス映画において、女性の裸をはっきりと写した最初期のものとされている。主人公と性産業の女の子たちが係わるシーンが、今となっては表現は全くどぎつくないがなにか不穏で卑猥なところも、この映画の先駆的なところといえる。パメラ・グリーンは1950年代末から1960年代に最も活躍した有名なグラマーヌードモデル。

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血を吸うカメラ ウィキペディア
血を吸うカメラ IMDb
血を吸うカメラ パメラ・グリーンのヌード画像へのリンク
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Michael Powell Anglo-Amalgamated Film Distributors

パメラ・グリーンがヌードになった映画

フィリス・パメラ・グリーン(1929年3月28日 – 2010年5月7日)。

1960 血を吸うカメラ PEEPING TOM
1961 ヌード・バカンス NAKED AS NATURE INTENDED

死霊の盆踊り(1965/米/92分) 映画の感想

ホラー小説化のボブは恋人のシャーリーとともに、ネタ探しのために深夜の墓場にドライブで向かうが、事故って崖下に転落してしまう。墓場では夜の帝王と闇の女王の主催する死霊たちの宴が催されていて、帝王を喜ばせるため裸の女の霊たちが踊りを見せていた。その様子を覗き見ていたボブとシャーリーは狼男とミイラ男に捕らえられ柱に縛り付けられて宴の生贄とされそうになる・・・。

1980年代、史上最低の映画監督として「再評価」されていた『プラン9・フロム・アウタースペース』のエド・ウッドが係わった作品として発掘され1986年というバブル期初期の日本で劇場公開されビデオ化され当時のビデオブーム、ホラー映画・カルト映画ブームにものって注目されたエロチックホラー。映画鑑賞における年齢制限であるレイティングシステム施行以前の性描写に厳しいヘイズコード時代のアメリカ映画界におけるアンダーグラウンドの「ヌード映画」の一つ。監督はブルガリアの出身のA・C・スティーブンで、エド・ウッドは脚本を務める。夜の帝王役はエド・ウッド映画の常連のクリズウェル。物語らしい物語はなく、金粉まみれ、ゾンビ、インディアン、ハワイアン(とかだったと思う)など様々なシチューエーションと衣装の女の子がトップレスになって踊るのを、大仰で馬鹿らしく意味不明のセリフを吐く夜の帝王と闇の女王の会話シーンを挟みながら、柱に縛られたカップルと同じように、延々と見せ続けられるだけの映画(マジです)。今となっては映画史における資料的な意味でぐらいしか観る価値のない映画でオススメはできないが、セットや照明が意外ときれいだったり(古き良きホラー映画の雰囲気がなんかよい)、出ているダンサーがみな美人だったりで私はそんなに嫌いではない。

パット・バリンジャーのヌード

墓場で捕まる女の子シャーリーと金粉まみれれダンサー役のパット・バリンジャーは、その後ラス・メイヤーの『モンド・トップレス』やセクスプロイテーション映画に出演したりして、死霊ダンサーのなかで唯一名が知られる存在で、普通に美人。彼女の他、様々な格好をしたかなりきれいな女の人の裸踊りが(延々と)見られる映画。

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死霊の盆踊り ウィキペディア
死霊の盆踊り IMDb
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Crown International Pictures

ローズマリーの赤ちゃん(1968/米/137分) 映画の感想

ローズマリーと夫で俳優のガイがニューヨークのいわくつきのアパートに引っ越してくる。そこて出会ったカスタベット夫妻と二人は交流するようになる。夫のガイは、ライバル俳優の不幸で演劇の役を得て夫妻と親密となり、それ以来ローズマリーに赤ん坊を作るよう迫るようになる。ある日夫妻が差し入れたデザートを食べたローズマリーは昏睡し、ケダモノのような何かに犯される夢を見る。しばらくして彼女は妊娠し、夫妻と悪魔崇拝者との関係を調べていた友人の突然の死や出産への不安とが重なり、精神的に不安定になり、自分の子供が悪魔崇拝者たちに狙われていると信じ込むようになり…。

