シドニー・スウィーニー

シドニー・スウィーニーのヌード 観察者/恋するプリテンダー

シドニー・スウィーニー

観察者(2021/米/116分) 映画の感想

若い恋人同士のピッパとトーマスは、モントリオールのアパートに引っ越し同棲生活を始める。向かいのアパートには写真家らしきハンサムな「男」とセクシーな「女」のカップルが暮らしていて、ピッパとトーマスは二人のセックスを覗き見、部屋に盗聴器をしかけて彼らの生活を観察する。「男」は「女」がいない間にモデルと浮気を重ね、ピッパをやきもきさせる。ある日検眼士であるピッパの勤務先に「女」が訪れたことを機に、彼女は「男」の浮気を「女」に知らせようとするが、これ以上他人のプライバシーに介入したくないトーマスはそんな彼女と対立し、アパートを出ていく・・・。

Amazon MGMスタジオ製作のエロティックスリラー。配信専用映画。監督はマイケル・モーハン。主演はテレビドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』に出演しブレイクしたシドニー・スウィーニー。その他の出演者にジャスティス・スミス、ナターシャ・リュー・ボルディッツォ、ベン・ハーディら。ヒッチコックの『裏窓』やヒッチコックに影響を受けたブライアン・デ・パルマ監督作品にインスパイアされた作品。といっても映画の大半は向かいの住民のセックスに興奮する若い男女のたわいのないエロ話と他人のプライバシーに介入したことで生じた報いを主人公が受ける退屈なドラマ部分が占めていて、ヒッチコックやブライアン・デ・パルマの作品のようなハラハラドキドキするような場面はほとんどない。ただ残り数十分になってからの物語の展開にひねりがあり、それが映画の大半が単調で凡庸であることでかえって予想がつかず意外性を感じ、伏線の回収もしっかりしていてそこは良かった(監督の演出力は凡庸)。

シドニー・スウィーニーのヌード

有名俳優を出演させ、脚本の出来もわりとよく、予算もそこそこかけて制作された作品であるが、中身は薄く、その一番の売り物は主人公であるシドニー・スウィーニーの大胆なヌードをはじめとするエロシーンであるというあからさまなセクスプロイテーション映画で、その部分では及第点(ナターシャ・リュー・ボルディッツォ他、女優さんのヌードシーンの多い映画)。

参照リンク

観察者 ウィキペディア
観察者 IMDb
観察者 シドニー・スウィーニーのヌード画像へのリンク
(18禁画像、日本の法律の範疇外の画像がある場合もございます。ご注意ください。)
Divide/Conquer Amazon Studios
観察者 Amazonプライムビデオ

恋するプリテンダー(2023/米/103分) 映画の感想

ロースクールに通うビーは、ハンサムな金融マンのベンと出会い二人は一夜を共に過ごす。しかし、ビーは彼女が帰ったと思ったベンが放った一言に傷つき二人の関係は終わる。半年後、二人はお互いの親族が結婚することになって再会し、結婚式に出席するためにシドニーに向かう。そこには二人の元カレと元カノもいて、ビーの両親は元カレとビーを復縁させようとする。それを避けたいビーはベンに恋人同士のふりをするよう提案し、元カノの気をひきたいベンもそれを受け入れるが、恋人の「ふり」をしているうちに二人の愛情が再燃し・・・。

シェイクスピアの戯曲『空騒ぎ』をもとにしたロマンティック・コメディのヒット作。監督は『俺たちチアリーダー!』のウィル・グラック。出演者はシドニー・スウィーニー、グレン・パウエル、アレクサンドラ・シップ他。恋人同士のふりをしている男女が起こすドタバタとその二人が本当の恋人同士になっていくという古典的な展開が今どきの映画としては珍しく、演出もみているこちらが恥ずかしくなるぐらいベタなものが多いいが、そのシンプルさやストレートさが逆に新鮮で心地よく、難しいことを考えずに楽しめた。ただ全体的に二人をとりまく人間関係の描写がきれいなマネキンが置かれたモデルハウス的というか、個人的には薄っぺらく嘘くさく感じられ、なにかこそばゆかった。

シドニー・スウィーニーのヌード

よく出来たロマンティック・コメディであるが、新鮮味や中身は薄く、一番の見せ場がシドニー・スウィーニーやグレン・パウエルの水着ややラブシーンであるというところが『観察者』に似ている(露出は少な目)、シドニー・スウィーニーの性的な魅力あっての作品。

参照リンク

シドニー・スウィーニーがヌードになった映画

シドニー・スウィーニー(Sydney Bernice Sweeney, 1997年9月12日 – )はアメリカ合衆国の女優。

2019- ユーフォリア/EUPHORIA Euphoria
2021 観察者 The Voyeurs
2023 恋するプリテンダー Anyone But You

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