名匠ロマン・ポランスキー監督によるホラー映画の古典的名作。出演者はミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン、シドニー・ブラックマーなど。女性の妊娠への不安や当時のフェミニズム的な風潮と、都市伝説、悪魔恐怖症などとを結びつけ、ポランスキー監督の作家性と演出力の力で、悪魔を「現代」のニューヨークに蘇らせたモダンホラーの傑作。ポランスキーとくに監督初期の作家性はデビュー作『水の中のナイフ』から見られた人間不信の感覚や『反撥』に顕著な人間の妄想や不安心理の描写に見られ、その二つが本作では見事に融合し、監督のとくに心理描写の演出の冴えと相まって、絵空事になりそうな物語を「リアル」な心理的恐怖を感じさせる一級のドラマに仕上げている。私の大好きな(敬愛)するホラー映画の一つ。

ミア・ファローのヌード

ローズマリー役のミア・ファローのヌードは、サブリミナル的なシーンでチラリと登場するが(ハリウッドメジャー映画における初期のヌードシーンの表現として興味深い)、おそらくボディダブル。ロマン・ポランスキー監督は当初ローズマリー役を、シャロン・テートのようなグラマラスな女性にオファーする予定もあったそうだが、この映画における痩せた神経質そうな外観の彼女は、映画のテーマや役の内面とも結びついており、これしかないという配役となっている。この映画におけるミア・ファローは、彼女自体がなんというか一つのアイコニックなアートとなっていて、素晴らしい。

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ローズマリーの赤ちゃん ウィキペディア
ローズマリーの赤ちゃん IMDb
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William Castle Enterprises Paramount Pictures

鮮血の処女狩り(1970/英/93分) 映画の感想

17世紀のハンガリー、夫が死にその権力と財産を引き継いだ老齢の伯爵夫人エリザベスは、処女の生き血が人を若返らせる効果があるのを偶然知る。しかしその効果は長続きせず、彼女は自分の若さを保つために次々と若い女をその権力に物を言わせて毒牙にかけていく・・・。

実在の人物で、ハンガリーの貴族エリザベート・バートリがモデルのハマーフィルム制作のホラー映画。実際のエリザベート・バートリは、拷問器具の「鉄の処女」などの使用で有名な異常性欲者の連続殺人鬼であったが、本作の内容は史実に比べてむしろ控え目。エリザベート・バートリの話の映画化として観たらおとなし目の映画だが、安っぽさはあるものの、お城や当時の衣装や風俗の再現、癖のある登場人物、怪奇ムード、適度なエログロなどはさすが腐ってもハマーフィルムという感じで、こういう映画が好きな人なら及第点が与えられる。

イングリッド・ピットのヌード

ハマーフイルムのホラー映画で知られるイングリッド・ピットが伯爵夫人を演じる。裸がまあまあ出てくる映画で、もちろん彼女もヌードを見せる。実際のエリザベート・バートリのイメージに比べると、本作の彼女の役は異常な人物ながら恋やら老いやらに悩む「人間」らしい面も多少は持ち合わせている。処女の血で行水しているところを見られて〝いや~ん〟する場面がなんか笑えるし、少し萌える。

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鮮血の処女狩り ウィキペディア
鮮血の処女狩り IMDB
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Hammer Film Productions Rank Film Distributors

処刑軍団ザップ(1970/米/83分) 映画の感想

小さな田舎町にやってきた悪魔崇拝者集団に、姉を暴行され祖父が半殺しの目にあわされた少年が狂犬病の犬の血がまざったパイを食べさせ、発狂し暴れまわる彼らにによって町がパニツクに陥るさまを描いたカルトホラー映画。

似たような作品のジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレージーズ』(1973)やデヴィッド・クローネンバーグ監督の『シーバース/人喰い生物の島』(1975)に先駆けて作られ影響を与えたともいわれるが、そもそもロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)の方が先で、その影響力も段違い。『ザ・クレージーズ』『シーバース/人喰い生物の島』に到底及ばない作品という印象は変わらないが、観返してみた際に、本作も独立系の低予算のホラー映画としてはよく出来ている作品だと再認識した。私はホラー映画が好きで慣れている方だが、それでも狂犬病という設定や、狂人の描写、悪魔を崇拝するヒッピーたちのキャラクター(ちょうどチャールズ・マンソン事件が起こったころ)、動物虐待、不条理な暴力、音楽、俳優の演技、残酷描写など、かなり個性的でどぎつく不快で、一種異様なムードが全編に漂っていて、この映画がカルトホラーとして長く見続けられてきたのも頷ける。

リン・ローリーのヌード

本作の素人の出演者たちのなかにあって、彼女はさらにノンクレジットのわき役だったが、悪魔崇拝者の一員の中で彼女だけが明らかに目立っている。悪魔崇拝儀式のシーンでヌードを見せる。彼女が、ちぎれた人間の手首を握ってぼーっと眺めているシーンは本作のキービジュアル。『ザ・クレージーズ』『シーバース/人喰い生物の島』と似たような映画に立て続けに出演し、似たような役を演じ、彼女は映画史に確かな痕跡を残した。

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処刑軍団ザップ IMDb
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Jerry Gross Productions Cinemation Industries

ジキル博士とハイド嬢 (1971/英/94分) 映画の感想

人々を助けるための薬の研究に没頭するジキル博士。しかし彼は自分の研究を全うするには人生は短すぎると不老不死の研究を始める。しかし実験の副作用か、彼は美しい女ハイド嬢へと変身してしまう。研究の継続のために若い女性のホルモンが必要となったジキル博士はバークとヘアという男たちに殺人を依頼し、彼らが死ぬと自らも犯罪に手を染める。彼は後悔するがハイド嬢がジキル自身を支配し始め・・・。

ハマーフィルム制作のホラー映画。スティーヴンソンの原作小説を基にしながら、ハイドを女にしたり、切り裂きジャックやバークとヘアといった実在の殺人鬼の要素を混ぜ合わせたりして物語にひねりが加えられているところがまずおもしろい。またハマー後期の作品で、演出や美術や役者の演技など映画の作りもしっかりしていて、過激なシーンも多く、またエロチックな要素や同性愛的な要素など人間のセクシャリティの問題も浮き彫りにされ(その反面原作に顕著な人間の内なる悪についての言及は弱まっているが)、それなりにメッセージ性もあって、(ホラー映画ファンなら)今でも十分観賞に堪えうる作品になっている。子供の時に予備知識なしに観たらトラウマになるような映画。

マルティーヌ・ベズウィックのヌード

マルティーヌ・ベズウィックは『007』シリーズに二度出演しているエキゾチックな容姿の女優さん。本作でもヌードシーンも含めセクシーな魅力を振りまいている。

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ジキル博士とハイド嬢  ウィキペディア
ジキル博士とハイド嬢  IMDb
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Hammer Film Productions MGM-EMI Distributors

妖精たちの森(1971/英/94分) 映画の感想

ヘンリー・ジェームズの有名な怪奇小説『ねじの回転』の前日譚を描いた映画。前任の家庭教師と召使いはなぜ幽霊になったのか、彼らと少年少女との間に何があったのかを描いている(これはネタバレではないと思う)。

マーロン・ブランドがアンニュイで、野性的で、暴力的な下男を演じ、ステファニー・ビーチャム演じる家庭教師とSMチックな濡れ場をみせる。監督は『狼よさらば』のマイケル・ウィナー。ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』でマーロン・ブランドが演じたキャラの原型のようで、映画史的にも興味深い作品。異様な空気に包まれた作品で、『小さな悪の華』『思春の森』『プリティ・ベビー』など70年代に公開された映画たちに似て、少年少女の性や残酷性についてかなり踏み込んで描いている映画。『ねじの回転』の前日譚だけあってホラー要素もある。死についての哲学的考察と子供の純粋な残酷性が導く悲劇が蠱惑的。

ステファニー・ビーチャムのヌード

表向きは静淑な家庭教師、しかし実際はマーロン・ブランド演じる下男と毎夜変態セックスに溺れる女の役。古い映画だが、セックスシーン、脱ぎっぷりともにかなり大胆。彼女の表の顔と裏の顔のギャップがとにかくエロい。整った顔立ちの彼女が野性的なマーロン・ブランドにSMチックに犯される姿は、現在の目線で見てもなかなか過激。

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妖精たちの森 IMDB
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AVCO Embassy Pictures

ステファニー・ビーチャムがヌードになった映画

ステファニー・ビーチャム(Stephanie Beacham、1947年2月28日 – )はイギリスの女優。

1971 妖精たちの森 The Nightcomers
1973 Super Bitch

悪魔のシスター(1972/米/92分) 映画の感想

ニューヨーク、フィリップはフランス系カナダ人のダニエルという女と知り合い、彼女のアパートに向かい一夜を過ごす。しかし彼はダニエルの双子の妹ドミニクによって惨殺される。そけを向かいの部屋から目撃した新聞記者グレースが目撃し、警察を呼びドミニクの部屋を調べるが死体は消えていた。ダニエルの元夫エミールは医師で彼が証拠を隠滅したのだが、彼と双子の姉妹との間には忌まわしい秘密があり・・・。

ブライアン・デ・パルマ監督の出世作となるホラー映画。出演はマーゴット・キダー、ジェニファー・ソルト、チャールズ・ダーニング、ウィリアム・フィンレイ(『ファントム・オブ・パラダイス』)。音楽はバーナード・ハーマンで、本作は彼が低迷期から抜け出すきっかけともなった。ブライアン・デ・パルマ監督のとくに初期のホラー映画やサスペンス映画は、物語とテクニックの面でのヒッチコク映画への言及とイタリア産のジャーロ映画やホラー映画的な直観的映像表現との融合で独特の味わいを生み出しているが、本作はそれがとくに現れていると感じられる作品の一つ。「フリークス」への都市伝説的な興味や偏見や恐怖をヒッチコックが『サイコ』で扱った他人への人格の憑依と結びつけたアイディアも良い。マーゴット・キダーやウィリアム・フィンレイのおどろおどろしいホラーパートとジェニファー・ソルト、チャールズ・ダーニングによるちょっととぼけた探偵パートとの対比的な組み合わせも良い。間抜けなオチと怖いオチとのアバランスも良い。ちなみに本作は2006年に『シスターズ』として、クロエ・セヴィニーやルー・ドワイヨン(ジャック・ドワイヨンとジェーン・バーキンの娘)でリメイクされたが、話はほとんど同じだが、オリジナルと比べとても誉められた出来の作品ではない。

マーゴット・キダーのヌード

マーゴット・キダーは『スーパーマン』の快活なロイス・レイン役で有名だが、出世作となった本作では彼女の出生とも近いフランス系カナダ人役で、白痴美的というかヌードシーンも含め一種独特の妖艶さを醸し出している。リメイクの『シスターズ』では、クロエ・セヴィニーとルー・ドワイヨンもヌードを見せている。

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悪魔のシスター ウィキペディア
悪魔のシスター IMDb
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Edward R. Pressman Film Corporation American International Pictures

ウィッチング(1972/米/83分) 映画の感想

子供の死産に苦しむローリーは夫のフランクがおもちゃ工場のオーナーケイトに雇われ、彼が支配する街に二人で向かう。その途中で二人は交通事故に遭遇するが、二人が提供された家はその事故で亡くなった女が住んでいた場所だった。ローリーは街に子供がいないのを訝しがりしばしば不可思議なビジョンを見、ケイトにも不信感を募らせるが、実はカトーは悪魔崇拝者でローリーの特殊な能力を利用して自分の死んだ息子を黒魔術の儀式によって蘇らせようとしているのだった・・・。

パメラ・フランクリンとオーソン・ウェルズが共演!するホラー映画。監督は『戦慄!プルトニウム人間』や『巨大生物の島』(パメラ・フランクリン出演)のバート・I・ゴードン。『ローズマリーの赤ちゃん』などの影響も感じる現代社会に潜む悪魔崇拝者たちの物語で、山羊頭のバフォメットや女の裸がわんさと出てくるサバトっぽい儀式とか、生きたままの埋葬とか、火あぶりとか、こけおどしのネズミの群れとか、そういった要素が好きな私はなんとか楽しめたが、ホラー映画としては凡庸。パメラ・フランクリンとオーソン・ウェルズが共演しバート・I・ゴードンが監督しているジャンル映画として映画史的観点から多少は意味のある映画だとは思うが、DVDの画質も悪く、一般の映画ファンにはおススメできない。

パメラ・フランクリンのヌード

『ヘルハウス』やら『女子大生・恐怖のサイクリングバカンス』やらパメラ・フランクリンのジャンル映画への出演率は高いが、本作もその一本。普通にカワイイ。悪魔崇拝の儀式で脱がされたり、全裸での火あぶりのビジョンのシーンだったり、彼女のサービスシーンの多い映画。

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ウィッチング ウィキペディア
ウィッチング IMDb
ウィッチング パメラ・フランクリンのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。注意ください。)
Cinerama Releasing Corporation

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